site data |
2019/09/14 |
魚のヤラセ問題で思い出したんですが、映画釣りバカ日誌で「釣りたての魚がどう見ても死んでる」みたいな物言いついたことありましたよね。「黒澤明なら同じ時間で百匹はさばいたろうし、北野武なら骨だけ残して海に戻したろう。食育と称して生け簀で育てた上で、描き終えたら食べそうな隠れサイコパスは宮崎駿だけだ」という話になったことがありまして(ネタにしやすいだけで他意はない)。 「とりあえず絵的に面白いの集めたいから」という理由で山田洋次が全部試そうとするのを、西田敏行が泣いて止めるまでがドキュメンタリー。「すみません。もうさばいちゃいました」とスタッフに言われたら「では仕方ない。お命頂戴いたしまする。……ウマい!」と天を仰いでフグ毒にヤラれたところでフィナーレ。最後に米印で「映像美を追求するため演出上のヤラセがございましたがご理解ください」と元気な魚の姿を映す。どうでしょう。物言いつけられるものならつけてみなさい。 |