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羽&忠×飛

※無双オロチ設定。

どうしてだろう。
何故が視線を感じてならない。
自分は鍛練していただけなのに。
いつのまにか来ていた、雲長の兄者と忠勝。
仲が悪い訳ではないだろうが会話がないから静かに感じる。
蛇矛を振る動きを止めた張飛は二人の方を見る。
「兄者達、ずっと見てるのはいいが会話しないのかよ?」
「拙者はただ…翼徳を見ていたいだけだ」
「はあ?何で、兄者も鍛練すればいいのに」
張飛は疑問が湧いた。
「忠勝もずっと黙ったままだが、どうしたんだ?」
「張飛殿の動きに見とれてた…」
「み、見とれてた?」
「張飛殿はやはり尊敬に値する武勇の持ち主だな」
忠勝はそう言うと張飛を抱きしめた。
「ちょ、忠勝!?何をするんだ!!」
張飛が忠勝から離れようとするがびくともしない。
「忠勝殿…翼徳から離れてもらおうか」
「否と言ったらどうする?」
忠勝は挑発的に呟く。
「翼徳は拙者のものだ…忠勝殿にはやらん」
関羽は忠勝から張飛を奪うように引き寄せ抱きしめた。
張飛の汗の匂いが鼻を霞める。
「翼徳…久しぶりにお前の温もりを感じる」
「あっ、兄者…離れてくれ」
張飛は戸惑っていた。
最近は一緒に行動する事がなかった為か関羽は一向に張飛を離す気配はなかった。
「まさか兄者、寂しかったとか?」
「その通りだ翼徳…」
関羽は更に抱きしめる腕に力を込める。
愛しいからこそ、余計に離れたくない。
「拙者も張飛殿が側に居てほしい…」
「忠勝…お前」
「拙者は張飛殿が好きだ」
忠勝と関羽は張飛に愛情を向けていた。
それが歪んだ愛情だとしてもその気持ちは嬉しかった。
「雲長、忠勝、ありがとうな…」
「俺も二人の事が大好きだぜ…」
そういうと、張飛は二人の頬に軽く口付けをした。
「今はこれで勘弁してくれよ…だから離れてくれないか?」
張飛は照れながら呟く。
「無駄だ翼徳…今ので抑えてた理性が吹き飛んだ。最後まで相手してもらおうか」
「げっ、マジかよ…」
「拙者の相手もしてもらおうか張飛殿」
「忠勝、お前まで」
張飛は逃げようと暴れるがびくともしない。
「「覚悟はいいか…」」
二人の欲望を含んだ呟きに青ざめた。
「ひいいぃぃっ!!」
張飛は二人が気が済むまで抱かれる羽目になったとさ。



