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2016/11/12 |
こんばんは。今日は母親も限界っぽいので、映画『君の名は』連れていきました。マチコマキちゃうで。年配の気難しそうなおじさんが「よく出来た映画だ」と漏らすほどよく出来ていました。泣くというよりホッコリした。そうねーああいうことは、皆あるはず。忘れているだけよ。家に帰ってから祖父ともそんな話をしました。逝きかけてるぶん素直だな(オイ)。 映画館は『マエストロ』以降、久しぶりだった。関西なので、阪神の震災のくだりで皆鼻を啜らせてね。西田自伝に『二十四の瞳』で泣いたひとの話があったんだけど、私も子供のころ太秦映画村か小豆島で見て、号泣して。終わったあとに「うるさい! 静かにさせんか!」というオジサンと、頭を撫でてくれる大人の人がいた。「君はおかしくないんだよ。あのオジサンがバカなんだよ」って。そうよねーあっちがバカなのよ。その感想文で賞をもらったもの。 バブルの頃は、すでに大人の感性に歪みが出てきてた。今日の会場は本当にいい雰囲気だったなあ。こういうものが流行るならまだ大丈夫だろうと思えるし、自分に歪みが出てきても違う方向を示してくれる人が必ずいるんだと信じられます。DVDでもいいけど演出がハッとする作品だったので、機会があれば劇場でご覧ください。 |