麗しの陛下にチョコレートを贈ろう
〈ルセリオ王国の栄光:小説本文&落書き〉
2015/02/14
会話形式、季節の小ネタ。
***
2月14日、ルセリオ王国軍
女性兵士A「ルセリウス陛下って素敵よね!」
女性兵士B「素敵よね!」
女性兵士C「ねー!」
女性兵士A「今日は大切な人にチョコレートをあげる日よ。陛下にとっておきの手作りチョコを贈るわ!」
女性兵士B「私もよ!」
女性兵士C「私も!」
旅の薬売り「ヒヒヒ、お嬢さんたち。お前さん方にぴったりの薬があるんだけど、いらんかね?」
女性兵士A「あら、何かしら?」
旅の薬売り「意中の異性に飲ませれば、たちまち恋に目覚める惚れ薬だよ」
女性兵士A・B・C(!! この薬をチョコに混ぜれば…!)
女性兵士A「買うわ!」
女性兵士B「私もよ!」
女性兵士C「私も!」
旅の薬売り「ヒヒヒ、まいどあり」
旅の薬売り「いやぁ、女たちが揃って国王様にお熱とは。ここの軍はいい稼ぎ相手になるねぇ」
薬売りの弟子「お師匠様ったら、また怪しげなものを売って……」
旅の薬売り「ヒヒヒ。『恋に目覚める』といっても、飲ませた者に恋をするとは限らないよねぇ」
薬売りの弟子「また手配書が出回って追われることになっても知りませんからね」
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