24th.Jun.2017
インターン編は切島の物語でもあることに最近気づいた。
これまでの話をほとんどノーチェックだった私には、コミュ力が高く積極的な切島&
対人恐怖症気味で著しくシャイな環先輩という凸凹コンビの物語に見えていたけど。
強い能力を持っていない切島は、
人格破綻者ではあるものの強力な能力を持つ爆豪にいつもくっついている。
このエピソードでは、強さを求める切島と爆豪の関わりが描かれ、
犯罪者との戦いの中で自らの課題に直面する切島の姿が描かれる。
インターン編は、強くなりたいと願う切島の人物像を
掘り下げるエピソードでもあるのだろう。
24th.Jun.2017
大人から見れば10代というのは普通「子供」であって、未熟な存在に映る。
ともすれば守り導く対象にさえ感じられる。
だけど、時にはそうじゃない場合もある。
天喰先輩の年齢は17歳、高3だ。
成人にとっては「子供」に思えるはずの年齢設定。
だけどこの人物は作中でそういう描き方をされていない。
未熟な存在ではなく、一人前の人間のように描かれている。
それどころか、どうかすると年上感すら漂う。
140・141話などのバトル回では特にそうだ。
この作品の主人公・デクは15歳、高1。
この「17歳の人物が子供に見えない」という感覚は、
おそらく作者が15歳の主人公と同じ目線から
登場人物たちを描いていることによって生じるものだろう。
10代にとって2学年上というのは大きな差だ。
ちなみに、主人公と同じ15歳・高1の切島や上鳴などは
自分の身の回りに実際にいそうな、同い年の人物のように感じられる。
そういう描き方をされている。
同じ学園バトルものの高校生キャラでも、
「武装錬金」の主人公や早坂姉妹などには
成長途中の未熟な「子供」のたたずまいがあった。
ヒロアカの生徒たちにはそれがない。
こういうところにヒロアカ作者の力が現れていると思う。
23rd.Jun.2017
ヒロアカも環先輩も、
このブログで思い切り褒めてやるから…
ちゃんと読者人気を獲得しろよな。(小声)
ブログ閲覧者の方の2%にでも3%にでもいいから、好かれろ。
23rd.Jun.2017
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↓
今週のヒロアカ感想(2)/ジャンプ29号/141話
23rd.Jun.2017
天喰先輩は作者によって良い特徴を色々と付与されている。
例えば「紳士的」という属性がある。
他人の長所を認めたり敬語だったりする。
これについては後日詳しく触れるつもり。
だけどこの人物はただ紳士的なだけじゃない。
親しくない他人への呼び掛けはちょっと高圧的というか距離を感じさせるのだ。
これまでの例を挙げると、
・124話 ミリオvs1-A時
1年A組の面々に…「ひがむべきはその技術だよ一年坊」
・132話 チンピラとのバトル時
切島に…「それを前向きと言うんだよ一年生!」
1年生への呼び掛けが「一年坊」、「一年生」。
「君たち」「お前たち」といった親しげな呼び方もしないし、
インターン先に来た後輩の切島にも名前を直接呼びかけない。
もしかするとインターン先のヒーロー事務所には、
プロヒーローのファットガムの他は
雄英高からインターンに行っている
このキャラと切島だけしかいないかもしれないのに。
ちょっとよそよそしくて高圧的な感じがする。
しっかり先輩キャラしているのだ。
こういう呼び方をする理由はまだわからないけど、
もしかすると先輩ぶって偉そうにしているわけではなくて、
メンタルが弱くて他人と関わるのが苦手という
性格のために親しげな呼び掛けをできず、
こういった微妙に距離を感じさせる呼び方をしているのかもしれない。
仮にそうであっても、
結果的に飄々としてクールな雰囲気が出ている。
おいしいキャラ付けだと思う。
22nd.Jun.2017
サンイーターこと天喰先輩の今週号で確認できる特徴をまとめてみる。
・負傷
-今週のバトルでも満身創痍
・紳士
-他人の長所を認める。それが敵であっても。
・知的
-難しい言葉を使う
・冷静
-現状を客観的に把握する
-敵と対話して考えや行動を変えさせようとする
