(天女、嫌われ、暴力表現有)
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掌の中、疼き喚く春の色
何卒存じております
囁く僕の吐息は雪の匂い
真白に埋めたきみの×××
春を恋うる生温い瘴気
嘘、吐きたがり
君の声を聴きたいだけなのに
月灯も褪せるネオン街の卑猥な喧騒
唇に、燻ぶる花吐息、嗚咽混じり
まるで涎塗れの獣の交尾
嗚呼、傷すら受け入れぬ蒼白い沈黙
二度と震える事の無い其の睫毛
では此の屍は何色に染め上げませう?
凍えた唇を削ぎ落とせ
殺気を削がれた猛禽類
名無し指に君の名を紅く刻み
あどけない絶望の微笑み
甘美が孕むは苦悶か辛辣か
啼き叫べ哭き叫べ
鮮やかな夜を想い、おはよう
泣きたくなる様な美しい朝
色褪せた過去
葬られた昨日
刻まれた今日





問題は死しても乙女で居られるか否か






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