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2019/07/04 |
言葉の壁と向き合っている。少し薄暗いものに触れすぎたのだろう。気づけば痛烈なものが蔓延している世の中だ。kioさんの小説は、いつも大切な何かを思い出させてくれる。少女の自分がそこにいる。見てくれが変わっても中身は小さいおんなのこであったり、おとこのこだったり、そのどれもだったりするのだ。 女の子という存在について私も書きたいが、なかなかまとまらない。 |
2019/07/02 |
kioさんの六年零組の特別課題がカクヨムに公式レビューされたので、ゆっくり読んでいる。私は心の小夜子が最近とてもいとおしい。 ここ数日、自分の中にあるモヤモヤがどうにもならず、｢まさか若年性更年期？｣と名前をつけて無理やり問題視しようとしたが、おそらく違う。｢キチンと生きなければ｣という圧力鍋の中で育つ、心の小夜子が今日もどこかで泣いている。kioさんのブログもオススメである。学校という場所はやはり難しい。私も美容院は行けない派なので、基本はセルフカットで生きてきた。今は便利なサイトや動画もあるから、調べれば自分でいろいろできるよ！ と教えてくれたのも彼女である。 私はハタチくらいまでオシャレをしたことがなかった。わりとどうでもいいというか、あまり口にしてはいけないとされていること、髪の毛を抜いちゃうとかね。メンタルの吐き出しに使う気はないので、ほどほどにしておくけど。眼鏡は常時壊れていたのでセロテープ、いじめられても仕方ないような扮装で高校は卒業した。笑われてもどうでもよかったので、ハリー・ポッター★とか誤魔化して。もう本当にギリギリだったから……バイトする時間はなかったので、古本や雑誌の懸賞をゴニョゴニョしてお金をつくったり。携帯電話とかパソコンが買えなかったので、相対的貧困？ たぶんあれに該当したんだろうけど、クーラーない、洗濯機ない、冷蔵庫壊れてる、今日も電気止められた、奨学金まだ払う、みたいな笑。スカートをはくのが悪いことのように感じていたり、ピンクの小物が持てなかったり、起きたらアインシュタインのまま登校したり、いろいろだったな。でも本は大好きだったので、十円の本を山ほど買って、図書館はしごしてた。何かモノを書くつもりは全然なくて、読むためにサイト登録したら勝手にサイトが出来てたことが最初です。読むのが本当に好きなのね。いつでも誰かの何かを読みたい。読むために生きたい。 面白いことにブログの文章というのは本人像とは全然違うことが多く、kioさんは人畜無害で可愛らしく、とても控えめでおとなしい人です。お菓子を焼くのが大好きで、手作り雑貨も得意。しかしある日のこと、女の子特有のいやらしい軽口の中に巻き込まれた私の手を握り、キッ！ と反論して庇ってくれたことがある。とても勇気のある人だと思った……私は私で口が軽いため、仲間はずれにされたとしても｢自業自得だなあ｣と諦めてきたのに。思春期は一時的にはツラいこともたくさんあるが、その後の人格と踏ん張りを大きく左右すると思う。 私も学校は嫌いだ。中学の二年間を捨ててなかったらと思うとかなり怖い。｢学校に行かないやつは甘え｣という当時の風潮はどうかしてたし、たまに公園で子供を見ると同じ空気を感じる。でも一方ではボール遊びの相手がいなかったり、スマホもゲームも買えなかったり興味もなかったり、経済的に圧迫されたり、特技もなんにもない。親に問題があるからと、親自身も家の中で心の問題をかかえて苦しんでいたり、それを｢なんて酷いやつだ｣となじられたら、子供は……虐待されている子供も、親のこと大好きだったりするのね。それに全くよくわからないのが、健全ってなんなのか。その品位や意識って、そろそろ見直してもいいですか？ ……みたいなことが、世の中たくさんあると思うの。テレビのモザイクもさ、隠して隠して逆に卑猥だなと思うし。あれはめちゃくちゃ見たくなる。確かに仕方ないんだろうけど。格差も能力差も病気扱いのものも明らかに増えてるし、いや本当に病気の場合でも社会的な重圧がとにかく似ている。ミニマリストもこの間貶しといてなんだけど、別に病気ではないし悪いことじゃない。ヴィーガンとか肉食とか健康だし。潔癖症は本当に悩んでる人もいるし、単なる掃除好きもそれはそれだ。低血圧は天候が昔と違うのに一緒なわけないから、朝起きられない人の薬は麻薬より多く出されてたりするし。高齢無職も多かったけど、それをゲームや児童ポルノのせいにしてみたり、残虐映画のせいにしてみたり……これの繰り返しできりがない。クレーマーは全体の0.1％らしい。 どの学校でも、ひょっとしたら運よく友達ができるかもしれないから、不登校の子も休み休み行けるような仕組みがあればと内心思う。体が弱い子専門の、週一回だけの場所とか。あるにはあったけど地域内だったからなあ。通信制とか夜間学校も増えてるという記事を読んだけど、若年性介護で高校出られなかったりした人や、LGBTの教育で躓いた人の途中入学とか、若い頃はアイドル活動や夜の仕事で入れなかったけど、もう一度勉強したい人のための仕組みがたくさん出来れば……少子化で大学が潰れる前に、もっと違うアプローチが出てくるといいなと思います。YouTuberのコミュ障集団とか、性的なことについての真面目な動画とか、今すごく面白いし。そのうち規制が入るだろうけど、動画もいいなと思う。馬鹿げたものもあるけどコメント欄がすごくいい。きちんと議論になっていたり、何がおかしいのか、どういうところを正していけばいいのか、過去の事例や経験から話している。一周回って健全になる日がくると聞いてたけど、こういう形とは全然思わなかった。ただ、｢言葉にしない人、できない人はいないのと同じ｣という風潮はいけない。｢主張したもん勝ち、弱者だといったほう勝ち｣では平行線だから。 |