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典許

※許チョ♀設定です。

秋がおどずれ景色が紅葉に覆われ色鮮やかになった頃。
それはささやかな幸せがあった。
ただ何もない日常で好きな人と一緒にいられる幸福感。
ずっと感じていたい。
許チョの膝を枕代わりにして横たわる典韋。
許チョはただ眠る典韋を黙って見ていた。
遠乗りに来て良かったと思った。
ここの所、忙しかったから一緒にいる時間がなかった。
だから暇な時を見計らい、典韋が許チョを誘い一緒に遠乗りに出掛ける事になり今に至る。
「なあ、典韋…何でオラを誘っただ?どうしてオラ何だ?」
許チョが典韋に問い掛けると典韋がゆっくりと瞼を開き許チョを見る。
「理由は簡単だ。好きな奴を誘って何が悪い?俺は許チョが好きだ…」
典韋は起き上がると許チョを抱きしめる。
「許チョ…分かるか。こうして許チョに触れていると胸が高鳴るんだ…」
「本当だ…ドクドクいってる…」
「許チョを想う気持ちは誰よりも強い、一番に好きだ…」
「典韋…」
「許チョ…愛してる。ずっと側にいてくれ…」
「うん、オラも典韋が好きだ…誰よりも」
「愛してる…許チョ」
典韋はゆっくりと唇を近づけると柔らかな唇に己の唇を重ねる。
「んっ…」
触れ合う唇から感じる温かさに許チョは安心感を得た。
二人は暫くは口づけを繰り返しゆっくりと唇が離れると典韋は許チョの身体を離さぬように抱きしめる。
「オラはね、典韋に抱きしめられるのが好きだ…。なんか包まれていて気持ちいいだ」
「許チョ…」
「オラには典韋しかいないだ…離さないで」
「ああ…約束だ。絶対に離れないと誓うぜ」
典韋の言葉を聞いた許チョは笑顔を浮かべた。
「オラも誓うよ。典韋とずっと一緒にいるって」
「ああ…許チョ愛してる」
「オラも…愛してるだ」
二人は誓いの口づけを交わしたのであった。