このキャラのこういう特徴は過去の登場回でも描かれている。
こうしてみると本当に良いキャラだ。
長所も主人公になれる要素もたくさん持ってる。
もっとも、主人公になるにはこのキャラが持ってる「影」は強すぎるけど。
22nd.Jun.2017
本誌を落ち着いて読めるのは週末になりそうだ。
それまではバレサイトでストーリーを追ったり、
アップされたコマを断片的に眺めたりしながら今回の内容を反芻していく。
今回のラストシーンを鑑賞しながら、作者である堀越氏の性格について考えてみる。
ちなみにブログのアクセス数が気になる筆者の都合上、
例によって記事のタイトルが大変アレな感じになっていますがご了承ください(^^;
ここのカウンターにはちゃんと反映されてないけど、
真面目なタイトルと扇情的なタイトルをつけたときとでは、
アクセス数が10倍以上違うんだもの(殴)。
実際に天喰先輩は堀越氏のお気に入りのようだ
(以前ボツにした主人公キャラの焼き直しらしいという未確認情報と、
このキャラの扱いの良さから予想)し、
氏は故意にこの人物を苦戦させてると思う。
今週の最後のコマの天喰先輩はいい感じに満身創痍だ(どういう感想だよ)。
汗みどろで、顔面に裂傷を負って流血。
そして頬に蟹の甲羅の残骸、唇の一部を覆うように宝生のものから生成した結晶。
あんな位置に結晶があっても戦闘の役には立たないから、
細かく制御せず暴走ぎみに能力を発動させたのだろう。
一人テラフォーマーズとも呼ばれているこのキャラの能力は、
テラフォーマーズの戦士たちと同様、使えば使うほど人の姿から離れていく。
満身創痍で異形。
自分のお気に入りのキャラをこんな風に扱う作者はどういう人だろう。
多分だけどこの作者は痛みを力に変えるタイプの人のような気がする。
悪趣味かもしれないけど、人の狂気や絶望に関心がある私は、
この作者が描くものに惹かれる。
22nd.Jun.2017
今の状況はこんなところ。
○ブログで書こうとしていること
・天喰先輩や彼と関わりがあるキャラに関する感想、考察
・天喰先輩が登場する回の感想など
-140話、141話
・ヒロアカについて
-天喰先輩以外の魅力的なキャラの紹介
-この作品&作者の良いところ
-私のような新規読者向けの導入、疑問点のフォロー
-ネットで流れている虚偽の悪評の否定
私がヒロアカおよび天喰先輩というキャラに飽きる前に書き終えたい。
こういうことを1日4回という投稿制限の中でしようとしている。
明らかに欲張りだと思う…(^^;
21st.Jun.2017
明るいだけのストーリーよりも暗さのあるストーリーが好き、
痛みを知らないキャラよりも知っているキャラが好き。
だから今のエピソードも天喰先輩というキャラも、
こういうものを描く作者も気に入った。
この作品や作者におかしな悪評があるなら擁護していく。
21st.Jun.2017
本編を読みもせずに批判をしているヒロアカの作品アンチが
どういう人々なのかは大体想像がついている。
きっと普通の読者じゃないから、彼らに直接色々言っても状況は改善しないだろう。
報酬を受け取って企業や商品の悪評を流す人々がこの世には存在する。
でも、一般の読者でも同様のことをしている人が今回の話では多すぎると思う。
そういう批判をはっきりと否定しておく。
その批判とは、「サンイーターは140話で
『完封できる』と言ったのに苦戦しすぎだ」というものだ。
そういう主張をしている人々はヒロアカをほとんど読んでいないのだろう。
今回のバトルで苦戦する予告は140話の時点で明確にしてあった。
その予告はこうだ。
サンイーターが一見冷静に状況説明&
「俺ならこの敵を完封できる。ここは俺に任せて先に行け」
↓
だけどそのシーンの間なぜかずっと冷や汗をかいている
↓
仲間が立ち去ってから、心の声で「大口を叩いた」
わかりやすい苦戦フラグだ。
これを見落とせる方法があるなら教えてほしい。
140話で苦戦フラグを立てて、141話でそれを回収した。
むしろ予定通りだ。
私はいいたい。
批判するなら、最低限その作品を読んだうえでするべきだ。
20th.Jun.2017
ネットを見ていると今週号の話が好評なようで嬉しい。
