〔魔戦レイベルム-メリシダ編・本文〕
12th.Dec.2016
初回投稿 12/11
酔い潰れて寝ているラディアに近づき、声をかけるルグマンシア
ルグマンシア「ラディアくん。――ラディアくん」
ラディア「んん……zzz」
ルグマンシア「君の勇名はかねてから耳にしているよ。
もし差し支えなければ、メリシダ軍のトップ戦力たる
君の武勇伝を私にも聞かせてくれないか?
ここじゃなく、もっと落ち着ける所で……ね」
ラディアを抱え起こそうとするルグマンシア
ラディア「んん……zz……むにゃむにゃ」
ラディアは起きる様子がない
ルグマンシア「(よし。このまま近くの部屋に連れ込んでしまえば……)」
ニヤリとほくそえむルグマンシア
〔魔戦レイベルム-メリシダ編・本文〕
12th.Dec.2016
初回投稿 12/5
追記12/8
本文の追記や修正などは特にしていませんが、ここ数日は中身の乏しい記事が多いので、
読むところの多いこの記事をブログトップに表示させておきます。
*
お待たせしましたー!
結局日曜深夜のうちに間に合わなくてすみません。
書き下ろし簡易SS。後半は鋭意執筆中。
まだほとんど推敲していないので、そこそこ高い地位にあるという設定の
他国の偉い人がジャストミートとか言ってしまっていたりして文章が粗いですが、
取り急ぎの更新ということでご容赦ください。
あとで少しずつ修正します。
*
○登場勢力&登場人物
・メリシダ
色々な国に囲まれている小さな国
・ラディア・リコルス
メリシダ軍の強い人
酒に弱い
・ギルトラ ※このSSで初登場
メリシダと国交がある国
・ルグマンシア ※このSSで初登場
ギルトラ国の偉い人
男が好き
*
メリシダと他国の人々が参加している宴の席
酔い潰れて寝入っているラディア
ラディア「zzz」
遠くからそれに気づくルグマンシア
ルグマンシア「あれは……『メリシダの吼龍』か」
ラディア「zzz」
ルグマンシア「(それなりに整った容貌とはいえ痩せぎすのあの体、
私の趣味にジャストミートするわけではないが……
あの気の強い龍を褥で捩じ伏せ思うがままに弄んだら、
日頃さしたる感情も現れないあの魔導士の顔はどんな風に歪むだろうか)」
寝入っているラディアに悪いことを考えながら近づくルグマンシア
ラディア「zzz」
起きている人はラディアの周りにいない
危うしラディア
〔魔戦レイベルム-メリシダ編・本文〕
11th.Nov.2016
初回投稿 2016/9/13
微修正しました。
*
書き下ろし。さっき書き上げたばかりであまり推敲していないともいう(殴蹴)
*追記・おおかた推敲完了。*
「
スカディア軍の将2人の会話」と内容や構成が似てるけど、ひとまず公開。
ネリスの姓をちょっと変更しました。
*
メリシダと敵対している勢力の拠点
敵将A「メリシダ軍のネリス・アトレーという人物についてだが」
敵将B「“紫眼の吼龍”ラディア・リコルスの恋人だという男だな」
敵将A「ああ。“吼龍”の戦闘に同行することが多いものの、
本人が戦列に加わることは少なく、さしたる戦績もないという」
敵将B「メリシダは戦える人員が乏しいからな。小国の泣き所か……
“吼龍”がいなかったらあの国はとっくに陥落しているはずだ」
敵将A「うむ。そして、このアトレーもおそらくそれほど大きな戦力ではない」
敵将B「その可能性が高いな。恋人が戦うのをただ見守る……荒ぶる龍の傍らに咲く花、か」
敵将A「ほう、詩人だな」
敵将B「からかうなよ」
…………
メリシダ
ネリス「ラディア! だめ、素手で触ったら危ないよ!」
ラディア「え?」
ネリス「この花、見た目が気に入って買って来たけど、茎に棘があるんだから」
ラディア「なんで、そんな危ないもの……」
ネリス「だってさ。かわいい花に棘があるのって素敵だと思わない?」
ラディア「(……わからない)」
〔魔戦レイベルム-メリシダ編・本文〕
24th.Sep.2016
小説にする前にさわりをプロット的な形式で公開。
相手が結構な強敵のうえにネリスまで狙われてピンチのラディア&ネリス。
*
敵A「それっ!」
ネリスに向かって攻撃魔法を放つ敵A
身を翻してかわすネリス
肩のあたりで何かが砕ける音がする
ネリス「あ……!」
ネリスの肩につけた蝶のブローチが壊れている
敵A「君が戦うにはそのブローチが必要なんだろう?