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8th.Oct.2011


羽→飛←淵

朝起きたら隣には何故か夏侯淵が寝ていた。
そして起き上がると自分は何故か裸になっている事に気づく。
「なんだこれはっ!!」
張飛の上半身には紅い痣が点々と沢山ついていた。
昨夜は一人で寝ていたし、誰かと一夜を共にした覚えはない。
なのに何で隣に夏侯淵が寝ているんだ?
「………」
良く見たら夏侯淵も裸で寝ていたと言う事に気づいた。
まさか俺が夏侯淵に抱かれたのか?
だが、身体の何処にも異常はないし、腰は痛くはない。
こんな状況を誰かに見られる訳にもいかない。
張飛は急いで寝台から降りようとした。
急に腕を捕まれて寝台へと引き戻され押し倒された。
「おはよう…翼徳」
「…何がおはようだ。俺から退きやがれ!」
「嫌だ…」
「なっ、何で俺の寝台で寝てるんだ?」
「だって翼徳が可愛い寝顔で寝ていたからつい一緒に寝ちまった」
夏侯淵はニッコリと笑う。
「それに久しぶりに会ったのに連れないなあ。俺達は一応は親戚なんだし、冷たいぞ」
「うるせえ、俺の身体にこんなに痣を付けたのは何でだよ!」
「本当は翼徳を抱きたかったんだけど…眠気に負けた」
「えっ?」
「何なら、今からでもリベンジで抱かせてもらおうか?」
夏侯淵の言葉に張飛は怒りが沸き上がる。
そして思わず頭を殴ると、身体を引きはがしに掛かる。
夏侯淵の身体を退かそうとした時であった。
軽く扉が叩かれたと思ったら扉が開かれると関羽が寝室に入ってきた。
「翼徳…夏侯淵殿の姿が見当たらないのだが、知らぬ…か?」
関羽が寝台を見ると、夏侯淵が張飛を襲っているように見えた。
「あっ、兄者、助けてくれ!」
「ありゃりゃ、軍神様のお出ましか。惜しいな…」
「夏侯淵殿、何をしておるか?」
「見てわかんない。翼徳を今から抱こうと思ってた所なんだけど、あんたも混じるか?」
「てめ、何言ってやがる…俺は妙才に抱かれたる気はねえ!」
張飛は夏侯淵を引きはがそうとするがびくともしない。
「翼徳、お主は拙者と言う者がおるのに不倫はいかんぞ!」
「違っ、俺はこいつに抱かれてなんかいない。誤解なんだ兄者、信じてくれよ!」
張飛は関羽に必死になって呟く。
だが、張飛の身体を見ていると信じたいのに信じられない。
「翼徳…わかった、夏侯淵殿、翼徳から離れよ…」
関羽は寝台に近づくと夏侯淵を引きはがすと張飛を抱きしめる。
「兄者、ありがとう…すまねえな」
「翼徳は拙者のものだからいくら夏侯淵殿でも渡す気はないぞ」
「聞きずてならないな…翼徳は俺のだ、関羽にはやらない!」
張飛の腕に抱き着いた夏侯淵は張飛を引き寄せようと腕を引っ張る。
「何を言うか、翼徳は拙者のものぞ!」
関羽も負けじに反論する。
「ちょ、二人とも…落ち着けよ。俺様はいつ二人のものになったんだ?それからいい加減、離れろよ」
「嫌だ!」
「拙者は離す気はないぞ!」
ああ言えばこう言うし、張飛は困ってしまった。
いつまでもこうしてはいられないのに。
「翼徳、俺様は翼徳の事を愛してるぞだから俺様の事も好きだよな…?」
「妙才…俺は…」
夏侯淵が張飛を抱き着き呟くと張飛はどう答えたら良いか解らなかった。
「何を言う、翼徳は拙者を愛しておる。夏侯淵殿、そなたは諦めろ」
「勝手な事を言うな!俺は妙才に聞いてるんだ!」
関羽の言葉に夏侯淵は怒りを露に叫ぶ。
「…二人の事は好きだけど、どちらかを愛するのは出来ないな…」
張飛は面目ない表情で呟く。
「なら、俺様が好きになるように振り向かせてやるよ!」
「むっ、こちらこそ負けませぬぞ!」
関羽と夏侯淵はライバル意識が高まり睨み合う。
張飛はただ溜息をついた。
(ああ、勝手に話が進んでいく…人の話を聞いてないな)
未だに自分を挟んで口論する二人に呆れるしかなかった。
「いい加減にしろっ!」
張飛は関羽と夏侯淵を殴ると自分の部屋に戻っていこうとする。
「俺は誰のものにもならないからな!」
そう呟くと思いっきり扉を閉めて出て行った。
「関羽が邪魔をするから逃げたじゃないか!」
「何を言う、夏侯淵殿が翼徳の側にいるからであろう。翼徳は拙者のだ!」
「いいや、俺様のだ!」
二人のやり取りは暫く続いたようであった。