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16th.Oct.2012


羽飛

※現代パロ

2月22日は猫の日らしい。
それを知った関羽は義弟である張飛の元に来た。
「どうしたんだよ、こんな夜更けに?」
「翼徳…今夜、一緒に飲まないか?」
「兄者からの誘いなんて珍しいな…いいぜ」
張飛は関羽を部屋に招き入れる。
「ただ一緒に飲むのもつまらぬな。翼徳よ、今日は猫の日らしいからこれをつけてくれるか」
「何をだよ?」
関羽は張飛に猫耳カチューシャを渡した。
「翼徳なら似合うであろうな…」
「なんで男の俺がカチューシャなんかを付けなきゃなんないんだ!そんなの女にやれよ、俺は嫌だ」
張飛は関羽の言葉に文句を言う。
「翼徳は拙者の願いを叶えてはくれるのか?」
関羽は張飛に呟くと張飛は困ってしまう。
そんなに付けて欲しいのか?
しかも猫耳カチューシャを差し出されるとは思わなかったから。
張飛は戸惑いの表情を浮かべた。
「わかったよ、そんなにじっと見るな!付ければいいんだろ、付ければ兄者は納得するのか?」
「ああ…」
結局は張飛が折れる事で話は解決した。
関羽から受け取った猫耳カチューシャを頭に装着した張飛は恥ずかしくなり顔を真っ赤にしていた。
「これでいいのか?」
「似合うではないか翼徳、可愛いぞ…」
「兄者…」
「この姿のまま襲いたくなるな…」
「なっ、何言ってやがる。今日は酒を飲みに来たんだろうが!」
「ああ、そうだったな…」
「兄者、最初っからそれが狙いだったのかよ」
「だとしたらどうする?」
「そんな、真面目に答えるなよ…」
関羽が張飛を抱きしめてくると張飛は抵抗しようと腕を突っ張ねるが身体はびくともしない。
「翼徳、可愛いな…お前の全てを食らいつくしたいぞ」
「やっ、兄者…明日、仕事だから勘弁してくれ」
「拙者から逃げられると思うな」
関羽は張飛の顎を掴むと口付けをする。
欲望を煽るかのように関羽の舌が張飛の口内を蹂躙する。
飲みきれない唾液が唇の端から滴り落ちる。
「っあ…はあ…雲長っ」
「愛してるぞ翼徳…久しぶりにその身体をあじあわせてもらうぞ」
その言葉を合図に関羽は張飛を床に押し倒し鍛えられた身体を快楽に落としていった。
張飛は関羽の愛撫に嬌声を挙げ続けた。
関羽は張飛の姿に満足しながら欲望に忠実のまま張飛を愛していったのであった。



