015.3日目『平穏な一日』


 ――――AM06:15、リビングルーム
空太
「……………………」
(へっへーん、一番乗りぃー!
 昨日散々バカにされたからなー!
 今日は絶対早起きしてやろうって決めてたんだー!
 ざまぁーみろぉーwwwww)
美海
「…………おはよ〜」
空太
「お! 白百合! おはよ!」
美海
「どうしたの? ずいぶん元気そうね」
空太
「べっつにー」
(俺は優雅に足を組んで微笑んだ。
 ふふふ、驚いてる驚いてる! ギャップってやつ?笑
 しめしめなんですけど〜wwww)
美海
「本堂くん?
 …………考えてること声に出てるよー」
空太
「え!!?」
美海
「ふふ、うっそーん! からかってみただけ!
 おおかた、一番に早起きできて得意気になってるんでしょ?」
空太
「あわわわわわわ恥ずかしい」
美海
「ふふふ」
空太
「穴があったら入りたい」

「なんだ? 下ネタか?」
空太
「んなワケあるか!
 ってアキラ、おはよー」

「おはようさん」
美海
「おはよう、アキラ」
圭吾
「はよ〜」
由絵
「おっは〜」
花菜
「みんなおはよー! サキは?」
美海
「まだみたいよ」
和華
「おはよう」
惣子郎
「みんな、おはよう」
小桃
「おはよ」
空太
「つーかみんな早くない?」
(なんか一人でドヤ顔してたの恥ずかしいんですけど)
果帆
「そりゃお前が昨日遅すぎたんだ」
空太
「おわ! 果帆! お、おはよー」
果帆
「はよ。…………ふぁ〜、眠いな」
由絵
「ほんと昨日は8時すぎまで寝てたもんね〜」
惣子郎
「今日もそうだろうと思ってたんだが早かったんだな」
空太
「結局昨日の話になるのかよ!」


全員
「あははははははは!」

空太
(こうして、全員起きてきて、何事もなく時は過ぎて行った。
 昨日襲撃の役目を負った直斗も無事に起きてきた。
 …………これで直斗も村人確定だな。)





 ――――PM20:00、会議室

「それじゃ今日は俺と直斗でよろしく」
圭吾
「おっけー」


全員
「いっせーのっせ!」

朔也
「決戦投票だな」


全員
「いっせーのっせー!」

惣子郎
「決まりだな」
果帆
「よし、今日も処刑はなし、っと」
勝平
「風呂入って寝んぞー」
由絵
「勝平〜〜〜!!」
空太
「まーた昨日のパターンかよ」

(襲撃先は朔也が受けることになった。
 朔也はやっぱり元気がなかったけど、昨日よりはマシになったみたいだ。きっと時間と共に解決するだろう。
 …………どっちかと言うと今日は佐倉の方がなんかおかしかったかな。モジモジしてたと言うか。
 でも、佐倉のことを気にすると、果帆が…………すこし嫌な気持ちになるみたいだから、やめとこう。

 こうして、俺も風呂に入ってすぐに寝ることになった。
 寝る前に俺の部屋にきて、ベッドに並んで座って喋ってたらなんかムラムラしたのは内緒だ。
 …………ムラムラしてきたってことは慣れてきたってことだな。
 ……人間てすごいよな。こんな状況なのに適応しちゃうんだから。

 そんなことを思いながら、俺は眠りに落ちた。)





――――3日目、終了



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