男は黙って魚鱗陣
DNAのなせる技とでも言うのだろうか。二郎が連れてきた自分たちよりもいくつか歳上の男が、二郎の兄であるというのは一目でわかった。いや、兄だとわかったのはこの前遊びに行った時に二郎が袖を萌え袖どころかガリバートンネルにしていたサイズがでかすぎるパーカーをその人が着ていたからだ。
二郎と違ってパーカーを感心するほどカッコよく着こなしている二郎の兄は一郎と名乗ると、ニッコリと笑ってパーカーのポケットから俺と次郎とで暇を見つけては頭を突き合わせてプレイしてるゲーム機を出してきた。
なるほど受けて立ちましょう。
俺も鞄から愛機を取り出した。
合意と見てよろしいでしょう / 山田 二郎
5月が終わろうとしていますね。
昨夜はお家でテニミュということで、全国大会のプラチナペア戦を見ました。
全国の頂上決戦で、あのペアが青学ゴールデンペアの前に立ちはだかってるのがすごい胸を打たれました。あの時あの場所での最強は丸井と桑原だったんだよ。としっかりと言われてもらっているようで。
というか、あそこから後半にある完全ミュージカルオリジナルの卒業式での一コマはあまりにも丸井と桑原の二人のダブルスの完成と完結を表していて、人生の通過点にすぎない中学時代を美しくしてるんですよね。ああ、考えただけで涙が目に滲む。
私の話をしよう
ツツジの低い花壇を挟んで交わす会話は始発点からズレることのなく、私が起こした愉快犯の話であった。
あらゆる場所でなにも前触れもなくその場にいる全員の携帯が同時にワンコール鳴るだけ。ネットニュースの一行を飾るだけのささやかな事件だ。
彼、彼女あるいはそれ、花壇を一つ過ぎるたびに姿を変異させて、Xと名乗ったその人は私しか知らないはずの事件の全容を述べていく。
「それで、最後のいたずらのために君はここに来たわけだけど。こんな老人しかいない団地でそこらの携帯が一度に鳴り出しても派手なことにはなりそうにないよね」
ようやく足を止めて、こちらを向くXは私の姿をとっている。
「どうして?」
尋ねてくる私に、私はにんまりと笑ってみせた。
「私なのにわからないの?」
夢小説百景 怪盗X(ネウロ) 私の犯罪を私に代わって解説してくる怪盗
図書館で新しい作家との出会いも難しくなり、やることと言えばネトフリを見るぐらいしかないのですよね。
というわけで、狂ったようにニューヨークであるにもかかわらず「「「「「暇」」」」」しか起こらない
警察署コメディドラマであるブルックリン99を延々と見るようになってしまいました。
そういえば、ジャッカル桑原のシングルを聴きました。
丸井が横にいることが前提の曲でかっこよかったです
鉄がない
貧血の時期になりました。
今週に入ってから一気に来ました。つまり夏ですね。
ブルックリンナインナイン
暇さえあればネトフリでブルックリンナインナインを見てる
新垣さんと伊藤健太郎お兄さんと楠さんの吹き替えに癒されてる場合ではないと分かっていても延々に見てる。平和だから
強風
地下鉄のドア開けたまんま走行されると風が容赦ないですね。
暇に明かして、乙女ゲームを積んでいるのを消化しています。
夏空のモノローグをとりあえず感想しました。
今までヒロインが攻略キャラ達に行ってきた、救済というものを、夏空のモノローグではヒロインが攻略キャラ達に行ってもらう。といういわば逆転のゲームだったのですが、立場が違うだけでこんなに癒されるのですね。と泣きながらプレイしました
奈落の底の眼鏡
▽水底のあぶく/村上鋼/C級隊員モブが思わぬところで村上鋼くんと接触する風景をお願いします
暗闇の底に落ちたような絶望に打ちひしがれていると見せつけるように、彼女だったその人は非常階段の踊り場で蹲み込んでしまった。
何度かキスをしたことがあるつむじを揺らしながら「もう死にたい」と嗚咽混じりに言うが、それはこちらのセリフで蹲み込んでしまいたいのもこちらの方だった。