天喰先輩が作者を自己投影した自己愛の産物だとか、
今週の141話でカニバリスム(人肉食)を行っているとかいった
ほとんど事実無根といっていいぐらいの悪評を、2ちゃんねるや
まとめサイトのコメント欄でこの作品のアンチが流しているのを見てきたから。
ヒロアカ本編を読めばわかることだけど、どちらも間違いだ。
読みもしないで批判するんじゃないよモブが(爆豪風)、と言いたい。
それにしても、格好いい画面や熱いバトルを描けば、
シナリオに多少の齟齬があっても読者は喜ぶんだよなー。
18th.Jun.2017
ネタバレ多数なのでご注意ください。
完全版は「追記を読む」から。
○グラントリノ
オールマイトの××
オールマイトに対しては鬼軍曹
デクとの関係は武道を教えるじっちゃんと孫のようなもの
○死柄木
××で××な未成年
×××××の××××に近い精神性
×××××悪い大人2人(×××、××××)の×
○正義サイドと悪サイドの師弟
デクの「先生」は×××(の先代所有者)
死柄木の「先生」は×××
○作者(堀越耕平)
微サド
画力が高い
絶望を描くのが上手い
非常に色っぽいというかエロい容姿の女性キャラを描くのが上手い
実にけしからんナイスバディの女性キャラが多数登場するので、
男性はぜひ「ヒロアカ」を読むべき
○ヒロアカという作品
少年たちの友情を描く描写が随所にある
中高生の青春を感じる描写が多い
腐女子的感性に訴える描写もなぜか多い
サド的感性に訴える描写も多い
母親・女性の指導者などといった女性の保護者から、
少年・青年・幼児など、年が若い男性への庇護や愛情を描く描写が多い
▼追記を読む
18th.Jun.2017
コミックス1〜11巻、14巻〜本誌最新話読了時点での自分用まとめメモを公開。
一部伏せ字にしておきますが、ネタバレ多数なのでご注意ください。
完全版は「追記を読む」から。
○爆豪
ヒール
不良・チンピラ的なメンタル
狂犬
コミックス9〜11巻では××××
○焦凍
雄英1年世代(デクと同世代)の主人公
○デク
××
参謀
力をうまく扱えない、××でしか活躍できない
意外に頭が回る
母子家庭?父親の描写が全然ない
→コミックス11巻おまけ(緑谷印子…デクの母親 のプロフィール)に情報あり。
父親は海外に単身赴任中
○オールマイト
第1話の時点ですでに「るろうに××」最終話の××に近い状態
この作品は彼が後継者を×××××物語
○デクから爆豪への感情
ブラザーコンプレックスならぬ×××××コンプレックス
どんなに暴君でもデクにとっては××と××の対象、大切な“×”
○爆豪からデクへの感情
ケンシロウに対するジャギのような感情
×より優れた×などいない、“死ね”
○デクと爆豪にとっての大切な人物
二人ともオールマイトに×××××
××の対象であり××
▼追記を読む
17th.Jun.2017
前回「薄暗い日陰の地面を這う芋虫≒天喰先輩が、
やがて明るい陽光の中を自由に羽ばたく蝶に変わる」
と書いたけど、明るい日射しが似合って
ネガティブじゃなくなった先輩なんて先輩じゃないと思う。
(何か失礼なことをいっているような気がする)
でもちょっと待って。
夜行性や暗いところで活動する蝶もいるんじゃないだろうか。
そう思って調べてみた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6ジャノメチョウ亜科 Satyrinae
森林などの日陰で活動するものが多い。
http://www.komeri.com/event/11_saienclub/gardenplan/022/p1.htmlクロアゲハやジャノメチョウなど日陰の好きな蝶もいます。
>日陰で活動する
>日陰の好きな
こういう種類もいるなら、それほど悪くはなさそうだ。
16th.Jun.2017
天喰先輩は頻繁に負傷している印象がある。
これまでの負傷や状態異常をまとめるとこうだ。
・初バトル時に特殊な銃弾で腕を撃たれる
・その銃弾の作用によって、特殊能力(ヒロアカでは「個性」とよばれる)を使えなくされる
バトル終了まで、正確にはその約半日後にあたる翌朝までずっと能力発動不能な状態が続いた
