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2023/11/30 |
4年ほどクロスステッチやってるんですよ。中級者者向け11ct50×40くらいのものを年1枚ペース。早いときは2ヶ月くらいで終えるけど、日常やってる限り波があるので亀の歩みで。 絶対途中で「あー! もうやめやめ!」ってなる気がしてるので、14ct60×50くらいのものを10枚くらい買ってあるのね? 何目とか数えると仕上がらないことがわかったから、適当だけど……届いた瞬間は嬉しかったんだけど、どれから手をつけていこうかってなってる。※14ct(カウント)というのは1インチ(ほぼ2.5センチ)に14目ということ。針刺しのカウントが25ctだが1年かかりだった……。 あとロシア刺繍とかウクライナ刺繍とか、その辺り円安の影響もあって、早めに買っててよかったって気持ちも正直あるのね。運行の関係で価格がグッと高騰してて(流通経路によるけれど二倍三倍くらい? で、今は少し落ち着いてきてる)。イスラエルの事情は全然頭に入ってこなくて、近くの国の話ばかりだなって感じだけれど。ごめんなさい。 夜中に、気候変動とかいろいろなニュースの傍ら、バッハの生まれ変わりみたいな見た目のチェリストのおじさんが重々しくバッハを弾いててさ。日本でも戦争の影響下で文化芸術を先に守ってくれた国があって、その後に生まれた子供たちの心に「つながりってありがたいな」って気持ちが微かに少しずつ芽生えたと考えるほうが自然な流れがしてきてて。軍事下の人形とか。ダンスとか。歌とか。音楽とか。 やみくもに「こんな酷いことを繰り返してはならない!」って報道を流しても、自分が生まれるずっと前の話では、心に暗いものを抱えている人の心に火をつけてしまうから。平和のための取り決めで、おそらく半世紀くらい先に「あれは誤りだった」というような結果が待っている。なぜかはわからないが、たとえそうあったとしても、それはそれでどうしようもないような気がしている。 でも、何かはのこると思うから。そのとき自分は年をとって、淡い夢とか希望とか、すがることさえどうしようもなくなってて、骨つき皮のご老体になったとしても。……なあ。1世紀近く生きて、おそらくあと数年ほどで灰になっても。 13年しかなかった満州という、名前も言ってはいけないような幻の国に。貴方も、心を置いてきてる気がするもんなあ。おじいちゃん。 |