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(拝借先:天文学
『天国ならばまた会える』

盲目を撃て
杯に注ぐ半分
あらゆる禍津を
退屈でできた王国
道化師たちの指と指
ひかりとよく似た病気
夜と星が交わり黒になる
できない子を憂いてみせて
優しくない世界なら要らない
器であればふたりでわけられる
あなたが不幸せでありますように
ぼくにとってたったひとつの幸せ
選ばれない者のカタストロフィ
約束だった場所で待っていて
愛とは甘く痺れる劇毒の事
燃やし尽くした後の世界
すべて奪われたかった
眩すぎる光と闇の渦
日も厄災も君の中
誰か僕に救いを
過ぎ去った火
陰陽の双児

殻は嘘ばっか
ほんの少しの浄化
遮断機を切って落とす
きみが首無しならよかった
あの日産まれなかった光が泣く
だれかの思考が煩くて眠れない
欲望と道化のアンバランス
汚いあなただから好き
かがやきに病める
真夜中に開く

まぶたを閉じて綺羅を恋う夜
ぼろ皮膚を抱く柩が足りない
万華鏡みたく茨を踏みつけて



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