羽飛
(獣化ネタ)
張飛が獣化してから随分とたったある日の事。
関羽は張飛に似合う首輪を密かに探していた。
やはり今の姿のままでは外には自由に出歩く事もままならない。
それに一応は、保護という事で関羽が張飛を世話している。
張飛にとっては自由にならない不満や酒が好きな時に飲めないのだから。
それに張飛は関羽とあまり一緒にいたくない理由があるようだ。
「翼徳…ただいま」
「お帰り雲長…帰ってそうそうだが悪いんだけどこれを外してくれないか?」
張飛が言うこれとは張飛の片腕に繋がれた鎖であった。
「何を言う、鎖に繋がないと逃げるではないか…」
「俺は飼い犬じゃないんだ。幾らなんでも鎖で繋がなくてもいいじゃないか!」
「そう言うが以前にも鎖を外したとたん逃げたうえに、悪戯をしたな…拙者の髯が斬れたしな」
「あ、あれはわざとじゃないんだ。信じてくれよ…」
「信じたいが、翼徳の場合は他人に迷惑を掛けている自覚がない」
「そ、それは…」
「だから今日はお主に似合うものを購入したぞ」
「俺様に似合うもの?」
「これだ…」
関羽は張飛に首輪を見せた。
「なっ、これって首輪か?」
「そうだ…お主の首に良く似合うと思うぞ…」
関羽は首輪を見せるなりいきなり張飛の首に首輪を嵌めた。
ガチャリと首輪が付けられ、腕に繋がれた鎖を解くと首輪に鎖を繋いだ。
まるで犬が鎖で繋がれた状態であった。
「ちょ、雲長、いくらなんでも酷いよ!」
関羽は鎖を引っ張ると張飛は引き寄せられ関羽の腕の中にすっぽりと納まる。
「何、拙者の髯を切った報いを受けてもらうのだ…言う事を聞いてもらうぞ」
「そ、そんなっ!」
「それに犬にはちゃんとした躾が必要だしな…」
関羽は張飛にニッコリと微笑む。
張飛はその笑顔を見た瞬間、身体は硬直した。
これからされる行為に恐怖を感じているのであろうか張飛は身じろぐ事が出来ない。
「ああ、震えておるな…心配するな。優しく愛してやるからな…」
「ひっ、嫌あああ…!」
張飛は恐怖から悲鳴を挙げた。
関羽は張飛を押し倒すとその身体に躾と言う名の愛撫を施していった。
関羽が満足するまで張飛は散々と唏かされ続けた。
それからと言うもの関羽の躾のたわものか、張飛は関羽の側で大人しく過ごしていく事になったとさ。
終
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15th.Jun.2011
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