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22nd.Feb.2012


羽飛

※OROCHI2ネタ、張飛フタナリ設定


関羽が妲己の仲間として進軍していると聞いた時は耳を疑った。
そんな筈はないと最初は疑った。
だがその姿をその目に捉らえた時、想いを裏切られた気分であった。
「そんな、兄者…」
張飛は黙ったまま歯を食いしばる。
信じたいのに信じられない光景が目の前にある。
これが真実。
関羽は理由があって妲己と一緒にいるんだと思う。
だが、同じ蜀の仲間に刃を向ける関羽の姿に想いは裏切られた。
信じていたのに、関羽は仲間を斬った。
張飛は関羽を信じられなくなった。
「張飛殿…」
「何だ、忠勝…?」
「よろしいのか、あのままで…」
「兄者では武で語る。話し合いは後だ」
「しかし…」
「これは俺と兄者の問題だ。もし俺が此処で負ければ大兄に面目ない…」
「張飛殿…」
「兄者の相手は俺がする。忠勝達は砦と他の連中の相手を頼む…」
「あい、わかった…」
張飛は蛇矛を握りしめる。
張飛は関羽に挑発するかのように叫ぶ。
「兄者っ、いや、関羽っ!俺が相手になってやらあっ!」
「翼徳っ!遠慮はいらぬ掛かって来いっ!」
二人の武器が火花を放ちぶつかり合う。
「何故だ、何故、妲己に協力しているんだ関羽っ!」
「全ては世界を守る為よ…」
「嘘だっ、関羽は妲己に騙されているんだ。俺が目を醒まさせてやるっ!」
張飛は躍起になって関羽に蛇矛を向け、襲い掛かる。
関羽は張飛のいつもと違う動きを見逃さない。
張飛が動揺しているのだと関羽は気付いていた。
幾度となく刃がぶつかり合う中で関羽は張飛の様子を黙ったまま見ていた。
「本気だせっ、俺が相手では不服かなのか!」
「翼徳っ!」
関羽の青龍刀が張飛を襲う。
張飛は避ける事はなく蛇矛を下ろした。
「!」
鈍い音が響いた。
関羽が咄嗟に矛先をずらした為か刃は大地に突き刺さる。
張飛は関羽に押し倒された形で身動きが出来ない。
「…翼徳」
「出来ない、俺にはあんたを斬るなんてやっぱり出来ないよ」
張飛の大きな瞳からポロポロと涙がこぼれる。
「翼徳…」
「こんなにも愛しているのに…」
張飛は関羽の腕を掴んだ。
「雲長、雲長…頼むから戻ってきてよ。大兄も心配しているから」
「それは出来ない…」
「何でだよっ、どんな理由であんな女狐と一緒に居るんだ。俺には言えないのか?」
張飛は関羽の身体を抱きしめる。
「俺よりも妲己がいいのか?」
「なっ、何を言っておるか翼徳っ?」
「妖魔だけど妲己は女だ。俺みたいな中途半端な身体じゃ、魅力もないよな…」
張飛はいじけた様子で関羽に呟く。
「馬鹿な事を言うな。拙者は翼徳以外な者に惚れる訳がなかろう!」
「でも、理由はどうあれ雲長は妲己と一緒にいるんだろ?」
「…ああっ」
関羽は正直に答えた。
「やっぱり雲長は妲己が好きなんだ!」
「どうしてそうなる、先程も言ったであろう。拙者には翼徳しかおらぬと…」
関羽は張飛の機嫌を損なわないように慌てて答えた。
「なら証拠を見せてくれ、今でも俺を愛しているならその証を見せてよ」
張飛は涙目で関羽を睨みつけた。
「全く、そのように煽りおって…抑えられぬぞ」
「えっ?」
関羽は張飛の顎を掴むなり突然口づけをする。
「んっ、やっ、んふっ…」
久しぶりひ触れる張飛の温もりと感触を味わうかのように何度も口づけを交わす。
「んはっ…あっ、やあ…」
「翼徳、拙者を疑った報いを受けよ…」
「なっ、何するんだ雲長?」
関羽は張飛の身体を固定すると張飛の首筋に唇を落とす。
「んあっ…やめっ!」
「今更逃げられると思うか?」
「ちょ、硬いものが当たってるっ!?」
「散々、拙者を煽った…のだ。覚悟せよ」
「やっ、嫌だ、離せっ!」
「往生際が悪いぞ翼徳…」
「でも、皆に見られるのは嫌だっ!」
戦場で行為に及ぶなんて恥ずかしいものはない。
「恥ずかしいのか、可愛い奴だ…」
関羽は張飛の身体を起き上がらせるとその身体を肩に担ぎ込む。
「なっ、雲長何をっ!?」
「翼徳が恥ずかしいなら場所を変えるまでだ…最後まで付き合ってもらうぞ…」
「ちょっ、雲長離せっ!あぶねぇっ!」
「久しぶりにその身体を愛してやろう。たっぷりと拙者の愛を感じてもらおうか」
「ひっ、いやあああっ!」
関羽の黒い笑顔に張飛は悲鳴を挙げた。
憐れ、張飛は誰もいない砦に連れて行かれ関羽に美味しくいただかれたそうだ。




