小ネタ集
典許♀

ある日の休日、許チョは久しぶりに街に出て露店巡りを楽しんでいた。
見た目はぽっちゃり体型な許チョは小さな身体では思えない程の大きな胸を持っていた。
普段は活発に動けるような衣装を纏っていたが、今日は休日なのか珍しく女性物の服を着ていた。
やはり許チョも年頃の女の子だろう。
髪飾りや耳飾りを販売している露店に立ち寄っていた。
自分には派手なものは向かない。
見た目でも派手ではないものを選んでいた。
「う〜ん、どれが良いんだろうか…」
許チョは耳飾りを見ながら呟く。
任務中では邪魔にならないものを選んでいるのだが、やはり多種多様で様々な耳飾りがあって目移りしてしまう。
「何を悩んでいるんだ?」
許チョは声を掛けられ、振り向くと典韋が立っていた。
「なっ、典韋、びっくりした…」
「許チョ、お前…その格好…」
典韋は許チョの姿にドキドキしていた。
チャイナドレスに身を包んでいる許チョ。
その巨乳や微かに露になっている太股に目がいく。
「今日は休日だし、任務もないからたまには女の子らしい格好をしたんだが、やっぱり変かな?」
「いや、凄く似合っているぞ…」
「そうか。ならたまにはこんな格好もいいだな…」
許チョは嬉しそうに笑う。
いつもは男っぽい格好でいる許チョに典韋は見とれてしまう。
(やばい、可愛い…。抱きしめて連れて帰りたくなる)
「なあ、典韋…」
「な、何だ許チョ?」
許チョは典韋に近づくと問い掛けた。
「実は耳飾りを選んでるんだけどどれが似合うかな…」
「そうだな…これなんてどうだシンプルだが、青い石が綺麗だぞ」
「あっ…本当だ、これなら小さいし。普段でも付けられそう」
小さい青い石が嵌め込まれた耳飾りを許チョは見ていた。
「なんなら、俺が買ってやろうか?気になるんだろ…」
「えっ、でも…」
「遠慮するな…いつも一緒にいるんだ。たまには俺がお前に買ってやらないとな」
典韋は店の男に耳飾りの代金を払った。
そして典韋は許チョに耳飾りを渡した。
「あ、ありがとう典韋…」
許チョは典韋から耳飾りを受け取り嬉しそうに笑った。
許チョは早速、耳飾りを耳につけた。
「に、似合うかな?」
「ああ…可愛いぜ、許チョ…」
「あ、ありがとう…」
許チョは恥ずかしくなり顔を伏せた。
顔だけではなく耳まで真っ赤に染めて恥じらう姿に典韋は思わずその身体を抱きしめた。
「!!」
「許チョ…可愛いぜ。なあ、もしよかったら俺と付き合わないか?」
「えっ、それって…」
「ずっとお前を見ていたし一緒にいたが、今日は改めて許チョが可愛いと思った」
「典韋…」
「許チョ、俺で良ければ付き合わないか。恋人同士として」
「オラでいいのか?こんなぽっちゃりな体型だし、美人でもないけど…」
「俺は許チョだから好きだし、付き合いたいと思っている」
「典韋…」
「駄目か?」
「嬉しいよ、典韋…」
許チョは典韋の背中に腕を回した。
「オラ、典韋となら付き合ってもいいよ」
「許チョ…」
「今日からオラ達は恋人同士として付き合っていくんだな」
「ああ…」
(柔らかな胸が当たってる。なんて気持ちいいんだ…)
「なら、今度はオラが典韋が好きなものを買ってあげるだ」
「そうか…なら俺は許チョが側にいるだけで充分だ…」
典韋は許チョに軽く口づけを落とすと直ぐさま、許チョを連れて露店を後にした。
「何処に行くんだ、典韋?」
「何処って、俺の屋敷だ…」
「あんまりその身体を他人には見せたくないんでね」
「ちょ、何処見てるだ。典韋のエッチ!」
「なんとでも言え、俺は独占欲が強いんだ、覚悟しておけ…」
「ひっ、やああ〜!」
典韋は許チョに呟くと、典韋は自分の屋敷へと許チョを連れ込んだのであった。
その後、許チョは典韋の猛烈なハグに襲われたとかないとかその真実は本人達しかわからなかった。





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29th.Jun.2011


 
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