川の流れでも見るような眼差しが上から注がれているのだ。
物を語らないそれに向かって言う言葉が、今の俺には湧いてこない。
8年使っていた眼鏡を洗濯機の層外の奈落に落としました。
連休最終日ですね。
2020年5月5日
更新
腥 chapter02 カフェイーグル 4次回、モブ回です。私の大好きなババア(ここでは作中屈指の強さを誇る人物という意味です)に
しばらくお付き合いいただければ幸いです。
縮めないでディスタンス
Good luck/跡部景吾/ソーシャルディスタンスを厳守するため、ヘリでマスクを配る跡部部長
閑静な住宅街にあってはならない轟音。母親の悲鳴。新学期からすっかり置いてかれた日を過ごすことを余儀なくされ、起床時刻が十時過ぎになった人間を叩き起こすには十分すぎる目覚ましだった。
窓を開けると、真っ黒なヘリが一台。私の家の上空で停止し梯子を下ろしていた。
部長! ヘリで部員一人一人にマスク届けてるんですか?
目一杯叫ぶが、プロペラの音にかき消され。返事として、最高のサムズアップが返ってきた。
花丸おにいちゃん/丸井ブン太/指定なし
金色の大きなマルが何故だか左の後肩についていた。
やけに眩しく光るそれをなぞると、かすかに紙が破れる音ともに指の腹にまるが貼りついた。目に近づけて見てみると、さっきまではその金色の強い光の反射で読めなかった丸に書かれたものが読み取れた。
やったね!金メダル
一体、中学生が金メダルシールを貰えるほどなにを頑張ったのだろう。私は、とつぜん肩をなぞられて怪訝な顔を向けるブン太にバレないように金メダルをさっきとは反対の肩に貼り直した。
夢小説百景 下の兄弟の面倒をちゃんとみている丸井ブン太
本日5月5日弊サイト「サジナゲタリウス」は8周年を迎えました。
ここまで、私が好き勝手に、そして嫌な思いをすることなく楽しくサイト運営ができたのも皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。
skew-gearsがいつ完結されるのだ。とか書いている当人もわからない。という感じですが、これからもお付き合いいただければ幸いです。
最近日記の前振りみたいな感じでSSを書いています。
こちらは習作というか剣道でいうところの素振りのように書いているものです。
書き始めがアイウエオ順番になるように書いていたのですが、
「カ」で「顎関節症のワニ」とフリをするお笑いコンビハライチの漫才をする夢主と虎杖のシーンしか浮かばなくなって、とても練習にならなくなって、ネタに困り、リクエストを募集しています。
ネタ募集場所 →
匿名投書箱リクエストは「推しの名前」だったり「シチュエーション」とか「abcな夢主とefgする推し」とか500字以内に収まる内容でしたら、なんでもオッケーです。
それでは、まってまーす
本の主
思いもよらない「あたり」を引くことは、単調な繰り返しを行う毎日の中で起きる大きな幸運だ。
私は書店で何の気なしに買った一冊でその「あたり」を引き当てたのだ。「あたり」の一冊は実に面白い。先が気になりすぎて、一度に三行読んで三倍速で読み進めているくらいだ。私は授業の合間やあらゆる時間を割いてその一冊を読んでいた。
「なあ、これどうしたの?」
せっかくいい調子で読んでいたところに水を差してきたのは、そこらに置いていた栞を頁の上に置いてきた五条悟だった。
「もらったんだよ」
早く本に戻りたくて短く答えて栞を回収しようとしたが、栞はなぜか私の元に帰ってこなかった。
夢小説百景 自分が狙ってた夢主をマーキングされた五条悟
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実質5連休をもらったので思いっきり遊ぼうと思います
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