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4th.Oct.2011


張飛総受け

ある日の蜀の国。
一時的な平和な日々が続いていた。
張飛はいつもと変わらぬ生活を送っていたのだが、ある噂が広まっている事を彼は知らない。
彼自身が噂の元締なのだと言うのに気づいていないようだ。
その噂を知った張飛の義兄である劉備と関羽は張飛の元に訪れる。
「翼徳っ!」
「あれ、二人とも何だよ、怖い顔をしてさ…俺、何かしたか?」
怖い顔をした二人が張飛に近づくと張飛はびくついた。
「翼徳、お主は誰彼構わずに抱き着く癖があると聞いたが真か?」
「ほえっ!?」
「敵の武将だけではなく身内にも抱き着くようではないか…」
関羽の問いに張飛は訳が解らずにいると劉備も続いて呟く。
「俺、そんな事した覚えないぜ…」
張飛は記憶にないのか否定する。
「だが、戦場で敵武将が翼徳に抱き着かれたと言って喜んでおる!」
「戦場で翼徳と戦えば抱き着かれると噂されているのだぞ!」
「それって無双乱舞技の事か?それなら良くやるけどな…」
張飛は何となく解ったのか二人に説明する。
「翼徳、拙者達以外に抱き着くのは禁止だ!」
「えっ!」
「これ以上、翼徳に悪い虫が付かれたら困るのだよ」
関羽は張飛を抱きしめると劉備も張飛に抱き着いた。
「ちょ、それは横暴だぜ。無双乱舞技が使えないと、ちと辛いぞ…」
「もう一つの技で凌げばいいではないか…」
劉備がニッコリと笑う。
その笑顔が何故か黒いと感じてならなかった。
「拙者がおりながら、不倫はいかん。抱き着きたいなら拙者がいつでも胸を貸すぞ」
関羽は張飛に囁く。
「ちょっ、不倫って、俺は誰彼構わず抱き着く訳ないぜ…勘違いするな!」
張飛は劉備と関羽を引きはがしにかかるが二人は張飛から離れようとしない。
「張飛殿…此処におられましたか」
「劉禅…どうした?」
劉備の息子である劉禅が三人の側に寄る。
「張飛殿に先日の戦場ではお世話になったもので…私は忘れません、貴方の逞しい腕に抱きしめられたのを」
「げっ…そういや…間違って劉禅様に技掛けたっけ」
「何だと翼徳、私と言うものがありながら息子にしたのか?」
「ごめん、兄者…」
「劉禅、翼徳は私のものだ。息子といえどやらんぞ!」
「ずるいですよ父上、張飛殿は私のです!」
「何を言うか、翼徳は拙者のものぞ!」
関羽も負けじに反論する。
「ちょっと三人とも落ち着けよ…」
張飛は宥めようと声を掛けた。
その時であった。星彩が大勢の人だかりを連れてこちらに来た。
「父上、探しました…父上に会いたいと客人がいらしてます…」
「客人だと?」
張飛は振り向くと戦場で出会った敵武将の方々が揃い踏みであった。
「張飛殿、自分は貴方に抱きしめられてから一目惚れした。是非、私と付き合って欲しい…」
トウ艾が張飛に告白する。
「何を言うか貴殿には私が側にいるのが相応しい…」
司馬懿がトウ艾を退かして張飛に呟く。
「何を言うか、あんたは俺の側に居た方がお似合いだ…」
孫策が張飛の肩を掴み呟く。
他にも様々な武将が張飛に話掛けてくる。
「まさか翼徳…此処にいる全員に技を掛けたのか?」
関羽が張飛に問い掛けると張飛は目線を反らした。
「掛けたのだな!」
「ごめん、兄者っ。俺だって勝つのに必死だったんだよ!」
張飛は関羽から逃げようとするが腰に腕を回されて逃げられない。
「翼徳、金輪際、無双乱舞技は禁止だ。よいな!」
「わっ、解ったからもう勘弁してくれよ…」
張飛は残念そうに頭を下に下げて俯く。
まるで犬のような仕種にその場に居た全員の胸がキュンと高鳴る。
「翼徳…お主、やはり誘っておるのか?」
「なっ、何の事だよ?ちょ、兄者、何処触ってんだ。尻を撫でるな!」
「可愛い仕種で我等を誘うとはいけないな…」
劉備も張飛の身体をまさぐる。
「やっ…兄者っ、止め…星彩が見てるから」
娘の目の前で乱れる姿は見せたくはない。
やはり一人の父親としての誇りなのだろう。
「父上…から離れて、嫌がってます!」
関羽と劉備を張飛から引きはがした星彩が張飛に抱き着いた。
「父上は私のものです!貴方達のものにはさせません…」
「星彩、それはちと違うような気がするが…」
「父上は私の大切な家族。他人になんか挙げない…」
「星彩〜!」
張飛も星彩を抱きしめて喜ぶ。
普段は素っ気ない娘でも張飛を父親として一番愛していると感情を表すのは稀なのでそう言ってくれる娘に対して張飛は嬉しかった。
「やっぱり俺にとって一番は家族だな…星彩、今日は沢山甘えてもいいぜ」
「ええ、父上に沢山甘えて挙げます…貴方達に父上はやりません。父上は私のものだから…」
星彩は張飛の腕を掴むと自分の屋敷へと戻って行った。
「ちっ、やはりあの娘は消しておくべきか…」
「まさか小娘に張飛を奪われるとは次はこうは行かぬ…」
張飛を思う者達は漁夫の利で張飛を奪われるとは思わなかっただろう。
不満を口にする。
「まさか星彩に翼徳を取られるとはな…」
「ふむ、油断しましたが、次はこうは行かぬようにしなくては…」
劉備も関羽も星彩をライバル視するようになった。
屋敷に戻った二人は家族団欒を楽しく過ごす。
星彩は張飛に抱き着いて離れる事はなかった。
張飛も娘に甘えられて嫌がる仕種はない。
逆にその身体を抱きしめる。
「父上、大好きです…」
「俺も星彩を愛してるぞ…」
家族の絆をより一層強めた張一家であった。



