23rd.Aug.2018
ビースターズ
96話/39号 「18倍濃縮の雫」
8/23発売
最近の展開はBL臭が激しい
自分の弱さを認めたルイ
大きな転換点
餓えて衰弱したサンジに自分の足を与えたゼフよろしく
疲労困憊のレゴシに自分の肉を食べて力をつけろと片足を差し出すルイ
リズの元に現れるレゴシ
その口元は血まみれ
衝撃的な光景だが
読み手であるこちらの意識では
この作者がピナ食殺でフェイクを入れたという事実が記憶に新しい
ここでルイの体を食べたら
レゴシはリズと変わらないレベルに達してしまう
それは肉食獣の本能に背いて
か弱い草食獣を守ろうとしてきたレゴシの
行動原理やこの作品の根幹を揺るがす変節だ
よって今回もフリだけで
実際はルイの足を食べていないと予想する.
サブタイトルの「18倍濃縮の雫」とは
幼少時からこれまで一度も泣かなかった18歳のルイの涙のことだろう
8th.Aug.2018
最近のビースターズ
作品テーマ考察
ややネタバレ
リズ対決・裏市ルイ決別編のテーマは
孤独
肉食獣の食性ゆえに草食獣から避けられ
草食獣と同じ世界を見ることもめったにない肉食獣
レゴシ、リズ
生き延びるために暴力を振るい
虚勢を張らなければならない
イブキ、組長ら裏市の肉食獣たち
草食獣として肉食獣とは別の世界で生きてきたので
虚勢を張らなければならない肉食獣の辛さを知る機会がこれまでなかった
ルイ
各人物がそれぞれに孤独を埋めようとして
もがいているのがこのエピソード
19th.Jul.2018
ビースターズ
ひとまずの感想
【ネタバレ】
本誌重大ネタバレ
先週のヒキはフェイクだった
縛られてる羊くんがエロい
主人公レゴシは草食獣のために戦うヒーロー
それにしてもこのBL臭の強さw
22nd.Jun.2018
【ネタバレ】
本誌ネタバレ
87話/30号
6/21
タイトル:新星、助演男優賞
※新星…ピナのこと
作者はピナもスターとして認識している
ビースター候補として作中で明示されているルイやレゴシとはまた異なるタイプのスター
ピナもビースターになりうる存在?
ピナと演劇部の話
トイレでリズと遭遇するピナ
食殺を示唆してピナを脅すリズ
話術で牽制を試みるピナの指に噛みつくリズ
へたりこむピナ
この社会の規範では、肉食による草食の捕殺は許されない
リズが理性は保っているが、そうした倫理は完全に踏み越えていることが描かれる
演劇部 秋の公演に向けた練習
鬼気迫る演技を見せるピナ
それはリズに向けたもの
アオリ
1ページ目
女の扱いはお手のもの!!
ピナの放課後!!
ラスト
死と隣り合わせの生物、
魂の演技にリズは!?
次号につづく!!
17th.May.2018
チャンピオン
25号
5/17発売
ビースターズ82話:
アクロス・ザ・ユニバース
【ネタバレ注意】
昆虫を生のままで食べて
リズに近づこうとする主人公レゴシ
「生命を食べる罪悪感」「生命の味」というフレーズが語られる
今回といい、肉座禅を経て肉座禅に使った遺体を砂浜に埋めて弔ったときといい、
ゴウヒンのもとで修行を開始してからレゴシは時々宗教めいている
悟りを開きかけているような
実はレゴシが他の動物の生命を食べて奪うのは今回が初めてかも
精神世界へ
蛾とレゴシの対話
蛾「大切なのはただ1つ、生命への敬意だ…」
「私を血肉とし…、運命と共にあれ」
「生命は美しい」
6th.Apr.2018
ビースターズ 感想メモ 77話/2018年19号
【ネタバレ】
本誌今週分およびこの作品の重要な事件に関するネタバレ
ビースターズ
77話
77話のリズ≒1話のレゴシ
レゴシもこうなっていたかもしれない
どちらも肉食獣の側には悪気がないが、
草食獣は肉食獣の真意がわからず、
力の強さや鋭い爪・牙に本気で恐怖している
レゴシのハルに対する恋愛感情は、補食欲求が形を変えたもの
リズのテムに対する好意は、補食欲求が形を変えたものではないだろうか
テムを爪で傷つけて焦る・テムを完食しながら涙を流すリズは、このとき正気
完食したのは、親友を殺して食べたという現実を
五感で体に刻み付けるためではないだろうか
こうしなければテムとの過去の記憶もおそらくすべて改竄されていた
6th.Apr.2018
ビースターズ 感想メモ 77話/2018年19号
【ネタバレ】
本誌今週分およびこの作品の重要な事件に関するネタバレ
ビースターズ
77話
サイコホラー回
リズの幻覚・狂気による記憶の改竄…
「僕らは親友だよ」〜「もう苦しまなくていいんだ!!」まで
リズ…幼女に性欲を感じてしまうため、投薬によって
性欲を抑える処置中のロリコン(ペドフィリア)のおっさん/お兄さん
