monologue:1
24の蝋燭
ゆらりと昇る
千本の雨に似て
熱は引かない
monologue:2
簡単には教えてもらえないらしい
今更のように気付くこと
似ていた
うさぎと私
ですよね、
救いを求めて
うさぎの足音
monologue:3
あの時の涙
違和感
無意識に引いた線
知らない彼と飛ぶ蜜柑
愛は人を殺すのか
捨てたはずの蜜柑
雨に乾杯
monologue:4
この痛みは足のせい
腐った蜜柑を踏み潰す
歓喜が遠い
monologue:5
当たり前のこと
許されない選択
まるでもともと一つのよう
monologue:6
分かっているはずのこと
悲恋に満ちた、男と女
そうだ、こいつは
抗うことに
酔ったふりして愛しています
俺がこいつにやれるもの
続きを言えようはずもない
monologue:7
二世の契り
monologue:8
あとがき
back / top