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6th.Sep.2011


超飛

※羽飛前提です。


どうしてこうなったのであろうか?
張飛は目の前にいる男が自分を押し倒している状況に何が何だがわからない様子で張飛は男を見る。

「重いからどいてくれないか馬超?」
「嫌だ…」
「何だと?」
「俺は張飛殿が好きだ。だから俺を受け入れて欲しいんだ!」

馬超は顔を真っ赤にして呟いた。

「はいぃ?馬鹿、何言ってやがる…」

馬超の突然の告白に張飛は驚きを隠せない様子であった。
視線を合わせるのが何故か恥ずかしくなってそっぽを向いてしまう。

「ずっと貴方を初めて合った時から好きになっただから…俺の気持ちを受け入れて欲しいんだ」
「馬超…でも俺には…」

張飛はそこまで言うと突然唇を閉じて何も言えない。
張飛には恋人がいる。
義兄弟である関羽とは親密な関係であった。
それは馬超も知っていた。

「関羽殿に義理立てしているのですか?」
「違っ、そんなんじゃない…」
「張飛殿が関羽殿のものなのが許せないな…張飛殿に相応しいのは俺だ!」

馬超は突然、張飛に口づけてくる。

「んっ…んん…っ!」

張飛は馬超を無理矢理引きはがすが馬超は張飛の身体を押さえ込み再び唇を奪うような荒々しい口づけが施される。

「んむっ…んんっ、んふ〜っ!」

張飛は荒々しい口づけに翻弄される。
息をするのもやっとの口淫に張飛は流されていく。
馬超の舌が口内をはい回る度にゾクゾクとした悪寒にも似た快感が走る。

「んっ、んあっ…ふぁ…あっ」

唇が解放されると張飛はぐったりと床に沈んだ。
馬超は張飛の頬に掌を宛てると囁いた。

「貴方を関羽殿から奪ってやる…貴方は俺のものだ…」
「嫌だ、馬超…俺には兄者が」
「本当に好きなら助けにくる筈でしょ?貴方が好きじゃないから助けに来ないのだろ…」
「違う、兄者はそんな人じゃない!」

張飛は馬超の言葉を否定するかのようにか言う。

「そのうち、俺の方が貴方に相応しいと思わせてあげますよ…」
「なっ…」

馬超の言葉に張飛は恐怖を感じた。
自分には関羽以外を愛してたくはない。
自分には関羽しかいないのだ。
心から信じているのはただ一人だ。

「雲長を愛してる事は決して揺るがない。それに俺以外の奴の方が馬超に合うと思うんだ…」
「だから諦めろと言うのか?」
「ああ…」
「ふざけるな…俺は本気なんだ!張飛殿は俺のものだ!」

馬超は張飛を抱きしめる腕に力を込め離さないようにしていた。
張飛は馬超の気持ちは痛い程に嬉しいが関羽を愛してる以上は報える事は出来ない。
こんなにも胸が痛むのは久しぶりだ。

「悪い…俺は馬超を好きだがお前を恋人として迎えるのは無理だ…」
「張飛殿…」
「そんなにも貴方の心には関羽殿が占めているのか…」

馬超は悔しさに涙を浮かべていた。
張飛はそんな姿を黙って見ている事しか出来なかった。

「俺は張飛殿を好きな気持ちは変わらない。これからもずっと…」
「馬超…」
「俺は諦めが悪い人間でね。張飛殿に相応しい存在になって今度こそ張飛殿を振り向かせてやるぜ…」

