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2019/05/17 |
##amz_B0170CM7WY#S# レビューしてませんでしたね。「あれでしょ。骨董でしょ。お金有り余ってる人の気難しく小難しい内容でしょ……」と思ってまだ買ってないわ! って方に是非オススメします。器そのものは何がいいのか悪いのかわからないけど、とても面白かった。写真がいいので何か特別なものに見えてくる。古いものって、物語性も含めてるから素敵に思える。みんながこぞって集めるアイドルや二次元のブロマイドだって、端から見たらナンジャコリャですけど、物語性あるでしょ。えっ。私? 私はそりゃちょっと老け好みなだけでいたって普通ですって(私の中では)。 神山さんの私家本からの抜粋らしいんですが。ハゲを自らいじったり、師匠の白洲正子先生と「よこしなさいよ!」「イヤです!ムリです!師匠そっちもらったじゃん!」「フンだったらそっちは所詮お手塩ね」「エッそんなひどい」というやり取りがあったり(女師匠に振り回される構図だけで面白い)、編者が天才的なページを抜粋してきます。私家本一目お目にかかりたいな。 物への距離感など共感するところが多かったです。古いものだからいい、値段が高いからいい、名前のあるものだからいい、あるいは悪い……いまはどちらも流行りませんから。今年は自分のほどいい、ちょうどいいを探している最中です。 草臥れて 華の馨るや 熟女かな……私も大概くたびれてきたので骨董扱いされて何処かに貯蔵されたい。ナニッ、仔犬の茶碗だと? ぐぬぬ。 秋に試験があるのでお休みしてますが、またね。 |