・大きな見せ場がある回(140話)のバトルで手をざっくり切られて流血
このキャラは登場したのが最近だから、
出番が多いエピソードはインターン説明・チンピラ戦・八斎会突入と
まだ3つしかないのに、そのうち2つでこんなことになっている。
こんなキャラをひいきにしていると意外な副産物があることに気がついた。
昨夜食事の準備をしているときに、手元が狂って熱々のお湯を手にかけてしまった。
熱湯がかかったときの感覚は「熱い」というより「痛い」だ。
ズキッという痛みを感じて慌てて手を引きながら、
「これって天喰先輩が負傷したシーンと同じだ!」
とテンションが上がっている自分がいた。(待)
このキャラに注目している間は痛みに強くなれそうだ。
16th.Jun.2017
天喰先輩は毎日アサリを食べているらしい。
なぜなら、攻防に使えて便利だから…。
能力の性質上そうなるのもわかるけど、
そんなことを言うのはこの人ぐらいだろうw
なかなか衝撃的な迷言だった。
巨大なアサリの殻を背中から生やして、
硬い殻で全身を覆うという使い方が先週で初出。
いかにも防御に長けていそうな形態だ。
その後、個性発動した宝生の突撃に備えて再び殻を出現させるシーンでは、
どんな角度で出してるのか最初わからなかったけど、
どうやら背中から体の両側に出してるらしい。
蝶の羽と同じように。
この少し前の、閉じた殻で全身を覆って
前方に回転ジャンプして現れるシーンでもそうだ。
この殻の生やし方は、本人が蝶が好きということと関係あるだろうか、
という超推理(某パピヨン風にいうと蝶・推理)を展開してみる。
ならば、コスチュームのフードの「ひ」のような形の模様は
蝶の触覚だろうかとさらに超推理。
言うだけなら自由だしね。
ちなみにこの直後に殻を奪われたシーンでは、
窃野が持っている殻は二枚貝の片側だけ。
貝の真ん中にあたる部分に、
ちぎり取られたような蝶番の残骸が付いている。
殻を奪われるコマの天喰先輩は顔をしかめて辛そうな表情をしていたけど、
きっと殻を取られる際にかなりの衝撃が体に加わったのだろう。
15th.Jun.2017
天喰先輩について考えるうえでは、ルミリオンことミリオの考察も避けて通れない。
(※ミリオはネットの読者の間でこの呼び方がすでに定着しているのに対して、
天喰先輩はまだ呼び方が確立されていないので、
ミリオとはズレがありますが「先輩」をつけてこう呼びます)
そんな脱衣系奇人ヒーロー・ミリオについての考察。
*
ミリオのヒーロー名はルミリオン。
ヒーロー名の由来は「百万人(ミリオン)の人を救う」。
※ミリオとデクがパトロール中にエリ&オーバーホールと
遭遇するエピソードで、ミリオ自身がこう語っている
では「ルミ」は何なのか。
lumiはイタリア語・フランス語・英語など多くの言語で「光」を表す単語。
語源はラテン語のlumen「昼光」。
作中ではミリオの明るい性格が繰り返しアピールされる。
「ルミ」は「太陽のように光り輝き、周りを照らす」という
ミリオの性質を表しているのではないか。
…という仮説を唱えてみる。
15th.Jun.2017
ヒロアカのコミックスは、カバーや余白ページなどのおまけがものすごく充実している。
こんなにおまけページなどの描き下ろしが多いコミックスは珍しいと思う。
14巻のおまけページには、ビッグ3やバブルガールなど
何人かのサブキャラのプロフィールが載っている。
そこで気になったのが、天喰先輩のプロフィールにある「好きなもの:蝶」という記述だ。
高3男子の好きなものとしては意外だ。
(ちなみにミリオの好きなものの一つにラーメンがある。これも意外)
蝶といえば思い浮かぶのが芋虫からサナギを経ての華麗な変身だ。
今の天喰先輩はどう見ても華やかな蝶には見えない。(失礼)
「薄暗い日陰の地面を這うコミュ障の芋虫≒天喰先輩が、
やがて明るい陽光の中を自由に羽ばたく蝶に変わる」という、
蝶とこのキャラを重ね合わせたレトリック
(そういえば武装錬金でもそんなものがあった)が
物語の中で描かれる日がいつか来るんだろうか。
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