[アクマゲーム]161話 ありがとう
〔アクマゲーム・各話レビュー〕
2nd.Jul.2016
■今回のストーリー
○島津vs伊達、人外の戦いに決着
一瞬の隙をついて床に落ちていたビームサーベルを拾い、伊達を押さえ込んで馬乗りになる島津。
勝負あった――。
サーベルを振り下ろす前に島津の胸をよぎる思いがあった。
島津
「『ありがとう』の内容が俺にはうまく説明できないけど、
ありがとうシュンイチロー」
脳筋乙。
これは尋常ではない力を持っているために人間に対して全力を出せない島津に、
全力で対人の肉弾戦をする機会を作ったことに対する「ありがとう」だと思う。
二人の戦いによって周囲の壁はひび割れ、砕け、伊達は5スペルによる身体強化がなければ
おそらく何十回も全身骨折と内臓破裂で死んでいるはずの打撃を島津から受けていた。
政府の専門機関が島津に施した徹底的な情操教育は、
それがまずいことだと戦いのさなかにあっても彼に感じさせた。
島津
「やっぱり…おれは全力を出してはいけない
それは我慢とかではなくて、普通の人が赤ちゃんを殴らないのと同じことなんだと思う」
それは、「全力で人を殴る」という体験をしてたどり着いた結論。
島津
「それがわかったから、ありがとう」
微笑む島津。
伊達
「ふふ…それはどういたしまして」
真に研究すべき対象は島津の「強さ」ではなく、その強さを持った彼の「心」だった。
心の観察は自分の専門分野だというのに――。
間違っていた、と悟った伊達。その左手にある弱点を島津のサーベルが切り裂く。
伊達、退場。
その直後、島津の体も透け始める。
何事かを悟る島津。
島津
「そうか、モーリが…。がんばれ、モーリ」
島津、退場。
ところで、島津が他人の名前をカタカナで呼ぶのは難しい漢字が判らないからなのかな?
○毛利vs照朝&初
照朝のサーベルは確かに毛利の手の甲の弱点を貫いたはずだった。
毛利
「見事…」
しかし毛利が初の足の弱点を突き、初が退場。毛利vs照朝の1対1に。
島津の5スペルは「大将身代わり」。
その効果によって、毛利の代わりに島津が退場となっていた。
毛利
「君たちに一回勝利をあげる。代わりに油断をもらう。
2対1になったときからこれしか勝機はないと思っていた」
それでいいのか、毛利@体育1? 相手は超強い傭兵執事に鍛えられてて
身体能力も高スペックの照朝なんだが、それは本当に勝機なのか!?
「2対1になったときから」といっているから、
前回瞑目して撤退か継戦かを決めたときにこうすることも決めていたんだな。
「与える」じゃなくて「あげる」という言い方が何かかわいいぞ。
こうして決着は大将同士の一騎討ちへ。
次回、照朝vs体育1――!
■登場人物
○照朝チーム
・織田 照朝
主人公
照朝チームの代表
身体能力はトーナメント参加者中2位?
知力も上位
・斉藤 初
現在は照朝チームの一員として照朝のサポートを務める
・伊達 俊一郎
心理学者
人間観察に重きを置く、食えない人物
身体能力は中程度
現在は「5スペル」の効果によって身体能力が大幅に強化されている
○毛利チーム
・毛利 明
天才棋士
現在の倒すべき対戦相手。相手チームの代表
トーナメント参加者中で最高クラスの実力を持つ(身体能力以外)
体育1
身体能力・体力は女性キャラ2人を除くとおそらくトーナメント参加者中で最下位
・島津 涼
他作品の表現を借りると「生まれながらにして全身のチャクラが開いている男」
人並み外れた身体能力を持ち、そのために政府の管理下に置かれている
脳筋
身体能力はトーナメント参加者中ぶっちぎり1位
知力はぶっちぎり最下位
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