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27th.Jan.2012


羽飛

※オロチ再臨蜀編クリア後の話


オロチを倒して太公望と別れた際に気づいた。
「翼徳、ちょっと良いか?」
「あっ、何だよ兄者?」
関羽は張飛を抱き寄せる。
「翼徳、肩や腕を露出するなら脇を剃れ。見苦しいぞ…」
「んな、兄者何を言ってんだ…」
「お前が太公望殿に手を振っている時に見えたのだ。生えすぎも良くない…」
「何でまたそんな事を言い出すんだ…」
「翼徳の身体はつるつるの方が良いのだ」
関羽はわざと張飛の身体を指先でなぞる。
「ふあっ…あっ…」
「嫌なら拙者が剃ってやろうか?」
「嫌だ…何で剃らなければならない。女ならともかく、俺は男だぞ。毛が生えてたって問題ないだろ?そんなに言うなら兄者は剃ってんのか?」
「拙者は手入れをしているから問題ない…」
「なら俺が毛を生やそが関係ないだろ、もうほっといてくれよ」
「駄目だ…剃ってもらう…拙者の翼徳には脇毛は不用だからな」
関羽は張飛の身体をまさぐり始めた。
「やっ、駄目だって…」
「なんならお前をパイ●ンにしてもよいが…」
「なっ、ぜってえ嫌だ!離せよ兄者っ!」
張飛は嫌だと文句を垂れながら暴れて抵抗する。
だが、関羽の力に敵う筈もなかった。
「恥じる翼徳を見てみたいものだ。なあ、翼徳…拙者に可愛い姿を見せて欲しいぞ」
ぬっとりと舌で耳を舐める。
「ひやっ、あっ…やっ」
感じやすい部分を責められたら張飛はビクビクと震えて甘い声を挙げる。
「脇は剃る…から、もう、勘弁して」
「素直に剃ると言えば良いのだ。なんなら拙者が剃ってやろう。愛しい翼徳の身体に傷をつけないようにせねばな…」
「良いって、俺が自分で剃るから」
「拒否は許さぬぞ…」
関羽の狂気を含んだ瞳が張飛を見る。
「わかったよ…もう兄者の好きにしてくれ」
「その言葉、取り消す等出来ないと思え」
張飛はしまったと後悔する事になる。
その後、関羽は張飛が湯浴みをしている所を侵入し張飛の身体の至る部分を剃るに至る。
「兄者の馬鹿野郎っ!変態っ!何処を剃る気だ」
「何って、股間だがっ…」
そう言うなり張飛の脚が見事に関羽の顔にヒットする。
「脇だけ剃るって約束だろうが、そこだけは止めろ!」
「言った筈だ。身体に毛は不用だと。だから剃るのだ…」
「嫌だと、言ったら嫌だ!」
男としての誇りを失いたくないから張飛は全力で抵抗する。
蹴りをまた喰らうのは嫌なので関羽は諦める事にした。
「わかった。股間を剃るのは止めた、だが脇は逸らせてもらうぞ」
「ひっ、兄者、やっぱり止めろっ!」
笑顔で呟く関羽ほど怖いのを張飛は嫌と言う程に知っている。
「暴れても無駄だからな…」
「い、いやあああっ!」
哀れ張飛、結局関羽の思惑通りに脇を剃られる嵌めになった。
敏感な部分を肌が露出するのは何だが妙な気分になったのは言うまでもなかった。





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30th.Nov.2011


羽飛

※ポッキーの日ネタ(現代パロ)

その日の夕方、張飛は関羽の家で寛いでいた。
何故か関羽の膝の上で。
関羽は理性を失わないように必死であった。
だが、張飛はそんな事、露知らずに座っている。
好きなテレビを見ながら笑う張飛。
関羽はさすがに我慢が限界であった。
「翼徳、すまんが退いてはくれぬか?」
「あ…すまねえ、兄者の膝に座ったままだな…」
張飛は関羽から離れると思いきや、そのまま隣に腰掛ける。
「翼徳…退いてくれたのは良いがベタベタし過ぎるぞ」
「だって兄者と一緒にいるのが気持ちいいんだもんな」
「そうなのか?」
「ああ…」
張飛はニッコリと笑う。
その笑顔に関羽は見とれてしまう。
「そういえば、今日はポッキーの日だな」
「ポッキーの日?」
「11月11日で数字の1が並んでるだろ。それを見立てるとポッキーの棒が並んでるように見えるからとお菓子会社が決めたらしいけどな…」
「ふうん…」
「なんなら兄者食べるか?ポッキーあるけど」
張飛はポッキーの箱を取り出した。
「いや、それは翼徳が買ったものだろ?拙者はいい…」
「そうか、せっかく、ポッキーゲームをやりたかったのに…」
「ポッキーゲーム?」
「一本のポッキーを互いの口に含み、ぎりぎりまで食べるんだよ。まあ勢い余ってキスしちまう奴もいるけどな…」
「翼徳…」
「何だよ?」
「拙者とそのポッキーゲームとやらをやらないか」
(うわあ…下心丸出しなのがわかりやすいなあ…)
「翼徳、どうする。やるのか、やらないのか?」
「わかった、やるからそんなに見つめるな…」
恥ずかしいのか張飛は顔を真っ赤に染めた。
張飛は箱からポッキーを一本取ると持ち手部分を自分の口に含むと関羽の方へと顔を向けた。
「翼徳…失礼する」
関羽が反対側のポッキーを口に含み食べていく。
そして張飛も口含み食べていくそしてぎりぎりの所までいくと関羽はどうしたら良いか迷っていた。
張飛はゆっくりと唇を近寄らせて関羽の唇に自分の唇を宛てるとポッキーを噛んだ。
触れる唇の感触を一瞬だったが感じた。
張飛はポリポリとポッキーを食べた。
「兄者、ごっそうさん…」
「翼徳…もっとしたくなったんだが」
「ポッキーゲームをか?」
「いや…口づけをしたい」
関羽は張飛の頬に掌を添えるとキスをした。
「う…んっ、んっ」
張飛は驚き直ぐさま離れるが関羽は張飛を抱き寄せて逃がそとはしない。
「愛しておるぞ…翼徳」
「雲長…俺もだ」
張飛は恥ずかしながらも返事を返した。
そして関羽は嬉しいのか、もう一度唇を寄せて口づけたのであった。




