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SS・灰燼
〈ルセリオ王国の栄光:小説本文&落書き〉
2015/02/22

 
 
本気モードのフリーダ。

***

フリーダは荒れた大地に立っていた。熱気を孕んだ風が吹き渡る中で、動くものは彼女の姿だけだ。
「私は、後世に名を残すわけにはいかん」
銀灰色の魔術師が呟いた。
「どこから来たかも判らぬ流れ者、ルセリウス王の側近の一人、ただの氷使い……。この世界に残る私の記録はそれでいい」
佇む彼女の周囲は一面の焼け野原と化し、岩や氷でできた刃がそこかしこに突き刺さり、暴風や洪水に呑まれて絶命した敵兵のおびただしい数の亡骸が積み重なっていた。
「さて、人が来ないとも限らん。残骸を始末してしまわなくては」
強力な魔法の数々を放ってもまだ力に満ちた瞳で辺りを一瞥して、質素な出で立ちの魔術師は独語した。



 



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