テム…そんなおっさん/お兄さんに近づいた警戒心の乏しい幼女
と考えて読むとわかりやすいかもしれない
テムとピナの容姿が似ている
ピナ逃げて超逃げて
6th.Apr.2018
【ネタバレ】
本誌今週分およびこの作品の重要な事件に関するネタバレ
ビースターズ
77話
リズは元々狂気の素質あり
それが
・警戒心の乏しい個体であるテムとの接触
・投薬の中止
により芽を出してしまった結果の食殺事故
今のリズは狂気の世界にいる
食殺の夜を境に、正気と狂気の境界線の向こうに行ってしまった
5th.Apr.2018
レゴシ&ルイ…理性に従って生きている
作中社会の秩序を体現
作中社会の秩序…動物の本能(肉食獣が他の動物を食べること)を否定
ピナ…欲望に従って生きている
本能(たくさんのメスと深い関係を持ちたい)を肯定
レゴシ&ルイとは対極の存在
1st.Apr.2018
ルイ先輩を見るたびに笑ってしまう。
シカなのにどうして毎回そんなにドヤ顔なんだw
私は人間だから、知性も心の強さも気品もみんな人間が最高だと思っている。
そこへ現実世界では草や木の皮を食べて森を荒らし、
撃ち殺されて食肉となる四つ足獣が
自信に満ち溢れた表情で現れてくるミスマッチによる可笑しさ。
現実世界のシカは草木を食んで森や人間の生息地の畑を荒らし、
走行中の自動車に特攻してくるぐらいのことしかせず、
他の動物の食糧となる、
ピラミッドの下の方にいる存在だが、
作中で毎度自己評価の高さを感じさせる
自信に満ち溢れた態度を取るルイ先輩や、
そんな彼を尊敬と羨望の眼差しで見ている周りの動物たちは、
きっと私と違う光景を見ているに違いない。
彼らはどんなものを見ているんだろう。
こういった現実世界との価値観の違いもこの作品の特色だ。.
ルイ先輩のドヤ顔に毎度笑いを禁じ得ない件〈ビースターズ〉
31st.Mar.2018
実は初めてじゃない
【ネタバレ】
以下は本誌最近の展開のネタバレ
72話で窮地のレゴシを助けたピナ
しかし、ピナがレゴシの窮地に割り込んで助けるのは、
実はこれが初めてじゃない
初登場の58話でも、
レゴシとビルが揉めているところに割り込んで助けている
そのときも72話と同じく、
「レゴシと他の肉食獣が揉めている間に割り込んで、状況を中断させ」て
「レゴシに話しかけて」いる
私が読んだ最近の本誌掲載分だけでも2回目
担当編集による本誌アオリという半ば公式な場でさえ
チャラ男呼ばわりされているピナだが、
ただのチャラ男ではないのかもしれない
ピナが実は漢気のあるチャラ男なのか
それともレゴシの側に、そういうことをしてあげたいと
他人に思わせる何かがあるのか
31st.Mar.2018
BEASTARS ビースターズ
板垣巴留(パル)
秋田書店 週刊少年チャンピオンで連載中
コミックス最新巻7巻
429円+税
1巻
1〜7話
巻末に設定、裏話
カバー下に4コマ漫画3つ
レゴシたちの、本編とは無関係なギャグ
2巻
8〜16話
巻末に設定、裏話
カバー下に4コマ漫画2つ
片方はレゴシたちの、本編と無関係なギャグ
片方は本編の補完
30th.Mar.2018
※前の記事と内容が一部重複しています。
レゴシとルイは、秩序・作中世界の理想の体現者
肉食獣でありながら、自分と周りの肉食獣たちの食肉と凶暴な行動を抑止し、
それによって作中世界の理想を体現しようとするレゴシ
草食獣でありながら動物たちの頂点に君臨し、
それによって作中世界の理想を体現しようとするルイ
しかしその秩序は、
動物たちの生まれ持った本能や自然の摂理を否定したうえで、
倫理観・理性によって成り立っているものであり、
動物本来のあり方からかけ離れて歪んでいる
その歪みの結果、同じ社会の隣人であるはずの肉食獣と草食獣の間で
たびたび食殺事件が起き、また、肉食獣たちの立場は概して低い
「ビースターズ」の作品世界はディストピアなのだろう
この歪みに彼らがどう対処するかが重要な作品テーマだと思う.
「ビースターズ」作品テーマ考察・楽園のようなディストピア 〈ビースターズ、BEASTARS〉
30th.Mar.2018
レゴシとルイは、違うようで似ている
肉食獣でありながら、自分と周りの肉食獣たちの食肉と凶暴な行動を抑止し、
それによって作中世界の理想を体現しようとするレゴシ
草食獣でありながら動物たちの頂点に君臨し、
それによって作中世界の理想を体現しようとするルイ
どちらも秩序・作中世界の理想を体現しようとする存在
世界を導く「ビースター」になりうる二人の人物を柱として、
この物語は語られていくのだろう.