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11th.Nov.2011


羽飛羽

たまにしたいと思う。
あの関羽の腰に腕を回したくなる。
男性なのにどうして女性並に細いのか?
あの長い裾から覗く太股とか見るとドキドキする。

「兄者ってエロいよな…」

突然の張飛の言葉に関羽はショックを隠せない。

「そうなのか?」
「うん」
「どうしてそう思う?」
「だって兄者の裾とかたまにめくれると何だか新鮮に見える。思っていたよりは肌は白いし…」

張飛は関羽の裾を少し広げる。
「何をする!」
「普段見えない部分がたまに見えるとエロいよ」

わざと関羽の太股に触る。

「こら、くすぐったいぞ」
「兄者って意外に敏感なんだよね」

張飛は意地悪そうに呟く。

「誰がそんな事を言った?」
「もちろん、兄者だよ」
(兄者…、翼徳になんて事を教えるんだ)

さすがに関羽も怒るにも怒れない。

「本当に兄者って可愛いよ…」

張飛は関羽の細い腰に抱きついた。

「おいおい…可愛いって」
「うん、たまに純粋そうな所はもっと大好きだ」

関羽は張飛には敵わないと思った。

「だが、拙者は翼徳の方が可愛いと思うぞ…」
「兄者…」

関羽は張飛を抱きしめると軽く口づける。

「んん…っ」

張飛は関羽の口づけに酔いしれた。
ゆっくりと関羽の唇が離れると関羽は張飛の身体をまさぐる。

「やっ…あっ、兄者、止め…」
「拙者から主導権を奪うにはまだまだだな…」
「雲長の馬鹿…スケベ」
「何とでも言えばいい。拙者は翼徳を愛してるぞ」
「うん、俺も雲長を愛してる…」

