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2018/10/03 |
柳美里さんが面白い試みをずっとしている。漣さんのガロ全巻売った話を読む。私も高校を卒業してから一万冊ほどになっていた蔵書を、最初に一冊売って涙したのを思い出す。これは本当に安かった。肩が抜けるような思いをしながら何十往復。本に埋もれて死ぬのが夢だった。総額一万円に満たなかったのではと思われる。しかし魚屋でもないのに小さな冷蔵庫で魚を腐らせてはいけない。そのとき冷蔵庫さえない生活であったゆえ、サックリと手放した。いろいろ楽になった。欲しくなればまた買えばいいだけの話である。このとき古本屋で400円で買った『霊応ゲーム』が十万円になっていたが、本好きの方にあげた。執着は消えた。しばらく『せどり』のようなことをして生活した。 このサイトでは禁止されてきた物言いをしたことが何度もあるが、幸いなことに「それはダメでしょ!」という意識が一瞬とんできても「そうね。ごめんね。でもこれで書くわ。意識に残らない言葉では皆すぐ忘れちゃうし……」と言い聞かせると、フッと離れてくださる。機会もなく謝れもしないが、本当にごめんなさいね。……そこ、葛藤しなくてええからね。「コイツろくでもないやっちゃ」でええんやで? 続きに祖父の戦後→ |
2018/10/03 |
表紙のアインシュタイン(in西田さん)について書いておきたいが、うまく言葉に表せない。日本に対して祖国に対して、あれほど深い悔恨を持っている人は他にいたのだろうか。……国内での小さな火種は、十年、二十年以上かけて次の被害をもたらす。まぁこの話についてはよそう。それより動物なり植物なり可愛がり、どのような形でもよい。人と話そう。 こっちは祖父の話の続きである。何回か分けて書けるときに書いとくわ |