これが最高のバッドエンド



Prologue

彼が気づいていることを、私は知っている
君と噂になるのも悪くない
触れたところから、拡がる
君が笑ってくれるなら、気づかないふりをしよう
(わからないから、ただ笑顔でいる)
たったひとつの、唯一の繋がりだった
優しい人だから
(ごめんね、本当にごめん、好きだよ、本当に)
今度は、きっと、見失わない
知っても平静でいられた自分が、怖かった
大丈夫、まだ大丈夫
笑顔に託した想い
(あした世界から愛が消える)
きみならきっと、
さよならの瞬間まで輝けるように
これが最高のバッドエンド

epilogue



Title by 確かに恋だった
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