ゆめいろのえのぐ
2013.04.08 20:32 [ イラスト ]
和風イラストを描いていて、常々思っていたのが「着物の質感」をどうやって出すかってことなんですけど…
私は基本カラーイラスト描くとき、アナログならマーカーもしくはAqyla(アクリル絵の具)、CGはGIMPで主にアニメ塗りしてるんですけど、「和」の雰囲気がなかなか出せなくて悩んでます。
勿論、マーカーを重ね塗りしたり、色鉛筆で柄を描いて見事に着物を描き上げる絵師さんもいらっしゃいますけど。
そこで考えたのが水彩絵の具。
誰でも一度は使ったことがある最もポピュラーな絵の具ですね。
だけど私が一番苦手な画材なんです(泣)
別に水彩画が嫌いって訳じゃなくて、描くのはすごく好きなんですよ。
絵の具は色々手間が掛かるけど、描いてるときはテンションMAXですごくわくわくします。
でもこう…絵心が全くないというか、色々と酷いんですよね…。
私はどちらかと言うと淡いタッチよりも、暗めの色でベタッと塗る方が好きなんで、水彩絵の具もつい同じ塗り方をしちゃって失敗するんです。
水で伸ばして描くというのがどうも性に合わないみたいで(汗)
アクリルも基本同じはずなんですけどね。
私はアクリルで描くときは水をほとんど使わずベタ塗りしてます。
まあそんな訳でして、中学に入ってからアクリル絵の具か油絵の具しか使わなくなったんですけど、今回12年振りに水彩画を描いてみようと決意しました。
が、長いこと押入れの奥に押し込んであったせいか、水彩絵の具のキャップが完全に固まって何をやっても開かなくなってしまったので、「ゆめいろのえのぐ」というフリーのペイントソフトをお借りして試し描きしてみました。
東京工科大学メディア学部の研究の一環で開発されたソフトだそうで、本物の絵の具と同じようにパレットで色を作りキャンバスに塗ることができます。
実際使ってみたら、本当に水彩絵の具で色塗りしてるような感覚でした。
パレットだけでなく水とスポンジも用意されていて、描き方はほとんどアナログと同じ。
でもアナログと違って失敗してもワンクリックでやり直せるのですごく便利です。
慣れないと着物は描けそうにないけど、とっても使いやすいソフトなので、これから少しずつCGの水彩画を描いてみようかなって思います。
興味のある方は、是非一度ゆめいろのえのぐを使ってみて下さい。