関羽は張飛の首筋や鎖骨に唇を落とした。
張飛は結局、流されて行為に至った。

その後、関羽の怒りの矛先はもちろん劉備に向けられたとさ。



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13th.Oct.2011


羽飛

※張飛フタナリ設定です。


関羽と張飛が義兄弟でありながら恋人なのは周囲に認知されていた。
だが、いつもと変わらぬ日常を過ごしていたかにみえた。
張飛は仕事が終わった後、いきつけの居酒屋で酒を飲んでいた。
一緒にいたのは趙雲と馬超であった。
三人は久しぶりに飲み合った。
「どうした馬超、趙雲。二人ともあんまり飲んでないな…」
「ああ…そういえば、張飛殿、少し太りましたか?」
「そうなのか。俺はそんな風にはみえないけどな」
趙雲の言葉に馬超がそうでもないと意見を言う。
「もしかして、幸せ太りだったりしてな」
「それは関羽殿との恋愛は順調だと言う事ですか?」
「ああ…だって俺、今幸せなんだ」
張飛は嬉しそうに笑う。
そんな張飛に趙雲と馬超は苦笑いした。
三人はたわいのない会話をしながら酒を飲んでいた。
だが、突然張飛の気分が悪くなった。
「何だか、気持ち悪い…」
「大丈夫ですか張飛殿?」
「飲み過ぎではないでしょうか?」
「かもな…今日はもう屋敷に戻る」
「じゃあ、屋敷までお連れします…」
「すまねえ、趙雲」
張飛は趙雲と一緒に屋敷に戻った。
二人は屋敷に戻る道をふらつきながら歩く。
やっとの事で張飛の屋敷に着くと星彩が出迎えた。
「父上…大丈夫ですか?」
「星彩、今戻ったぞ…」
「星彩殿、張飛殿は酒の飲み過ぎだと思います。ゆっくりと休ませてあげなさい…」
「はい…」
趙雲は星彩にそう言って屋敷を後にした。
張飛は星彩に連れられて屋敷に戻ったのであった。



次の日になり張飛はゆっくりと覚醒した。
昨日はあまり酒を飲んでいなかった為か二日酔いもなく何もなかった。
そしていつもの通りに屋敷で食事をしていたが何故かあまり食べ物が喉を通らない。
料理の匂いが鼻につくだけで吐き気がしてきた。
張飛は飲み水と軽い食事をして城に向かった。
(何だ、あの気持ち悪さは…あんなのは初めてだ)
張飛はそんな事を思いながら城に着き出仕した。
劉備と関羽達と会議をしたりと自分の仕事をこなしたりと今日は何かと忙しかった。
そして昼時になると関羽が張飛の元へと訪れる。
「翼徳、兄者と一緒に食事をしよう…」
「ああ…」
張飛は関羽と一緒に劉備の元に訪れる。
既に円卓の上には食事が用意されており三人は席についた。
三人は食事を始めた。
楽しい昼食の時を過ごせるとそれぞれ思った。
だが、張飛は朝食の時と同じ吐き気に襲われた。
「どうした翼徳?」
「兄者…なんか気持ち悪い。吐き気がして仕方ないんだ。食べ物の匂いを嗅いだだけで吐きそうだ」
「大丈夫か翼徳!」
関羽が張飛の側にいき、背中を摩る。
「駄目だ、吐きそうだ…」
張飛は床に倒れ込み吐いてしまう。
劉備と関羽は張飛を連れて医務室へと向かう。
そして急いで医師に張飛を診てもらう。
そして暫くして医師が張飛の診察を終え、劉備と関羽の元に向かう。
「おめでとうございます…張飛様はご懐妊されました、この様子だと腹の子は二ヶ月だと思われます」
「何だと…!?」
「翼徳が懐妊しただと言うのか?」
「まさか、拙者の子を孕んだと言うのか!」
関羽は張飛に近寄ると張飛の腹に触れる。
「…雲長、俺、雲長の子が腹の中にいるなんて信じられないんだ。これは夢なのかな?」
「医師が調べたのだ。この腹には拙者と翼徳の子がいるのだぞ」
張飛は自分の腹を摩った。
「雲長…俺、雲長の子を産みたい。駄目か?」
「何を言うか、やっと翼徳に拙者の子の命が宿ったのだ。是非、産んで欲しい…」
「雲長、嬉しい!」
張飛は関羽に抱きつく。
「よかったな翼徳…」
「兄者…」
劉備が張飛の頭を摩る。
「愛しい義弟が子を宿すのは嬉しい事だ」
「兄者、ありがとう…」
「元気な子を産んでおくれ翼徳…」
「ああ…」
劉備も張飛が懐妊した事を自分の事のように喜んだ。
「翼徳、共に元気な子を育てていこうぞ」
「ああ、雲長…約束するよ。一緒に子を愛していくと」
関羽は張飛の腹に触れ幸せな顔を浮かべたのであった。







