指輪編
　(世界が変わる、炎が散った)

26.「雪の姫様？」
27.あ、可愛い。
28.「問題あるから！」
29.はしっとその腕を一度掴む。
30.「リボ先生、その理由は？」
31.うん、なあに、綱吉。
32.「ティモのお手紙ー」
33.え、なにこの子、電波？
34.「開けていいかな、リボーン」
35.だけれど抑えられない。
36.「流石です、雪の姫」
37.『預かる』のなら納得がいく。
38.「………わかんないよ」
39.なんて八割。
40.「はい、終わりです」
41.ぽつりと呟く。
42.「………妬いてる？」
43.うん、よし。大丈夫そうだ。
44.「独り、寂しくない？」
45.だけど間違いない。
46.「え？　えぇ、まぁ」
47.すっと凪ちゃんが身体を離す。
48.「早く、」
49.稀有で奇異なる後継者。
50.「借りがあるんだ、」
51.眉を寄せて息を潜める。
52.「ティモの傍に居たい」
53.私が焦がれた、過去。
54.「聞かない方がいいか？」
55.我らが大空の寵姫。
56.「腹立ってるの」
57.再びティモの所へ。
58.「やっと、君の傍だ」
59.だって約束した。
60.「『ジジイ』………？」
61.あれはまるで───。
62.「はい、もういいよ」
63.うーむ、と首を傾げる。