ファンタジーの作法
〔その他2〕
21st.Feb.2018
ハイファンタジーを書くなら、何か特別な理由がない限り、
我々がいる現実世界の単位を出すべきではない。
その単位はどんな世界にも共通する普遍的法則ではなく、
我々の世界の誰かが考え出したものなのだから。
そんな単純な常識を堂々と無視している作品がある。
「不滅のあなたへ」(作者・大今 良時 氏)だ。
作中では我々の世界と違う文化をもつ人々の様子が描かれているが、
「秒」「km」といった我々の世界の単位が不用意に出てくる。
文字や道具や服装はこちらの世界と異なる、
作品世界独自のものなのに、単位だけが我々の世界と同じだ。
その単位はどこから作品世界に湧いてきたものなのか?
ファンタジーを手掛けるならもう少し気を遣うべきだと思う。
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