「DINER ダイナー 漫画版」について・「魔人探偵脳噛ネウロ」との比較…人間に対するリスペクトの不在、作品テーマの欠如 (旧記事の再掲)
〔DINER ダイナー 漫画版〕
13th.Feb.2018
以前の記事から独立させた。
以下を書いたのは、ヤングジャンプ5・6合併号
(スキンにナイフを向けたカナコにボンベロが
かかと落としをする回)までの6週分を読んだ時点。
現在の筆者の評価はこれより少し良い。
■DINER ダイナー 漫画版
○内容について詳しく
…「魔人探偵脳噛ネウロ」との比較、作品テーマの欠如
「DINER」のヒロイン・カナコは、
作中最強クラスのキャラであるコック(ボンベロ)から見ると
使えない雑魚という評価だけど、
一般人としては並外れて打たれ強い心身と善良な心を持っている
そういう点や、主人や周りからひどい扱いを受けるところが
「ネウロ」のヒロイン(主人公というか、のび太役)・ヤコに似ている
「ネウロ」では、ヤコの主人であり作中最強クラスのキャラであるネウロは、
ヤコを虫や下等生物と罵り日常的に暴行を加えながらも、
人間であるヤコの善良さや成長する可能性を評価し、
人間というものに対して一定の敬意を払っていた
しかしこの作品のコック(ボンベロ)やモブの言動にはそうした人間性へのリスペクトもない
つまりこの作品には人間讃歌的な要素がない
この作品は、単に理不尽な暴力を
(ごく特殊な嗜好――勘違い自称ドS――を持った
作者/読者が楽しめる娯楽として)描いているだけで、
それを通じて作者たちが描き出したい深いテーマがあるように見えない
このため、胸糞さを押してまで読む価値がこの作品にあると思えない
よければ拍手代わりにポチっとお願いします
↓
にほんブログ村 二次小説
週刊少年ジャンプ / にほんブログ村 コミックス感想
*prev← □ホームへ #next→
*links-etc.