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memo

調査兵団でクールビズ
(夏コミに素敵なお姉さんがいたので元帥主に着せてみたからkoneta)

「というわけなんだけどね!」
「どういうわけだクソメガネ」

調査兵団の幹部が集まって行われる会議。
近々壁外調査があるというわけでもないのだが、なぜかハンジの呼びかけにより召集された面々は、この暑さのせいで覇気がなく、だらだらと汗を流している者もいる。
ジャケットを脱ぎ椅子に引っ掛け、袖を捲くる者やシャツのボタンを外す者、少しでも空気を取り入れようと、襟元や裾をぱたぱたと扇がせる者など様々。
そんな中元気のいいハンジの言葉に冷静に突っ込んだのはリヴァイだけだった。
エルヴィンは苦笑し、ミケは表情を変えず、他の者たちはぐでえ、と椅子や机に体を預けている。

「もー、題から察してよ。こんなクソあっつい中普通の格好ができる?できないでしょ!だからクールビズ!っていう話の流れなんだから」
「題だとかそういう裏事情を引っ張り出すんじゃねえ」

がすっ、と蹴られ、ぎゃんっと床に沈んだハンジ。
そんなハンジに労りの声を掛けることなく、それで、とリヴァイは顔を顰めた。

「俺の補佐はどうした。てめえが引っ張ってったんだろうが」
「クールビズのね、試作品の試着を頼んだんだ」

そろそろ来るんじゃないかな、というハンジの言葉のタイミングを見計らったかのようにノックされる扉。
いいよー!とろくに確認もせずに許可を出したハンジに誰も注意することはなく、恐る恐るといった様子で扉が開かれる。

『ハンジさん…これはダメですって』
「着てみたんでしょ?ちょっとみんなに見せてみなよ!」
『見せられるものじゃないんですってうわあっ』

扉から顔だけのぞかせた彼女の腕を引っ張ったハンジによって部屋の中に引きずり込まれた彼女の姿に、会議室の中の面々が固まる。
普段Yシャツやアンダーによって隠されているはずの胸元やへそが丸出し、足もパンツではなくホットパンツで、深い色をしたベルトが白い肌に食い込んでいる。
腹部には、縦のラインが一本だけで他に割れ目は見られず、細く引き締まりながらも柔らかそうで、酷く女性を意識させられる。
腰骨も見て取れるため、硬直してしまった彼らの中には無意識のうちに鼻から赤い液体を垂らしている者もいた。

「うんうんよく似合ってる!君くらい細いと晒しても全然恥ずかしくないからいいね!」
『な、何言ってるんですか!恥かしいに決まってます!』
「……」
「…いいな、エルヴィン」
「リヴァイ…頭でも湧いたか?」
「何言ってる…俺は至って正常だ」
「…正常だというのならその鼻から流れてるものを何とかしたらどうだ」

わいわい騒ぐ彼女とハンジ。
エルヴィンもミケも呆気にとられている中で、静かに出血し続ける人類最強。
エルヴィンはそんな現実は見たくないとばかりに視線をそらしながら言い、あぁ、と静かに声を漏らしたりヴァイは既に血濡れてしまったスカーフで鼻を抑える。

『わっ、リヴァイさん大丈夫ですか?』
「…あぁ(やばいやばいやばいやばいやばいやb)」
『よかったら私のハンカチ…あ、置いてきちゃった…』
「…部屋に行くぞ」
『え?あっ、ちょっ』

私着替えてから、うるせぇ、いやあのでも!、着替えは後で届けさせる、ちょ、まっ、リヴァイさん!――……

「……エルヴィン、もしかして私マズった?」
「…やっと気付いたか」
「…(スン)」

もちろんこの後、ハンジ案のクールビズはことごとく却下された。
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10th.Aug.2013



夏コミに素敵なお姉さんがいたので元帥主に着せてみた



いいねクロッキー帳描きやすい!!
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10th.Aug.2013



元帥主で成績通知メール(現パロ)

≪駆逐してやる!!≫
『あ、メール』

彼女の部屋で、彼女と共に期末テストの勉強をしていたリヴァイは、メールの着信を告げるその音に暫く固まった。

「…おい、なんだそのふざけた着信音は」

今の台詞と声、間違いなく後輩であるエレン・イェーガーのものだ。

『ん?んー…分かんない。ミカサの着信音も同じだから、多分ミカサがいじったんじゃないかな』

聞けば少し前にスマホを貸してほしいと言われたことがあったらしく…ミカサを信頼しているのは分かるが、そうホイホイと渡してしまうのはどうかとリヴァイは頭を抱える。
そんな彼に首を傾げたが、彼女はスマホを弄り、先ほど届いたばかりのメールを開く。
内容は、彼女がとっている授業の成績通知だった。

『…あ』
「どうした」
『可哀想…一人だけ落ちてる』
「…運がなかったんだな」

彼女がとっているその授業は、彼女自身にとっては必修ではないが、将来その道に進む人間にとっては、国家試験を受ける上で必須条件になるもので。
彼女を含め、必須ではないのは3人だが、一人は医学部で、恐らくその知識を役立てられる人間。
なぜ理工学部である彼女がその授業を選択したのかは不明だった(実際リヴァイにとっても不意打ちで、同じ授業をとることができなかった)。

『滅多に落とされる授業じゃないのになあ…』
「まあいいだろう、俺達には関係ない」
『、ん。そだね』

そう言って小さく笑った彼女はメールを閉じると、スマホを手放す。
代わりに再びペンをとり、リヴァイと身を寄せ合いながら勉強を進めた。


***
リヴァイさんにぜひとも勉強を教えていただきたい(英語とか壊滅的なんですけど…後微分積分)
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1st.Aug.2013


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