小ネタ集
典許

※許チョ♀設定です。

秋がおどずれ景色が紅葉に覆われ色鮮やかになった頃。
それはささやかな幸せがあった。
ただ何もない日常で好きな人と一緒にいられる幸福感。
ずっと感じていたい。
許チョの膝を枕代わりにして横たわる典韋。
許チョはただ眠る典韋を黙って見ていた。
遠乗りに来て良かったと思った。
ここの所、忙しかったから一緒にいる時間がなかった。
だから暇な時を見計らい、典韋が許チョを誘い一緒に遠乗りに出掛ける事になり今に至る。
「なあ、典韋…何でオラを誘っただ?どうしてオラ何だ?」
許チョが典韋に問い掛けると典韋がゆっくりと瞼を開き許チョを見る。
「理由は簡単だ。好きな奴を誘って何が悪い?俺は許チョが好きだ…」
典韋は起き上がると許チョを抱きしめる。
「許チョ…分かるか。こうして許チョに触れていると胸が高鳴るんだ…」
「本当だ…ドクドクいってる…」
「許チョを想う気持ちは誰よりも強い、一番に好きだ…」
「典韋…」
「許チョ…愛してる。ずっと側にいてくれ…」
「うん、オラも典韋が好きだ…誰よりも」
「愛してる…許チョ」
典韋はゆっくりと唇を近づけると柔らかな唇に己の唇を重ねる。
「んっ…」
触れ合う唇から感じる温かさに許チョは安心感を得た。
二人は暫くは口づけを繰り返しゆっくりと唇が離れると典韋は許チョの身体を離さぬように抱きしめる。
「オラはね、典韋に抱きしめられるのが好きだ…。なんか包まれていて気持ちいいだ」
「許チョ…」
「オラには典韋しかいないだ…離さないで」
「ああ…約束だ。絶対に離れないと誓うぜ」
典韋の言葉を聞いた許チョは笑顔を浮かべた。
「オラも誓うよ。典韋とずっと一緒にいるって」
「ああ…許チョ愛してる」
「オラも…愛してるだ」
二人は誓いの口づけを交わしたのであった。




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8th.Oct.2011


 
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