〔魔戦プラクティカ-リヴェイル編・本文&後書き等〕
13th.Dec.2015
週末中の公開にどうにか間に合った。
ヴェルノは小柄な可愛い系男子として考えていたけど、
このシーンではもう少し男性的な雰囲気。
可愛さと男らしさの度合いはこれから着地点を探していくことになる。
このキャラの一人称を「俺」にするか「僕」にするか、まだ迷い中。
この2人の行く末について気になる方向けに、
軽いネタバレの展開予告を追記に書きます。
※12/15(火) 追記にちょっとだけ加筆
追記を読む
〔魔戦プラクティカ-リヴェイル編・本文&後書き等〕
13th.Dec.2015
「ねぇブリゼール様。一つだけ、俺の我が儘聞いてくれませんか」
「我が儘?」
「しばらく……抱いててほしいんです」
ヴェルノがそう言うと、ブリゼールは無言で彼の体をかき抱いた。
思いを寄せる人の胸に抱き締められて、その顔を見上げられる位置を頭を動かして探す。幾度か試みたのちに丁度いい場所を見つけたけれど、見上げた上官の顔はぼやけてよく見えなかった。
(まぁいいや、見えるもの以外でブリゼール様の感触を味わっとくか)
彼は目を閉じて上官の胸に身を預け、その肩に頭をもたせかけた。ブリゼールの匂いに包まれて、体の温もりが衣服越しに伝わってくる。
「ヴェルノ。ヴェルノ……」
氷使いの声が彼の名を呼び、骨ばった大きな手が気遣わしげに髪を撫でる。
(ブリゼール様。今、あなたの腕が俺を抱いて、あなたの唇が俺の名前を呼んでる。あなたの瞳が俺だけを見てる……。やっとあなたは俺だけのものになったんだ)
目を閉じてブリゼールの存在をすぐ近くに感じながら、ヴェルノは微笑した。
〔魔戦プラクティカ-リヴェイル編・本文&後書き等〕
12th.Dec.2015
短いワンシーンを執筆中。
ヴェルノ視点。
現在の完成度85%。
週明けまでに公開できる予定。
*
「ねぇブリゼール様。一つだけ、俺の我が儘聞いてくれませんか」
「我が儘?」
「しばらく……抱いててほしいんです」
ヴェルノが言うと、ブリゼールは無言で彼の体をかき抱いた。
思いを寄せる人の胸に抱き締められて、その顔を見上げられる位置を頭を動かして探す。
ヴェルノは目を閉じて上官の胸に身を預け、その肩に頭をもたせかけた。
ブリゼールの匂いに包まれて、体の温もりが衣服越しに伝わってくる。
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