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2018/06/10 |
アウトレイジ以降、バイオレンスでないものまでバイオレンスという表現が多用されて大変見苦しい。スプラッター、エログロ、ナンチャッテホラーと書いてくれればそこまで腹は立たないものを。私は疲れている。バイオレンスって本来そんなにグロいれないよ。グロはスプラッターの分類だったよ。 母親はホラーの大好きな人で、幼子には見せないような映画も「私が好きだから」と隣で見るはめになった。変に隠すのはおかしいという母心である。隠してほしかった。しかし一昔前のアメリカンホラーやスプラッターは非常にセンスがよく、たとえば「木こり」という一文字で日本人がつくるホラーは「与作に手足を切られる」程度のなんの捻りもないスプラッターである。これがアメリカンだと、 木の中に女を入れる。女が叫ぶ。足から順に木こりが木を切る。女がひときわ叫ぶ。腹に差し掛かって更に木を切る。女がますます叫ぶ。木こりの顔が蒼白になる。最後は頭だけになった女が叫ぶ。「どうしてくれんのさ!ハイヒール履けなくなったじゃない!」 ものすごく怖いんですよね(想像の範疇を越えているから)。同じグロでもそんなのまた見たい。 |