馬超はそう言うと張飛から離れると部屋を出て行った。
張飛は立ち去る馬超をを見つめた。
自分を好きと言ってくれる男を想うと何も言えなくなる。
張飛は微かに走る胸の痛みにただ辛い表現を浮かべる事しか出来なかった。



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26th.Jul.2011


典許♀

※許チョ獣化設定です。


許チョは悩んでいた。
恋人である典韋が隙あらば許チョの胸をよく揉むのだ。
牛特有の母乳が搾られて逆に痛いくらいに。

だから揉むなと典韋に言ったのだが、恋人である典韋は直ぐさま却下するぐらいに。
手をわきわきしながら、典韋は直ぐさま反論する。
「許チョの胸は揉みごたえがあるんだ。胸を揉まずにはいられん、それにこれは俺のだ!」
と許チョの胸をまた揉んでしまう。
許チョは思わず典韋を殴り飛ばす。
「典韋の馬鹿っ!揉まれる方の身を考えてよ。オイラの胸は典韋のおもちゃじゃないよ!」
許チョは叫ぶと逃げ出した。
「待ってくれ許チョっ!」
典韋が引き止めようとするがその身体を捕らえる事は出来なかった。
許チョは同じ獣化した曹仁の元に訪れる。
「曹仁…ちょっといいか?」
「どうした許チョ、何かあったのか?」
「ふええん…」
許チョは曹仁にだきついたと思ったら泣きはじめた。
突然の事に曹仁はオロオロしてしまう。
「一体何があったんだ?理由を話せ…」
「実はね、典韋が変態になったんじゃないかって思ったんだ…」
「えっ?」
「だって、オイラの胸を揉む癖があるんだ…」
許チョは曹仁に理由を話し出す。
(あ〜、成る程な。まあ許チョは牛に獣化したから仕方ないが…)
「どうしたら良いんだ?典韋は変態になっちまっただか?」
「そうだな…暫くは典韋にはおさわり厳禁にしておかないと駄目だな」
牛に獣化したが中身は女性だと言う事に典韋は忘れているのだろうか。
デリケートな身体と精神の持ち主なのを忘れているに違いない。
「なら暫くは私と一緒にいよう…一人っきりにならない方がいい。私と一緒にいるのは嫌か?」
「ううん、曹仁は頼れるから一緒にいるの好きだ…」
許チョは曹仁にだきついてほお擦りする。
安心したのか笑顔まで浮かんでいた。
「そう言ってくれると私も嬉しいぞ…」
曹仁は許チョの頭を優しく撫でた。
それから許チョは典韋を避けるかのように曹仁と一緒にいる時間が多くなった。
典韋とばったりと会った時は許チョが曹仁を連れて足早に立ち去ったりと何かと許チョは典韋を避けた。
典韋はすっかり嫌われてしまったのではないかと落ち込んでしまう。
「許チョ…少しはやり過ぎではないか?典韋があんなに落ち込む姿は初めて見たぞ」
「オイラも避けたくなかったが典韋が少しでも反省しているなら許してやるだ…」
「はあ…そうなんだ」
まあ、典韋の様子を見ていた曹仁は許チョの言葉を聞いて呆れた。
「とりあえず仲直りしてきてはどうだ?」
「うん…」
曹仁の言葉に許チョは典韋の元へと向かった。
典韋の屋敷に辿りついた許チョは扉を何度も叩いた。
「典韋、典韋…!」
「誰だ…、うるさいぞ…って、許チョ!?」
「典韋…話があるだ、今暇かな?」
許チョが典韋に話を進めようとすると典韋が突然、許チョの腕を掴み引き寄せ抱きしめた。
「許チョ…ずっと避けられていたから俺は嫌われたんじゃないかと思った…」
「典韋…ごめんね。だって典韋が会う度に胸揉んでくるからオイラ怖かったんだ…」
「すまん…怖がらせていたなんて思わなかった…」
許チョは自分の身体が牛になった為、母乳が出やすくなったのが原因だろう。
典韋がまるで変わったかのように許チョの胸に固執して、揉んでしまう。
それが許チョにとっては嫌だった。
好きなのに何故か一方的な行動が許チョに恐怖心を与えてしまったのだ。
「典韋…もう、乱暴に扱わない?」
「ああ…」
「以前のように優しく触れてくれる?」
「ああ…優しくする。許チョを悲しませないと誓う」
「もう、自分勝手な行動はしないよね?」
「しない、許チョに一言言ってから行動する…」
「なら、許してあげるだ…典韋、ちょっと屈んでくれる?」
許チョはそう言うと典韋は言われた通りに屈んだ。
ちょうど、二人の視線が近くなると許チョは典韋の頬にキスをする。
それは触れるだけのキスだったが、典韋はそれだけでも嬉しい。
何せ、久しぶりの恋人からのキスなのだ。
嫌な訳がない。
むしろもっと触れて欲しいぐらいだ。
「典韋、大好きだよ…」
「俺も許チョを愛してる…」
典韋は許チョの頬に手を添えるとゆっくりと唇を落としキスをする。
「ん…っ」
触れるだけでは飽き足らない。
更に深く口づけて許チョの熱と感触を確かめていく。
典韋がゆっくりと唇を離すと許チョは典韋の腕の中でぐったりしていた。
「大丈夫か許チョ…?」
「んっ…平気だ。典韋…今日は典韋の屋敷に泊まってもいいか?」
「ああ…遠慮するな。許チョならいつでも泊まっていいし歓迎する…」
「ありがとう典韋…」
典韋はそう言うと許チョを抱き上げ屋敷の中へと入っていった。
その後の二人は寄りを戻し二人っきりの時間を過ごしたのであった。