「ビースターズ」考察・レゴシとルイは似た者同士
30th.Mar.2018
※筆者はコミックス1・2巻と58話〜最近の本誌掲載分の
大部分を読了した状態でこの記事を書いています
ビースターズの「強い」登場人物たちと、彼らの身体的スペックに関する軽い考察。
作中で様々なトラブルに飛び込み、体当たりで解決を試みるレゴシは、
大きく強靭な体と肉食獣でも指折りの戦闘能力を持つハイイロオオカミなので、
危険な目に遭っても肉体のスペックにものを言わせて切り抜けられる。
草食獣のアカシカでありながら学園の生徒たちのトップに君臨するルイは、
強靭な体を持つオオカミのレゴシにさえ
「おっかないツノ」と感じさせる鋭く大きな角を持っていて、
その角によって肉食獣の生徒たちを畏怖させている描写が時々ある。.
食肉者たちの対処に当たるゴウヒンは、パンダつまり草食のクマなので、
凶暴な肉食獣の食肉者たちを肉体の強さによって制圧することができる。
ちなみに、草食なので食肉の禁忌を犯すこともない。
ヒグマのリズなど、肉食獣の生徒たちにも
物怖じしないピナは、大きな角を持つ大型のヒツジ。
このように、作中で直接的な身の危険がある状況においても
強さを発揮する人物には、高い身体的スペックの裏付けがある。
動物に関する造詣が深い作者のリアル志向が反映されているところだと思う。.
「ビースターズ」考察・作中における態度の強さと身体的スペックの関係 〈ビースターズ、BEASTARS〉
29th.Mar.2018
こちらの記事は詳細版の感想。
簡易版である前の記事とは内容が一部重複しています。
ビースターズ
76話/18号
ないものねだり狂想曲
【ネタバレ】
以下は本誌掲載内容のネタバレを含む
尻尾をぶんぶん振りながらルイを強くハグするレゴシ
ルイ
「おっ…い
いい加減にしろ!!
気持ち悪い!!バカ!!折れる!!」
コミックス1〜2巻読了後に本誌を読んで
先週〜今週冒頭の主人公の行動に困惑した私は、
ルイ先輩の反応が常識的で安心した(何)
今シシ組のボスとしてここにいるのは俺の意思だ、という趣旨のことを
ルイが話すのを聞きながら片耳をパタパタするレゴシ
イヌ科というか耳を動かせる種類の動物特有の仕草
芸が細かい
イヌ科が耳をパタパタするのは、
ストレスを感じたときにするしぐさ
(カーミングシグナル)らしい
このシーンのレゴシは納得できず悲しんでいるのだろうか
ハルとの関係について、レゴシへのやっかみをあらわにするルイ
ハルに本当に惚れてるんだな
今から俺と一緒に逃げてくれませんかね、と言うレゴシに無理だと答えるルイ
「無理だ…俺は今必要とされている。シシ組みんなが俺を慕ってるんだ」
このコマのルイは元気のない表情
「裏市で身売りしている草食獣にとって
俺たちがどれほど希望になっているか…」のコマの
ルイの姿勢はジョジョ立ちっぽいw
尻尾を振ったり垂らしたり、耳をパタパタしたり。
動物たちの細かいしぐさ一つを見ても、
作者は動物が好きで詳しいんだなーと思う。
後半の感想は追って書きます。
29th.Mar.2018
ビースターズ
76話/18号
ないものねだり狂想曲
【ネタバレ】
以下は本誌掲載内容のネタバレを含む
尻尾をぶんぶん振りながらルイを強くハグするレゴシ
ルイ
「おっ…い
気持ち悪い!!バカ!!折れる!!」
ルイ先輩の反応が常識的で安心した(何)
ルイが話すのを聞きながら片耳をパタパタするレゴシ
イヌ科というか耳を動かせる種類の動物特有の仕草
芸が細かい
ハルとの関係について、レゴシへのやっかみをあらわにするルイ
ハルに本当に惚れてるんだな.
レゴシがルイを人質に取るシーンで
レゴシにルイの"手"を"握らせる"あたり、天然なのか作者
腐ったお姉さん方が大騒ぎしそうだ
今週最後の方のレゴシからルイに対する心中の声は、
ルイからレゴシに対する心中の声にもなってるのではないか
捨て身で信念を貫く獣
落ちても落ちても壊れない.
ビースターズ簡易感想メモ 76話/2018年18号 〈BEASTARS、チャンピオン〉.
※記事タイトルについて
筆者はこの二人が本当にゲイ的だと思っているわけではありませんが、
最近この作品を読んで、販促に一役買いたいと思うようになり、
そのためには目を引く記事タイトルで
世間の人の関心を喚起することも重要であると考えているため、
今回はこういう記述をしています。
29th.Mar.2018
満月について
満月の夜は、イヌ科特にオオカミの血が騒ぐとき
感情が高まるとき
レゴシが1話でテムのラブレターを
相手の女性徒に渡したのも満月の夜
76話でシシ組の面々の前でルイと話して、
テム殺害事件の犯人判明を告げ、
「学園にはあなたが必要だ」と伝えたのも満月の夜
ここには作者の特別な意図があると考えるのは深読みのしすぎだろうか
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*links-etc.