23rd.Jun.2018
ゴールデンカムイ
163話/29号アオリ
予告:
次号、勃起!…とはいわない。
「勃起!…とはいわない」のは、尾形またはヴァシリだと思われる。
尾形は人間の敵を殲滅するのが身上のスナイパー、
二瓶や谷垣は山で獣を狩って生きるマタギ。
ともに元猟師ではあるが、二者のアイデンティティはこのように異なる。
スナイパーである尾形は、
ウィルタに同行したトナカイ狩りでトナカイの群れを全滅させた。
それは、戦場では敵兵を撃ち漏らすことが自分の死に繋がるから。
しかし、猟師である二瓶や谷垣が同じ状況にあったら、
群れを殲滅することはなかった、と思う。
人間の敵兵と異なり、人間を積極的に襲うわけではない
動物相手にそうする必要はないし、
群れを全滅させたら、その後は狩るべき対象がいなくなり、自分たちが困るから。
生業として獣を撃つマタギである二瓶や谷垣は、
狩りを自分と獣との勝負だと考えていて、
狩りそのものや銃を撃つ行為に際して「勃起!」と言う。
また、アイヌの男として狩りを生業にするように
なるであろうチカパシも、彼らの精神を受け継ぎつつある。
しかし、スナイパーである尾形(やヴァシリ)にとっては、
銃で"獲物"を撃つという行為がマタギと違う意味を持つ。
だから尾形(やヴァシリ)は「勃起!」と言わない、のだろう。
23rd.Jun.2018
ゴールデンカムイ
163話/29号
1ページ目:
慎重な者だけが、災いを為す。
ラスト:
遺体のように、案山子(かかし)のように、
ただ…ただ、待っていた。
予告:
次号、勃起!…とはいわない。
※
「勃起!…とはいわない」のは、尾形またはヴァシリだと思われる。
23rd.Jun.2018
現在23話目であり、それほど新しくもないのだが、
いつまでも軌道に乗った感じがせず新連載感が消えないこともあり、ここで扱う。
大人になって忙しくなってくると、普段本誌で流し読み程度にしか読んでいない作品は
20話くらいまでなら「最近の新連載」という感覚になる。
・最近の新連載
■逆襲インフェルノ
作者 重本ハジメ
連載誌 週刊少年チャンピオン
55点
女性キャラを登場させないことが硬派だと勘違いしてそう
実際には、登場人物を男性キャラばかりにすることによって男女比が不自然になり
閉塞感が出てぎくしゃくした読み心地になるうえに、
物語もスムーズに転がらない
最近になってようやく人外の姫キャラを登場させてきたが、
該当キャラは女児なので主人公たちとは年齢層が合わないうえに
見た目も人外なので、女性キャラの効果がほとんど出ていない
絵柄はクセが強いうえに古い
永井豪のフォロワーなのだろうか
作品の見た目も中身も悪い意味でアナクロ
比較的短期間で打ち切りだろう
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*links-etc.