“吼龍”の相手は私の仲間がしているけど、
メリシダの戦力はできるだけ殺いでおきたいからね。
君を見逃すわけにはいかないよ……。
覚悟するがいい、ネリス・アトレー」
攻撃態勢を取る敵A
ネリス「っ……!」
ネリスの顔から笑みが消える
敵Aと対峙するネリス
ネリスたちからやや離れた場所で戦っているラディアと敵兵B
恋人の異変に気づくラディア
ラディア「(ネリス……!)」
そこに敵Bの攻撃魔法が迫る
なんとか避けるラディア
敵B「戦闘中によそ見とはずいぶん余裕じゃないか」
意地の悪い表情を浮かべる敵B
敵B「だが、そんな態度はすぐにできなくなるさ。お前の相手はこっちだ!」
さらなる攻撃に移る敵B
ラディア「……!」
防御の態勢を取るラディア
〔魔戦レイベルム-メリシダ編・本文〕
14th.Sep.2016
ネリスは可愛い系の男の子なので花を買ったりします。
これがラディアだったら、自己中でまめでもないので枯らしてしまいそうだ(^^;
〔魔戦レイベルム-メリシダ編・本文〕
21st.Aug.2016
戦力としては敵にも味方にもラディアばかり注目されていて、ネリスはアウトオブ眼中。
だけどネリスにはネリスなりの理由があって
その扱いに特に不満を感じていない、ということにする予定。
ドラセナ王は多少存在感のあるキャラとして描く予定。
創作物によく見られる信長や政宗のような、型破りで豪快な統治者のイメージ。
キャラの掘り下げが進んだら、もしかするともう少し荒っぽい口調
(「〜じゃねえか」のような)に変わるかも。
ラディアが戦闘大好きな狂犬のように見えると思いますが、大体その通りです(待)
おとなしいのに好戦的なキャラを書くのはこのキャラが初めてですが、新鮮で面白い。
〔魔戦レイベルム-メリシダ編・本文〕
21st.Aug.2016
全2回のプロット、後半。
*
ドラセナ軍司令「これ以上戦闘を行って消耗する必要はない。撤退しろ」
ネリス「了解――あ」
ラディアとトレニア軍兵士の様子がおかしいことに気づくネリス
トレニア軍兵士A「貴様! 何だと!?」
ラディア「かかって来ればいい……と言ったんだよ。
たとえ不利な属性の魔法しか使わなくても、僕は君たちに勝ってみせる」
ネリス「(あちゃー。またあの子の悪い癖が)」
トレニア軍兵士B「ふざけるなよ……!
どれほどのものか知らんが、俺たちの敵ではない!」
ネリス「あー……無理かも」
ドラセナ軍司令「何だと!?」
ネリス「ラディアが向こうの軍と揉めちゃってるので」
ドラセナ軍司令「おい、撤退の命令が聞けないのか!」
ネリス「そうしたいのはやまやまなんですけど、彼、ああなると聞かないから」
ドラセナ軍司令「馬鹿を言うな……!」
ドラセナ王「まあいいじゃないか。――おい、聞こえるか。俺だ」
ドラセナの王が通信に割り込んでくる
ネリス「あ、陛下」
ドラセナ王「撤退しないなら、命令はひとつだ。――『勝て』!」
ふっと笑みを漏らすネリス
ネリス「了解」
ネリスが通信を切る
ラディア(&ネリス)vs敵部隊、戦闘態勢へ
その頃、本部では
司令とドラセナ王が話している
ドラセナ軍司令「陛下! あんな無茶な指示を……」
ドラセナ王「ふふ、まあいいじゃないか。
メリシダをほとんど一人で守り続けた『吼龍』だというから、どんなやつかと思ったら……
とんだ戦闘狂だ。だが、面白い」
〔魔戦レイベルム-メリシダ編・本文〕
14th.Aug.2016
「龍も歩けばいくさに当たる」というタイトルは勢いに任せてつけたけど、
この話のラディアは自分から戦いに飛び込んでるような気がする(^^;
ドラセナとトレニアは、じつを言うと花の名前。
響きが格好いいのでそのまま国名に使用。
特にドラセナは強そうな響きだと思う(何)。
2つとも、この頃から「レイベルム」の地名に使いたいと考えていたもの。
↓
植物名で創作物の設定を妄想してみる
〔魔戦レイベルム-メリシダ編・本文〕
14th.Aug.2016
メリシダとは別の国に仕えているラディア&ネリスという設定の、未来またはパラレルの話。
小説本文よりも先にプロットを公開します。
このプロットは全2回で完結の予定。
*
ドラセナという国の軍の一員として戦いに参加しているラディア&ネリス
ドラセナ国の国境付近
侵攻してきた敵軍を退け、帰還中の2人
ラディア「彼ら、弱かったね」
ネリス「うん」
ネリス「(あの程度、ラディアにとっては軽い準備運動にしかならないよね)」
ラディア「退屈だな……。もっと強い相手と戦いたい」
明らかに不完全燃焼そうなラディア
ネリス「メリシダは周りが敵だらけだから、強い人たちにしょっちゅう攻められてたもんね」
帰路の途中に中立地帯を通る
そこで他国の部隊と遭遇
他国の兵士A「その魔力の強さは……それに痩躯と金髪、紫の瞳――お前、『メリシダの吼龍』か!」
ラディア「……」
ネリス「(うーん。ラディアはすっかり有名人だなぁ)」
他国の兵士B「(『吼龍』と一緒にいる黒髪の小さいやつは誰だろう)」
他国の兵士C「(さあ?)」
ラディア「君たちはトレニア軍の『緑翅隊』だね。風魔法を使っての連携が得意な……」
ネリスが通信用のマジックアイテムで本部に連絡を入れる
ネリス「こちらネリス。ラディアも一緒です。
帰投中にトレニア軍の『緑翅隊』と遭遇しました」
ドラセナ軍司令「あいつらと、か……。これ以上戦闘を行って消耗する必要はない。撤退しろ」
ネリス「了解――あ」
ラディアとトレニア軍兵士の様子がおかしいことに気づくネリス
トレニア軍兵士A「貴様! 何だと!?」
ラディア「かかって来ればいい……と言ったんだよ」
トレニア軍兵士B「ずいぶんと舐められたものだな」
ネリス「(あちゃー。またあの子の悪い癖が)」
*prev □ホームへ #next
□トップへ
[いいね!を送る]