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15th.Jul.2011


羽飛

夜空に流れる天の川(羽飛編)


満天の星空がまるで大河のようで美しい夜空を見上げながら張飛は酒を飲んでいた。
そして張飛の隣には関羽が寄り添い同じ酒を飲み交わしている。

「兄者…綺麗な星空だな」
「そうだな…」
「夜空を見ながら酒を飲むのは最高だ」
「そう言ってくれると誘った甲斐があるな」
「珍しいな、兄者から一緒に飲もうと誘うなんて」
「たまには飲みたい時があるのだよ」

関羽は酒を飲みながら張飛を見る。

「今日は七夕だな。織り姫と彦星が一年に一度会う事を許された日か…素敵だな」
「一年に一度か…拙者は翼徳と毎日一緒に過ごしていたいな」
「兄者、恥ずかしい事を言うなよな…」
「翼徳は拙者と毎日会うのが嫌か?」
「そんな事ない。兄者と一緒にいるのは嬉しいが恥ずかしいんだよ」
「相変わらず照れ屋だな」
「うっさい。俺は兄者とどんな事があろうと一緒だ。兄者が俺を求めるように俺も兄者を、雲長を求めてるんだ…」
「翼徳…」

張飛は関羽に抱き着いた。
関羽も張飛の身体を抱きしめる。

「雲長…俺と離れる事になっても俺の事を想ってくれよ。俺も雲長の事を想うから…」
「ああ、翼徳、約束する…拙者はずっと翼徳を想うと」
「雲長…ありがとう」
「翼徳、愛してるぞ…」
「俺も雲長を愛してる…」

二人は抱き合いながらゆっくりと唇を合わせたのであった。






お題配布元:ALLODOLA
http://id17.fm-p.jp/313/allodola1000/
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7th.Jul.2011


羽飛

(獣化ネタ)


張飛が獣化してから随分とたったある日の事。
関羽は張飛に似合う首輪を密かに探していた。
やはり今の姿のままでは外には自由に出歩く事もままならない。
それに一応は、保護という事で関羽が張飛を世話している。
張飛にとっては自由にならない不満や酒が好きな時に飲めないのだから。
それに張飛は関羽とあまり一緒にいたくない理由があるようだ。
「翼徳…ただいま」
「お帰り雲長…帰ってそうそうだが悪いんだけどこれを外してくれないか?」
張飛が言うこれとは張飛の片腕に繋がれた鎖であった。
「何を言う、鎖に繋がないと逃げるではないか…」
「俺は飼い犬じゃないんだ。幾らなんでも鎖で繋がなくてもいいじゃないか!」
「そう言うが以前にも鎖を外したとたん逃げたうえに、悪戯をしたな…拙者の髯が斬れたしな」
「あ、あれはわざとじゃないんだ。信じてくれよ…」
「信じたいが、翼徳の場合は他人に迷惑を掛けている自覚がない」
「そ、それは…」
「だから今日はお主に似合うものを購入したぞ」
「俺様に似合うもの?」
「これだ…」
関羽は張飛に首輪を見せた。
「なっ、これって首輪か?」
「そうだ…お主の首に良く似合うと思うぞ…」
関羽は首輪を見せるなりいきなり張飛の首に首輪を嵌めた。
ガチャリと首輪が付けられ、腕に繋がれた鎖を解くと首輪に鎖を繋いだ。
まるで犬が鎖で繋がれた状態であった。
「ちょ、雲長、いくらなんでも酷いよ!」
関羽は鎖を引っ張ると張飛は引き寄せられ関羽の腕の中にすっぽりと納まる。
「何、拙者の髯を切った報いを受けてもらうのだ…言う事を聞いてもらうぞ」
「そ、そんなっ!」
「それに犬にはちゃんとした躾が必要だしな…」
関羽は張飛にニッコリと微笑む。
張飛はその笑顔を見た瞬間、身体は硬直した。
これからされる行為に恐怖を感じているのであろうか張飛は身じろぐ事が出来ない。
「ああ、震えておるな…心配するな。優しく愛してやるからな…」
「ひっ、嫌あああ…!」
張飛は恐怖から悲鳴を挙げた。
関羽は張飛を押し倒すとその身体に躾と言う名の愛撫を施していった。
関羽が満足するまで張飛は散々と唏かされ続けた。



