〔寝耳に水はある春の日に・本文〕
13th.Jun.2017
「寝耳に水は」の二人の別エピソード。
全1話。
ちなみにこのSSは今リアルタイムで執筆中です(泥縄感)
*
大体出来上がりました。
*
朝
出勤前
マサト「じゃあ行ってくる」
キョウヤ「あ、待って! 今日は雨の予報だから、傘を持って行くといいよ」さっ
マサト「おお。サンキュー」ぱしっ
マサト「(こいつが作る飯をいつも食べられて、見送りまでしてもらえるなんて……夢みたいだ)」
マサト「(男同士だけど、まるで新婚生活だよな)」
キョウヤ「ねえ、マサト。行ってきますのキス……してよ」
マサトよりも少し背の低いキョウヤが背伸びして顔を近づけてくる。
マサト「ん……」
軽く身を屈めて、恋人の唇に唇を落とす。
夜になればまたキョウヤが待つ部屋に帰って来られるとはわかっているが、名残惜しい。
愛し合う二人の束の間の別れだ。
〜〜〜〜〜
マサト「(……なんてことになったらいいなぁ)」にへっ
ザーザー
キョウヤ「マサト、どうしたの? さっきから一人でニヤついて」
マサト「……! な、なんでもない」ぶんぶん
キョウヤ「?? 変なマサト」
ザーザー
キョウヤ「それより、早く帰ろう!
週末はまた出張でしょ。
今日は腕によりをかけて作るから、しっかり食べて体力つけてよ」
マサト「おう。ありがとな」
キョウヤ「コンビニのお弁当ばっかりじゃ元気が出ないもんね」
自分の隣で傘をくるりと回して意気込む恋人を、マサトは温かな気持ちで眺めた。
雨の中並んだ二つの傘が同じ速さで進んでいった。
〔太陽は誰の上にも輝く・本文〕
10th.Jun.2017
リノはこういう子です。
あまりしゃべらない同士、なんだかコミュニケーションを取れているセルヴァとリノ。
「こいつは黙ってることが多い」と他人事のように考えているけど、
セルヴァも饒舌とは程遠い(^^;
ちなみにセルヴァがリンゴを食べていることやリノが「青菜の方が好き」と
思っていることは、鹿と羊の食性(どんなものを食べるか)を下敷きにしています。
ストーリーは薄味だけど、設定厨な作者にとってはそれなりに内容のあるエピソード。
そのあたりについては別の記事で触れる予定です。
〔太陽は誰の上にも輝く・本文〕
10th.Jun.2017
この前から書いてるSSの推敲がまだ済んでいないので、代わりに薄味の落書きを公開。
全1話。これで完結です。
これとこの前第1話を公開したSSは、
セルヴァやリノたちがパーティを組むようになってまだ日が浅い時期の話です。
*
フィールドへ探索に来たパーティ
探索が一段落して、休憩を取ることにした
セルヴァは腰を下ろして、自分の荷物からリンゴを取り出して食べている
セルヴァ「……」しゃりしゃり
リノ「……」じーっ
それを見ているリノ
セルヴァ「? なんだ?」
セルヴァ「欲しいのか? ほら」
ナイフを出してリンゴを一かけら切り取り、リノに渡してやるセルヴァ
リノ「♪」にこっ
リノ「……」しゃりしゃり
セルヴァ「……」しゃりしゃり
リノ「(甘い……。これよりもケールとかの青菜の方が好きだな)」
リノ「(でも、食べ物を分けてくれたこの人はきっといい人だ)」♪
セルヴァ「(こいつは黙ってることが多くて何を考えてるのかいまいちわからんが……
まあ、変なやつではなさそうだ)」
アーディ「(お腹空いた。人が『食べ』たいなー)」
〔太陽は誰の上にも輝く・制作日記〕
9th.Jun.2017
最初に公開した文章には
>町から持ってきた少々の食料と現地調達した肉や果物で夕食を済ませ、
というフレーズがあったけど、うっかりしてた。
こいつらは鹿と羊の獣人だから基本的に菜食なんだ/(^o^)\
肉はあまり食べないと思う。
夢魔のアーディは大体現実世界の人間と同じような雑食性という設定にする予定。
(本来の食糧は男性の性的快楽に付随して発散されるエネルギーだけど、
現実世界の人間や動物のように有機物を食べてエネルギーを得ることもできる)
アーディの食事は仲間2人が食べるものに合わせることにしてるから、
このパーティの食事は菜食中心になる。
「肉」は消しておこう(^^;
〔その他2〕
8th.Jun.2017
制作日記以外の創作に関する記事の公開を、なるべく6/9(金)中に行う予定です(目標)。
〔太陽は誰の上にも輝く・制作日記〕
6th.Jun.2017
「野宿」の本文を最後まで入力したつもりでいたけど、セルヴァの行動を一つ入れ忘れてた。
これだと最初に考えてた内容よりも萌え度は多少落ちる。
どうするかな…。
いや、下書きでも公開してきたのがこのサイトだ。
ひとまずこれを公開しよう。
余裕があれば、入れ忘れた内容を盛り込んだものも追って公開したい。
〔太陽は誰の上にも輝く・設定〕
4th.Jun.2017
この前軽く書いた設定をもう少し詳しく。
*
○リノ
羊の獣人(種族名:シープリング)
無口、おとなしい、内気
かわいい
体格はやや小さい・細い
人間でいうと10代半ば〜後半くらい
髪の毛の色は白〜銀
細かい巻き毛
種族の特徴として頭の両脇に巻き角がある
同、一人でいることが苦手で誰かと一緒にいたがる
〔太陽は誰の上にも輝く・制作日記〕
3rd.Jun.2017
全2回予定。
最後まで入力済みです。
あとは多少の手直しだけ。
途中まで公開済みの駆け出し冒険者とのエピソード(「vs冒険者狩り」)での様子とは
少し違ったセルヴァの姿が垣間見られます。
今回初登場となる羊の獣人・リノの顔見せも少々。
(同じく初登場のパーティリーダー・夢魔アーディは今回あまり出番がありません(^^;)
〔太陽は誰の上にも輝く・本文〕
3rd.Jun.2017
夜。
町から遠く離れて探索に来たセルヴァたちのパーティ。
今夜は野宿だ。
町から持ってきた少々の食料と現地調達した果物などで夕食を済ませ、
雨が降ってきてもしのげそうな大きく枝が張り出した木の下に
魔物や野生生物の侵入を防ぐ魔方陣を設置して、寝る準備をする一行。
彼らの今の所持金ではテントは買えない。
ある程度の広さがある魔方陣の中で草の上に簡素な寝袋を広げ、めいめいに寝転がる。
セルヴァ「さて。寝るか…」
リノ「……」つんつん
セルヴァ「? どうかしたか?」
リノ「一人じゃ眠れない……」
セルヴァ「(子供か! お前は何歳だ)」
※リノはまだ10代
セルヴァ「ひとりで――(一人で寝られるだろう、幼児じゃあるまいし)」
リノ「……(・ω・`)」
セルヴァ「(うっ……!)」
セルヴァ「……ここで寝ればいいんじゃないか?」
リノ「いいの?」キラキラ
セルヴァ「ああ」
セルヴァ「(そんな顔をされたら無下に拒むこともできん)」
リノ「♪」にこにこ
セルヴァの隣に寝袋を広げるリノ
嬉しそうだ
セルヴァ「(まったく、シープリングというやつは……)」
※リノの種族であるシープリングは、寂しがりでいつも誰かと一緒にいたがる傾向がある
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