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24th.Jul.2011


典許

夜空に流れる天の川(典許編)


典韋と許チョは七夕飾りに短冊を括り付けた。
それぞれの願いは違うものであろうとも叶って欲しいと思う。
「なあ、許チョ…」
「どうしただ、典韋?」
「許チョは俺と一緒にいて楽しいか?」
「ああ…楽しいし、典韋と一緒に居られてオラは嬉しいだ」
許チョは笑顔を浮かべて典韋の問い掛けに答えた。
「もし、俺と許チョが離れて過ごす事になったらどうする?七夕の織り姫と彦星のように一年に一度しか会えなくなったら許チョはどうする?」
「そんなの嫌だ。オラは典韋が一緒にいたからずっと頑張ってこれたんだ…」
「許チョ…」
「一度に一度しか会えなくなるなんて絶対に嫌だ。典韋、遠くにいかないでくれよ」
「ああ、俺はお前に黙って遠くにはいかない…」
典韋は許チョを抱きしめる。
「俺も同じ気持ちだ。許チョが俺のしらない処に行ってしまったらと思うと辛いんだ…」
「て、典韋…どうしただ?」
「お前は可愛いからな。誰かに取られてしまうかもしれない…」
「オラは典韋以外の人と恋仲になる気はないよ。典韋が大好きなのに他人に気持ちが揺らぐ訳がないよ…」
「許チョ…」
許チョは典韋の背中に腕を回しその身を寄り添う。
「織り姫と彦星もオラ達のようにずっと一緒に居られたら幸せだろうな…」
「ああ、そうだな…」
ずっと一緒に居られる幸せが続けばいい。
そうしたら寂しい思いはしなくて済むのに。
密かに短冊に願った思いは確実に稔らせる。
それが永遠ではなくても現在(いま)一緒に居られる時を大切にしていきたいと二人は思った。
「許チョ…一緒に何処かで食事しないか。奢るからよ」
「本当か、典韋大好きだ!」
「決まりだな…じゃあ行くか」
「うん!」
二人は七夕の夜は一緒に楽しい時を過ごしたのであった。






お題配布元:ALLODOLA
http://id17.fm-p.jp/313/allodola1000/
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7th.Jul.2011


