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2022/12/09 |
まさか今になって六根清浄祓詞やり直すことになるとは……美術系の学校ってかなり特殊で、私は高専卒ですから大学や専門学校はわかりかねますが、宗教もわりとしっかり勉強させられるんですね。ほら、どこの国でも最終的に残ってる美術って、結局ほとんど宗教画でしょ。全然携わってなかった、という話はあんまり聞かないっていうか。小説家は嫌ってたってケース多いですけどね。 で、思うところあって神道やってまして。仏教も人から薦められて嫌々はじめてなぜか詳しくなったという感じだったんですが、こっちは自発的に「ああいやだけどなあ……やり直すか……」となりまして。 ちなみに六根清浄はテスト散々だったな、とか。むーげんにーびーぜっしんにー。古文漢文数学歴史より、日常には絶対いらんかもしれんテスト勉強が世の中には当たり前に存在する。進路に迷ってる子供には言っておきたい。書けなかったその設問、丸のつかなかったあの勉強。別にたいしたことではない。理由や動機や周囲の圧力でやらされたと思ってるかもしれないその知識、おそらく無駄ほど貴方だけの役には立つ。真剣に取り組んで勉強した時間は無駄じゃない。受験生まじガンバ。 それはそうと、お母さんいわく「おばあちゃんの口癖だったわ六根清浄」とポツリと言うので、やっぱりやっとこうかなと。 体感として日本では「宗教持ってないよー」というタイプほど急に仏教すすめてくるパターンが多いので、厳密に言うと所属がないだけで皆何かしら哲学を持ってるやろなとは内心思う。でなきゃ誰も見てもないのにゴミ拾いはせんやろなって。注目されると逆に「偽善的かもしれん……」とやめちゃう謎現象があったりもするし。そのサービス精神を最大限利用したろと悪徳商法ブラック企業がのさばっちゃったり。自己責任論でやらない人を責める傾向もやっぱりあるんだろうし。 まあ誰でもそうだろうけど、狭い世界の知らない特殊環境を一刀両断した上でしゃべってる気もするので、人の感情や会話で起きる諸々の軋轢に関しては、なんとも言えないよな。私だって明日には意見が変わってる可能性があって、ぶつかりを避け続けても乗り越えたい課題って、生きてる限りわいてくるから。 あ、すみません……えっとリアルではおじいちゃんの件で現実が襲ってきてまして、急に六根清浄思い出した次第です。特に覚えるとか勉強する必要はないくらいの内容ですが。おそらくそらで覚えて意味があるかってタイプのお経じゃないんかなって。不勉強ですけども思った次第っす。 仏教や神道自体の歴史がややこしすぎるせいで、たぶん初見だとこの手の文章自体が意味わからん人が多いと思う。ただ手に取りやすいし、たぶん入り交じってる時代にできたお経のひとつなので、読むだけで「ん? 仏教神道ってああこういうことか。やってみよ」みたいに急になる可能性がある。ちなみに初手「これやる意味わからんし、こんなこと大真面目にやってた時代があるんか……」くらいに思ってて、今年20年で急に思い出した。 精神安定せんのよーとか寝られへんのよーとか、宗教持ってないけど頼れるところないのよー、って方は気になったら検索してみてね。ロッコンショウジョウ。あと単純にこの手の勉強はいやいやでも多少やっとくとカルト避けになったりします。この手のことを生徒に熱心に教えてくれた女先生は、道を歩けば宗教に勧誘されるタイプの小さくにこやかで明るく可愛らしい中年先生だった。中身とのギャップがすごく面白い先生だったから大人気でした。 |