〔トレヴォの刃・制作日記〕
15th.Jul.2018
「意志疎通の問題」を書いてみて気づいたことがある。
セフェルは別に良識派というわけじゃない。
夢魔なので、人間のことを同じヴェルディアの住人というだけじゃなく
「自分に食糧を提供する存在」として見ていたりもする。
でも、フラムやレイルがある意味彼以上に非常識なので
このパーティで行動すると相対的にセフェルが常識人のような立ち位置になる。
すると、他の二人(特にコミュニケーションに問題があるフラム)のせいで
苦労する役回りを頻繁にセフェルが演じるはめになる。
トラヴァント編のウォードが
常識人にするつもりも苦労人にするつもりもなかったのに、
色々書いているうちに気がついたら常識人で苦労人のような
立ち位置になっていたのと同じ現象だ……。
これをウォード現象と呼んでもいいだろうか(何)。
〔トレヴォの刃・制作日記〕
14th.Jul.2018
少し前から手をつけていて、今回また書き始めた
フラム+打撃スキル/打撃武器のエピソード。
一言でいうとどういう話なんだろうと考えていて、
「華奢でおとなしくてかわいい低STR系の子が
重厚そうな鈍器を振り回してたら萌えるよね」
っていうことなんだなと不意に思い至った。
※STR…腕力や筋力の強さを表すステータス
ファンタジー作品のいいところは、
大きくて重そうな物も魔法の効果と称して軽くできること。
この話はそういうエピソードです(いいのかそれで)。
でも萌えどころ的にあまり多くの人に共感してもらえなそうなので、
これとは別の話も更新した方がいいような気がする。
〔トレヴォの刃・設定〕
13th.Jul.2018
・タンブルウィードモンスター
種別:モンスター
HP:やや高い
攻撃力:中程度〜やや低い
物理防御:高い
魔法防御:やや高い
弱点属性:炎
〔マグナリア戦記-トラヴァント編・制作日記〕
13th.Jul.2018
「トレヴォ」の最新SS「意志疎通の問題」は、
コミュニケーション能力に問題のある仲間がいて
周りが人知れず気を揉む、というエピソード。
「トラヴァント編」のフィアンも、
あれで国内ではそれなりに重要な立場にあるので、
アスキルやウォードなど周囲の人々が密かに苦労しています。
きっと一番大変なのは、フィアンが率いる隊の兵士たち。
トラヴァント編は長い間更新が止まっていますが、
直近で書きかけになっているサイコロの話の他にも
書きたいエピソードが2つほどあります。
公開できるのはもう少し先になってしまいそうですが、
少しずつ手をつけています。
〔トレヴォの刃・後書き等〕
13th.Jul.2018
フラムは回復魔法や防御魔法も使えたりして、
戦力としてはパーティに貢献する人物ですが、
人との対話能力に少しばかり難があります。
このために、
フラムとパーティを組んでいるレイルやセフェルは
色々なところで人知れず苦労します。
普段公開するストーリーではそういう点についてあまり書きませんが、
今はささやかなネタでも書いて更新したいので取り上げてみます。
〔トレヴォの刃・後書き等〕
13th.Jul.2018
【ネタバレ】
[小劇場]バーンハンマー(2)のネタバレ
*
一見真面目そうに見える文章ですが、大変アホなことを書いています(何)。
でも公開してから結構追記して種族のことなども書いたので、
一応内容のあるSSになったかも。
フラムは無口な子です(^^;
キャラたちを作者のイメージの中で自由に行動させようとすると、
フラムは勝手にああいう行動(沈黙)を取ります。
というわけで、バーンハンマー(2)で
フラムのセリフがセリフになっていない件への自己突っ込みをSSでしてみる。
*
文章の質も内容も全体的に薄味ですが、
最近あまりにも更新できなすぎだったのでともかく書いて公開していきます。
〔トレヴォの刃・本文〕
13th.Jul.2018
※[小劇場]バーンハンマー(2)の続きです。
*
「フラム。今決めている魔法は初めて使うんだろう?
今回の冒険で使う前に、どこかで練習させてもらったほうがいいんじゃないのかい」
セフェルの問いかけは一応仲間を気遣ってしたものだったが、
華奢な体つきの魔法使いからは静かな視線と沈黙だけが返ってきた。
こちらに向けられた深い海のような瞳から
その魔法使いの意図を正しく汲み取ることは、
人間と密接に関わって生きている夢魔の直感をもってしても難しい。
セフェルはそっと溜め息をついて眉を寄せた。
整った顔立ちによぎる陰が、人を誘惑して精気を吸う
彼の種族が生まれながらにして備えている美貌をより一層際立たせる。
この夢魔は、レイルおよびフラムとパーティを組むようになってから、
彼らとそれなりの日数を共に過ごしていたつもりではあった。
しかし、自分の隣に座っている高い水の魔力を持った人間の少年との
意思疎通を今でも時々難しく感じることがセフェルにはあった。
「(ヒューマンって普段はみんなこうなのかなぁ。
いや、でもレイルはもっと喋ってくれるし)」
彼が感じている困難は種族の特性ではなく、
単に当人の並み外れた口数の少なさによるものなのだが、
セフェルはまだ真相に気づいていない。
取り立てて反応がないところをみると、何もしなくても問題ないだろうか。
夢魔はひとまずそう結論した。
〔rose小劇場〕
13th.Jul.2018
・基本的にメタです
・リーヴェ&フォリオのいる空間に
作中キャラが登場することがしばしばあります
・SSや、そこでの各キャラの出番や行動、
キャラ・スキル・アイテムの設定などといったものを
リーヴェたちが考えているということを
作中キャラたちも認識しています
〔トレヴォの刃・本文〕
13th.Jul.2018
フォリオ
「うーん。じゃあ、キュートフォリオファイアーハンマー!
これならどうですか?」
リーヴェ
「それは長すぎるから使えないかなー」
フォリオ
「むーむー」
リーヴェとフォリオのやり取りを眺めながら、
室内の一角にある応接用のソファに座って
魔法の設定が決まるのを待っているフラムと、付き添いで来たセフェル。
レイルはクエストの手続きで街に出かけている。
フラム
「(今度の話では新しい武器と魔法が使えるらしいけど、
どんなのになるんだろう)」
セフェル
「フラム。今決めている魔法は初めて使うんだろう?
今回の冒険で使う前に、どこかで練習させてもらったほうがいいんじゃないのかい」
フラム
「(ん……。たぶん、大丈夫)」
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