典許♀

ある日の休日、許チョは久しぶりに街に出て露店巡りを楽しんでいた。
見た目はぽっちゃり体型な許チョは小さな身体では思えない程の大きな胸を持っていた。
普段は活発に動けるような衣装を纏っていたが、今日は休日なのか珍しく女性物の服を着ていた。
やはり許チョも年頃の女の子だろう。
髪飾りや耳飾りを販売している露店に立ち寄っていた。
自分には派手なものは向かない。
見た目でも派手ではないものを選んでいた。
「う〜ん、どれが良いんだろうか…」
許チョは耳飾りを見ながら呟く。
任務中では邪魔にならないものを選んでいるのだが、やはり多種多様で様々な耳飾りがあって目移りしてしまう。
「何を悩んでいるんだ?」
許チョは声を掛けられ、振り向くと典韋が立っていた。
「なっ、典韋、びっくりした…」
「許チョ、お前…その格好…」
典韋は許チョの姿にドキドキしていた。
チャイナドレスに身を包んでいる許チョ。
その巨乳や微かに露になっている太股に目がいく。
「今日は休日だし、任務もないからたまには女の子らしい格好をしたんだが、やっぱり変かな?」
「いや、凄く似合っているぞ…」
「そうか。ならたまにはこんな格好もいいだな…」
許チョは嬉しそうに笑う。
いつもは男っぽい格好でいる許チョに典韋は見とれてしまう。
(やばい、可愛い…。抱きしめて連れて帰りたくなる)
「なあ、典韋…」
「な、何だ許チョ?」
許チョは典韋に近づくと問い掛けた。
「実は耳飾りを選んでるんだけどどれが似合うかな…」
「そうだな…これなんてどうだシンプルだが、青い石が綺麗だぞ」
「あっ…本当だ、これなら小さいし。普段でも付けられそう」
小さい青い石が嵌め込まれた耳飾りを許チョは見ていた。
「なんなら、俺が買ってやろうか?気になるんだろ…」
「えっ、でも…」
「遠慮するな…いつも一緒にいるんだ。たまには俺がお前に買ってやらないとな」
典韋は店の男に耳飾りの代金を払った。
そして典韋は許チョに耳飾りを渡した。
「あ、ありがとう典韋…」
許チョは典韋から耳飾りを受け取り嬉しそうに笑った。
許チョは早速、耳飾りを耳につけた。
「に、似合うかな?」
「ああ…可愛いぜ、許チョ…」
「あ、ありがとう…」
許チョは恥ずかしくなり顔を伏せた。
顔だけではなく耳まで真っ赤に染めて恥じらう姿に典韋は思わずその身体を抱きしめた。
「!!」
「許チョ…可愛いぜ。なあ、もしよかったら俺と付き合わないか?」
「えっ、それって…」
「ずっとお前を見ていたし一緒にいたが、今日は改めて許チョが可愛いと思った」
「典韋…」
「許チョ、俺で良ければ付き合わないか。恋人同士として」
「オラでいいのか?こんなぽっちゃりな体型だし、美人でもないけど…」
「俺は許チョだから好きだし、付き合いたいと思っている」
「典韋…」
「駄目か?」
「嬉しいよ、典韋…」
許チョは典韋の背中に腕を回した。
「オラ、典韋となら付き合ってもいいよ」
「許チョ…」
「今日からオラ達は恋人同士として付き合っていくんだな」
「ああ…」
(柔らかな胸が当たってる。なんて気持ちいいんだ…)
「なら、今度はオラが典韋が好きなものを買ってあげるだ」
「そうか…なら俺は許チョが側にいるだけで充分だ…」
典韋は許チョに軽く口づけを落とすと直ぐさま、許チョを連れて露店を後にした。
「何処に行くんだ、典韋?」
「何処って、俺の屋敷だ…」
「あんまりその身体を他人には見せたくないんでね」
「ちょ、何処見てるだ。典韋のエッチ!」
「なんとでも言え、俺は独占欲が強いんだ、覚悟しておけ…」
「ひっ、やああ〜!」
典韋は許チョに呟くと、典韋は自分の屋敷へと許チョを連れ込んだのであった。
その後、許チョは典韋の猛烈なハグに襲われたとかないとかその真実は本人達しかわからなかった。