それからと言うもの関羽の躾のたわものか、張飛は関羽の側で大人しく過ごしていく事になったとさ。



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15th.Jun.2011


羽飛

(学園パロ)


都内某所にある私立無双学園。
幼稚園から大学院まであるエスカレーター式の学園では大多数の教員と生徒数を誇る。
理事長の曹操が優秀な生徒を育てるべくスカウト等があり実力のある若手を多く輩出させた。
そんな学園でも優秀な教員がいるからこそ生徒が育つ。

国文を担当する関雲長は生徒の中では有名で多くの生徒が尊敬する。
だが関羽には同じ教員で義兄弟の張翼徳に恋愛感情を持っていた。
関羽の想い人である張飛は家庭科を担当する教員。
見た目に反して手先は器用。
料理上手で有名で女性徒は尊敬し、昼休みや調理実習の時は張飛に指導してもらう者が沢山いる。
そして張飛は自分が作った料理やお菓子を教員仲間や生徒に振る舞う事もある。
だから男子生徒も張飛の事を密かに思う生徒は多数いるが当の本人は気づいてはいない。
たまに天然な所がある張飛を関羽は可愛いと思っている。
そんなある日の事。
関羽は授業が終わり職員室に戻ると張飛が自分の机の上で書類作りをしていた。
「どうした翼徳…?」
「あっ、雲長か。授業終わったのか」
「ああ、先程な…」
「もうすぐ中間テストだろ、その問題用紙の作成だ」
「そうだったな…拙者も問題用紙を作成しないといけないな」
「今回はどの範囲で出すかで悩んでる」
「まあ、生徒に教えた事を復習を兼ねるようなものだからな…」
「まあ、俺様なりに作ればよいか」
「今日は早く帰れるか?」
「えっ?」
「たまには一緒に帰って過ごしたいものだ」
関羽は張飛の手を握ると手の甲に唇を落とした。
「…雲長、恥ずかしいから止めろって」
「相変わらずだな…でもそんな所が可愛いぞ…」
関羽は張飛の耳元で囁く。
「そろそろ、翼徳が欲しくなった…今夜は沢山愛してやるからな」
「なっ、ちょっ、雲長っ!」
「下校時にまたな…」
関羽はそう言うと自分の席へと戻り仕事をする。
突然の夜の誘いに張飛は顔を赤く染めた。
それからは仕事処ではなくなり集中も出来なくなった。
(雲長の馬鹿、あんな事言うから…)
恥ずかしくて仕方ない。
久しぶりにみた、欲望を含んだ瞳で見られたのは。
最近は確かに音沙汰無しだったが、久しぶりに抱かれるのは悪くはない。
明日は二人とも休日だからだ。
久しぶりに一緒に過ごせるのは嬉しいものだ。
それから下校時になり、関羽は張飛の手を握り学園を出て自宅へと向かう。
「なあ、雲長…」
「何だ?」
「久しぶりに雲長に料理作ってやるからスーパーに寄っていいか?」
「ああ、構わんぞ。翼徳の手料理は美味いから好きだな」
「嬉しい事言ってくれるな…雲長の好きなものを作ってやるよ」
「そうか…」
二人は近くのスーパーに向かった。
張飛は関羽が好きな物を作る楽しみがあり食材を選んで購入した。
「雲長、早く帰ろうな…」
「ああ…」
二人は久しぶりに一緒に過ごす時間を満喫していった。



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11th.Jun.2011



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