管理人サイト総合まとめ

site data


2019/09/15 

ガチャピンネタもう一発考えたい……音楽オジサンの赤い雪男にお株を奪われたままでは悔しい……!!というわけで、地域に伝わる蛇の逸話をやりましょう。実は昔話なのにちょっと十五禁なお話です。


ある村の猟師が獣に襲われているヘビを助けました。「かわいそうなので放してやりますぞ」蛇はにょろにょろと木陰に消えて、猟師は(エエことしましたので今夜はぐっすり眠れますぞ)と家に帰りました。しばらくすると、コンコン、コンコン。「夜分遅くにすみません」戸を開けるとそこにはベリーキュートな全身ピンクの恐竜が!「どちら様」「野良ガチャピンです」「……雪男はタイプですか?」「赤は嫌いです。毛を青く染めるなら考えてやらぬこともない」。青い毛むくじゃらとピンクの出っ歯は一緒に暮らし始めましたとさ。

猟師は献身的なガチャピンにすっかりベタぼれでございました。特に彼女が作ってくれる料理、お弁当やお味噌汁は格別でございました。「どこで料理を覚えたのですか?」「前の夫がミュージシャンで……地味な家庭仕事は全部私まかせなので、逃げて参りました」「ぐぬぬ、けしからん!」猟師は見たこともない野良ガチャピンの前夫に嫉妬を隠しきれませんでしたが、ジェンダーの問題の前に種族としての壁があったので、(ガチャピンは私のこと、どう思ってるのか聞きたいですぞ……)とモジモジしておりました。

くる日もくる日もガチャピンは料理を拵えてくれます。しばらくすると猟師は(ガチャピンが家にいてくれるだけで、それだけでいいですぞ)と都合のいいことを考えておりました。その日は少し早めに狩りを終えて、「いいカモが手に入ったので鴨なんばとかリクエストしちゃいましょうかねぇ!」と喜んで帰ると。家の中から何やら怪しげな声が。「あっ、いやっ。あっ、あっ、ああーん!」(そ、そんな。ガチャピンに限ってそんなまさか。大人のお友達の数が圧倒的な時代とゆうても、こらんぷらんす的にまずいですぞ!)猟師はカモをさばいたりで時間を稼ぎ、中のドタバタ音は聞かないように努力して、そっと戸を開けました。「たっ、ただいま帰りましたですぞー」

「……お帰りなさい、今日は早かったんだね」ガチャピンは微かに汗ばんでいるように見えました。いつものピンク色もほのかに赤い気がします。(男を連れ込んでる様子はないですぞ……)猟師はグツグツと煮えている鍋を覗きこみ、「カモを獲ってきたので、早く一緒に食べようと思って」と言うと、泣きそうな心地に気づかぬガチャピンは「まあ! ちょうどよかった!」とイソイソ料理をし始めました。(きっと何かの……間違いですぞ……)猟師は見てみぬフリをしました。しかしそれから仕事に身は入らず、家の外で艶かしい声を聞いてはさめざめと泣く日々が続いたので、いつしか猟師はゲッソリとして、自慢の毛並みを染めなくても青色に変わるほどになりました。逆にガチャピンはホッソリとして、なんだか艶かしい。いよいよ猟師の元から去ってしまう日も近そうです。

そんなことが何度も続いたある日のこと。猟師は我慢しきれず、「ガッ、ガチャピン!ATMでもキープ君でもなんでもいいですぞ!しかしその雪男とは別れて!!」と戸を開けると、そこにはガチャピン……ではなく、大鍋から溢れそうな大蛇が。「あっ、あっ、あーん! 熱い!熱っ!」完全にゆで上がって、緑のヘビ革がピンクに染まっております。「熱……でもこれもあの人に美味しいご飯を食べてもらうため……」大蛇はぐったりとして動かなくなりました。猟師が慌ててヘビを大鍋から救い出すと、ゆで上がったガチャピンが「いいダシ取れたから……今夜はスキヤキ……」ガクッ。「ガッ、ガチャピン!!」「生きてる、生きてる。早くスキにして……」猟師は見よう見まねでスキヤキをこしらえ、疲れきったガチャピンを献身的に介護して許しを乞うたので、緑の恐竜と赤い雪男には今の主従関係があるそうです。おしまい。

↓ガチャピンは日常系が至宝です。世の中に溢れる爽やかな朝の画面映えルーティンに一石を投じております。
ガチャピンののんびりな休日を1日密着!!
暑い日のガチャピンに密着!

↓ガチャピンもイケメン度を発揮。怖い五歳児だ……本当は男女共に頼りないくらいがモテモテなんですけどね!
【男子必見!】明日使えるモテ仕草あるある!

← top →



prev | next

カレンダー
<< 2019年9月 >>
  月 火 水 木 金 
  1  2  3  4  5  6  7
  8  9 10 11 12 13 14
 15 16 17 18 19 20 21
 22 23 24 25 26 27 28
 29 30               
カテゴリ
月別アーカイブ


data

サイトにもどる


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -