15th.Jan.2018
「ボウズビーツ」1話の内容が「蒼穹のアリアドネ」冒頭とちょっと似てると書いた
これはありがちで陳腐なテンプレではなく、
少年ものの王道であり、重要なモチーフなのだと思う
少年もの(ジュヴナイル)には、
単なる娯楽に留まらず、
読者である少年少女に
人生についての示唆を与えるという役割がある
現実の少年少女も、子供の期間が終わったら、
親元を離れて一人立ちしなくてはならない
このため、少年ものには
「大人の庇護がないと何もできない
子供でいる期間が終わった主人公が、
安全だが狭い世界しかわからない保護者の元を離れて、
危険だが未知の体験に溢れた外の世界に旅立つ」
というモチーフが盛り込まれることが多い
15th.Jan.2018
ボウズビーツ 感想メモ簡易版(2)
どことなく「マギ」を連想するのは
長めの黒髪で筋肉質(細マッチョよりはやや肉付きが良い)で
肌面積の大きい格好をした若いイケメンキャラが画面を跳ね回っているからか
1話のストーリーが
サンデーの八木教広「蒼穹のアリアドネ」冒頭とちょっと似てる
主人公は禁忌の能力を持つ身寄りのない少年で、
その能力のためにこの世に存在することを禁じられたものの、
優しく賢明な大人の保護者に守られて山奥で密かに育てられていたが、
少年が10代半ばになった頃、
ひょんなことから外部の人間が現れて状況が一変する
少年は共に暮らしてきた身内に対する気遣いから、
それまで暮らした土地に一旦は留まろうとするものの、
「世界や自分のことを知りたい」という自分の本心と向き合って、
安全だが何も知ることができない故郷を離れて、
危険だが色々なことを知れる外の世界に旅立つ
というストーリー
これはありがちで陳腐なテンプレではなく、
少年ものの王道であり、重要なモチーフなのだろう
15th.Jan.2018
ボウズビーツ 感想メモ簡易版(1)
ジャンプ新連載
作者は平野稜二
※富山県民らしい
画力の高い新人来た
和製ターザン
または、もののけ姫
人間(主人公)と言葉が通じる白い大きな狼に
育てられた野生児(推定10代半ば)が主人公
兄弟のように育ったらしい狼の子もいて、まさにもののけ姫
動物要素あり
動物に萌える一部読者のつかみはばっちりだ
重要人物らしいチョイ悪なコヤジ僧侶(髪の毛あり)
&ワイルドな野生児少年の絡み
腐女子のつかみもばっちりだ
ガンアクションで男性読者のつかみもばっちりだ
「犬夜叉」のようなオカルトバトル要素もあり
色々な層の読者を引き付ける要素をしっかりと盛り込んである
この連載にはかなり期待できそうだ
14th.Jan.2018
コミックス未収録部分の重大なネタバレを含む。
閲覧注意。
尾形とアシリパについて。
最新12巻まで、尾形はアシリパにだけは
比較的心を開いているような描写をされてきたと思う。
だったらなぜあんなことに。
最近の本誌での展開を知って
気持ちの整理がついていなかったけど、
尾形があんなことになった理由が
ひどいものである可能性に気付いて寒気がした。
「アシリパは尾形にとってある程度心を許せる
大切な存在のはずなのに、なぜそんなことが」
と思っていたけど。
「大切なのに」じゃなく「大切だから」だとしたら…。
愛する母が父に捨てられて気が触れてしまい、
そんな母のために父を家に呼ぼうとして尾形は母を殺した。
そして尾形は庶児として父に一顧もされずに育ち、
父の自分に対する気持ちを確かめるために今度は弟を殺した。
こんなことをする尾形は、サイコパスでヤンデレだ。
尾形がああいう行動を取ったのは、
アシリパに害意を持っているからではなく、
むしろアシリパが自分にとって
心を許せる大切な者だからなのかもしれない。
あのキャラは愛情のために人を殺す人物なのだ。
14th.Jan.2018
パラ読みだけしていたユーベルブラット。
最新巻を今日読了
主人公陣営の少女(推定10代半ば〜後半)率がやたら高い
そのため主人公陣営の男女比・年齢比がおかしくなってる
一方、主人公陣営の男性キャラで存在感を放ってるのは主人公一人だけ
味方がみんな主人公に心酔しているような描写あり
女性キャラの裸もヤング誌並みの頻度でちょくちょく描かれる
しかし乳首の描き方がいまいち不自然で、読んでいて引っ掛かる
乳首の輪郭がくっきりした線で描かれているのだが、
現実の人体にそんなくっきりした輪郭はない
この作品は、ガンガンの男性読者層である
「ファンタジー好きな若い男性読者」に
ハーレム要素のあるファンタジーものとしてウケているのかもしれない
12th.Jan.2018
とんがり帽子のアトリエ
感想(3)
○魔法使いの青年キーフリーについて…少女が憧れを抱く「大人」
ある日主人公の店にやって来た頼りなげな青年・キーフリー(推定20代半ば)が
主人公を魔法の世界に連れ出す展開が起きるところでは、
このキャラが「魔法使いの嫁」の魔法使いにあたるポジションで、
何の取り柄もない不遇な少女の元に
地位と権力と実力を持った白馬の王子様のような男性が現れて
別の世界に連れ出して、
連れていかれた先の世界で主人公が
競合相手である同じ後宮の女たちや意地悪な女官たちにいじめられつつ
王子様に守られて全肯定してもらえる、という
ありがちな物語(「まほよめ」はそういう物語だと思う)
になるのかと思ってとても冷めた視線で見てしまった
が、そんなことはなかったぜ
ありがちでつまらない恋愛ものではなかった
10代前半の女の子ばかりを生徒に取っているこの青年は、
現代の日本ならロリコンの疑いありとしてあらぬ嫌疑をかけられそうだけどw
魔法使いの青年は、10代の少女にとって
自分にない知識、経験、分別といったものを持っている存在として
憧れをもって見る「大人」のポジションなのだと思う
しかし「イケメガネ」と作中で評されてるところをみると
(個人的にはそう思えない。
なでしこの澤と素手ゴロで殴り合ったら
こてんぱんにのされそうなひょろさだ)
作者は主人公に思慕されうる対象としてもこのキャラを描いているのだろう
12th.Jan.2018
とんがり帽子のアトリエ
感想(2)
○高い画力とハイファンタジーな世界観
筆者は「ダンジョン飯」を読んでいるので
こういう画面に慣れて麻痺してしまっているが、画力が高い
作者は絵を専門にやってきた人だそうだ
1巻半ばにある初めての試験で
空飛ぶホウキのようなもの(に見えた)を自作して
空に舞い上がるシーンや、
1巻最後の少女たちがいる迷宮の奥に巨大なドラゴンが
現れる見開きといった大ゴマでは「おぉ」と思わされる
この作品独自の動植物や空中に浮かぶ山脈など、
我々の住む世界とは異なる世界のディテールをしっかり考えてあることがわかる
色々な点で「ダンジョン飯」に似た作品
ただし異世界グルメの描写は少ない
12th.Jan.2018
とんがり帽子のアトリエ
感想
作品全体の感想
この作品の読書メモ→
読書メモ・とんがり帽子のアトリエ魔法使いになるには生まれつきの素質が必要とされている世界で、
魔法の素質を持たないながらも魔法使いに憧れている少女が、
ひょんなことから魔法使いを目指す物語
こう書くと「ブラッククローバー」に似ているが…
どこで差が付いたのか>ブラクロ
あっちはスタート地点も向かう方向も間違っていたような気もする
主人公の小さな女の子(10代前半)が旅立つきっかけがなかなかハードで、
同じように小さな女の子が異文化の人々の社会で生き抜けと
たった一人で放り出される「魔女の宅急便」を思い出す
「とんがり帽子」は「魔女宅」よりももっとハードだ
主人公が入る魔法使いの卵の塾のようなところで起きる
女の子同士の陰湿なやり取りがリアルw
女性読者なら「あるある」と共感するだろうw
2巻半ばまでにスネイプ先生的なキャラが
2人も登場するのはどないやねんとも思うが、
ツンケンしていて高い魔法能力を持っている
主人公と同室の黒髪の女の子・アガットも
色々と事情を抱えているようで気になる
とにかく女性読者は読んで損はしないと思う
「ダンジョン飯」のような異世界ハイファンタジーが好きな読者も読んで損はしない
11th.Jan.2018
蒼穹のアリアドネ
感想(2)
クレイモアの女戦士orイースレイみたいな人来たー
見開きでラキを倒す直前のコマで唇が描かれてるから女性かな?
このシーンで人間兵器であるラシルにも追手がかかっていることが判明
設定のチラ見せ:失われた11人
レアナとラシルはともに追われる存在
何気にヤバい立場同士の2人
やはり天然ボケのヒロイン
次回も楽しみだ
11th.Jan.2018
あおざくら
サンデー7号
扉絵は半裸のサービスカット
ただし近藤と沖田、男2人の
ゴールデンカムイの温泉回といいこれといい、
読者サービスの方向性を間違ってる気がするw
訓練内容や匍匐の種類にも言及。
しっかり取材しているのは前からだが、自衛隊漫画らしくなってきた
主人公たちが幹部候補生であることを
読者にも意識させる叱咤が飛ぶ
彼らは一兵卒じゃなく、責任ある立場につくんだものね
11th.Jan.2018
ゴールデンカムイ
あらすじ
142話/3・4合併号
橇犬を雇って在留ロシア人の村で聞き込み
聞き込み中に杉元が酒場にいたロシア人に絡まれ、殴り倒す
聞き込み中に橇犬を盗まれる
犬を盗んだのは酒場の店主
店主に、殴り倒したロシア人の代わりにスチェンカに出ろと言われる
スチェンカ編開始
10th.Jan.2018
蒼穹のアリアドネ
4話/週刊少年サンデー7号
感想(1)
巻頭から5〜6作品ほど読み進めた場所がこの作品の定位置か?
いつもこのあたりにある気がする
まあまあ優遇とみて良いか
やはり週刊だとページ数が少ない
今週はやや内容が薄い
1〜3話で色々と詰め込んで飛ばしぎみにやってきたから
まあこのあたりで一息ついてもいいか
武器をここに埋めていくという大胆な行動に出るラシル
これが吉と出るか凶と出るか
9th.Jan.2018
ゴールデンカムイについて
コミックス収録分から本誌最新話までの間
(コミックス未収録分)でストーリーが急展開
それに伴って本誌派の間でキャラたちの評価が激変
最近コミックスで一気読みした私はどんな立場で感想を書くべきなのか
コミックス派の視点で尾形や鯉登のことを書いても共感してもらえないのではないか.
……
本誌派読者も12巻収録分までを読んだ時点では今のコミックス派と同じ感想だったはず
それならコミックス派視点での感想にも一定の価値があるかもしれない
ひとまずコミックス派の視点で書く
9th.Jan.2018
読書メモ
簡易版
■DINER ダイナー 漫画版
○作品情報
ヤングジャンプ
連載中
原作は小説
漫画版はオリジナル要素が強く、原作とは内容がかなり異なるもよう
※筆者既読分はヤングジャンプ5・6合併号
(スキンにナイフを向けたヒロインにボンベロがかかと落としをする回)
までの最新6週分
○ジャンル、属性
魔人探偵脳噛ネウロ+胸糞暴行−カタルシス−人間讃歌−人外
ネウロにヤコが虐待される日常シーンを
楽しんで読んでいた人ならこの作品も楽しめるだろう
それ以外には単なる胸糞だと思う
○ストーリー
エロ可愛くて性格の良いヒロインが主人やモブに暴行されるだけの話
一言でいうと勘違いした自称ドSによる勘違いした自称ドSのための今夜のおかず
○コメント
ヒロインを暴行する理由の理不尽さに読んでいてストレスが溜まる
買って読む価値はないと思う
胸糞さと理不尽ばかりでちっとも楽しくない.