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29th.Jun.2011


典許

曹操の護衛がない時は、暇を持て余す。
典韋は身体を鍛える為に鍛練は欠かせないと鍛練場に向かう。
だが一人では鍛えるには限界があった。
典韋は同じ曹操の護衛である許チョを誘う。
「許チョ、一緒に鍛練をしないか?」
「典韋…オラはいいよ」
「何を言うか、鍛えておかないといざという時は殿を護れないぞ!」
「疲れるから嫌だ〜!」
「鍛練が終わったら何か奢るから付き合え…」
「わかっただよ…」
典韋は許チョを連れて鍛練場に向かった。
食い物には目がない許チョを釣るには一番な方法なんだが。
(たまには俺にだけを意識して欲しいんだが…)
典韋は密かに許チョを好いていた。
あのぽっちゃりした体型で意外に可愛い仕種をするのだ。
だからたまに抱きしめるとあの柔らかさが堪らないのだ。
周囲がどう思おうと典韋は許チョが側に居れば幸せであった。
「典韋〜、早く来いよ。早く鍛練しよう〜」
「ああ…」
典韋は急いで後を追いかけた。
それから二人は鍛練に励んでいった。
鍛練に励んだ二人は大量の汗をかいたが久しぶりに動いた為かすっきりした様子であった。
「典韋、鍛練に付き合ったんだから何か奢れよ〜」
「ああ、わかった。お茶と肉まんでいいか?」
「オラ、大好きな食べ物だからいいよ」
許チョは笑顔を浮かべた。
典韋はその笑顔を見て見とれてしまう。
「…典韋、典韋、どうしたんだ?」
「いや、何でもない。今持ってきてやるから此処で待ってろ…」
「あっ、うん…」
典韋はそう言い残し、許チョを残して厨房に向かった。
(やばい、また見とれてたなんて。やっぱり許チョは可愛いな。あの身体を抱きしめて触れていたくなるな…)
典韋は照れながらも厨房に入ると二人分のお茶と肉まんを用意してもらい許チョの元へと向かった。
「待たせたな許チョ…」
「ううん、典韋、顔が赤いぞ?」
「何でもない気にするな…」
「わかったよ…」
「ほら、お前の分だ」
「ありがとうな、典韋…」
典韋は許チョにお茶と肉まんを渡した。
許チョは嬉しそうに笑いながら受け取ると早速、待ちきれなかったのか肉まんをほうばる。
「うまいだ〜、やっぱり肉まんは最高だな」
「そうだな…」
許チョにつられ典韋も肉まんをほうばる。
ジュワリと肉まんの味が口内に拡がる。
その肉まんを味わいながら典韋は隣にいる許チョを見る。
許チョは笑顔で肉まんをほうばり、幸せそうな笑顔を浮かべている。
そんな姿を見て典韋はクスっと笑った。
「許チョ…」
「何だよ?」
「口元にお弁当がついているぞ…」
典韋は許チョの口元にゆっくりと近づくと唇を重ねた。
「うっ、んん…んう〜」
典韋は許チョの唇を舌で軽く舐めてゆっくりと唇を離した。
「なっ、何をするだ!」
「何って食べかすを取ってやっただけだろ…」
許チョは恥ずかしいのか顔を真っ赤に染めた。
その仕種が可愛いと思った。
「オラ、恥ずかしいだよ…こんな事」
「嫌だったか?」
「そんな嫌だなんて…典韋にされるのは嫌じゃなかった」
「許チョ、お前…」
「オラ、典韋の事が好きだから」
「許チョ…!」
典韋は嬉しくて思わず許チョを抱きしめた。
「俺も許チョが好きだぜ!」
「典韋…」
典韋の温もりを感じながら許チョは更に顔を真っ赤に染めた。
互いの気持ちを知りさらに嬉しくなった。
「許チョ、これからは俺の事を思ってくれたら嬉しいんだが」
「オラが典韋の事を思っていれば嬉しいのか?」
「ああ…」
(やはり恋愛よりも食い気か…)
「なら、典韋もオラの事を思ってよ」
「ああ、俺はずっと許チョを想っている。好きなんだ」
「だったら、想ってあげるだよ」
「許チョ…愛してる」
典韋は許チョの、その言葉を聞いて再び唇を重ねたのであった。



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27th.Jun.2011



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