○コメント2 内容について詳しく
…「魔人探偵脳噛ネウロ」との比較、作品テーマの欠如
「DINER」のヒロイン・カナコは、
作中最強クラスのキャラであるコック(ボンベロ)から見ると
使えない雑魚という評価だけど、
一般人としては並外れて打たれ強い心身と善良な心を持っている
そういう点や、主人や周りからひどい扱いを受けるところが
「ネウロ」のヒロイン(主人公というか、のび太役)・ヤコに似ている
「ネウロ」では、ヤコの主人であり作中最強クラスのキャラであるネウロは、
ヤコを虫や下等生物と罵り日常的に暴行を加えながらも、
人間であるヤコの善良さや成長する可能性を評価し、
人間というものに対して一定の敬意を払っていた
しかしこの作品のコック(ボンベロ)やモブの言動にはそうした人間性へのリスペクトもない
つまりこの作品には人間讃歌的な要素がない
この作品は、単に理不尽な暴力を
(ごく特殊な嗜好――勘違い自称ドS――を持った
作者/読者が楽しめる娯楽として)描いているだけで、
それを通じて作者たちが描き出したい深いテーマがあるように見えない
このため胸糞さを押してまで読む価値がこの作品にあると思えない.
○原作について
一部を拾い読みした限りでは文章力が残念
漫画版よりは質が高いようだが、原作小説も買う価値はないと個人的には思う
○総合評価
55点
作画はきれいだが、内容の胸糞さが足を引っ張っている
胸糞さはおそらく原作小説と
作画によるオリジナルシナリオのあわせ技によるもの
9th.Jan.2018
私がこのブログでしたいことと、
ブログ読者に需要があることが大きく違っている気がする。
両立しようと思っても、ブログ執筆に割ける時間やエネルギーには限りがある。
どうしたらいいのか少し悩む。
発信力の弱いブログは無力だ。
私がブログに期待する(そして読者の多くが期待しない)
高い独自性を記事の中で発揮できなくても、
PVの多さはそれ自体が大きな力になる。
ブログ読者に需要がある内容をメインに扱って、
余力があるときに自分がしたいことをすればいいのかもしれない。
その方法なら、したいことと需要があることをある程度両立できるはずだ。
8th.Jan.2018
めでたいことだ。
このブログでも少しだけ感想を扱おうと思う。
作品情報
ゴールデンカムイ
ヤングジャンプ
(木曜日発売)
作者 野田サトル
北海道
アイヌ
狩猟グルメ
冒険
公式が変態、いいぞもっとやれ.
8th.Jan.2018
1/12に開始らしい。
ジャンプSQ「屍鬼」での、あまりにも長い間の
コメディリリーフ的な息抜きがないホラー連載に息が詰まって
この作家から離れた私にとっては、
こうしてまたこの作家の明るい物語が放映されることが嬉しい。
ヤングジャンプで銀河英雄伝説のコミカライズも頑張っているようだし、
引き続きこの作家を応援したい。
8th.Jan.2018
ちょっと感じが悪いけど高い実力を持つキャラ、
尾形に関して。
コミックス12巻時点では読者からの好感度が大変に高いこのキャラ。
この後の出来事によって読者の間での評価が激変するらしい。
そんな噂を耳にしてしまって、どう感想を書いたらいいか戸惑っている。
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