[ルセリオ]物語の断片・遊撃
〈ルセリオ王国の栄光:小説本文&落書き〉
2016/05/28
「ルセリオ王国の栄光」の更新が止まりすぎてて申し訳ないので、物語の断片を1つ公開。
フリーダがルセリオ王国軍に加わって間もない頃の出来事です。
スティルムとアドゥマは、ルセリオ王国の近くにある国の名。
***
兵士「スティルム軍がまもなくこちらに到着します」
ルセリウス「よし。首都の守りを薄くするのは心もとないが……
被害を抑えるには国境に近いこの地で迎え撃つしかない」
伝令「陛下! 大変です、アドゥマ軍が我が国の首都に向かってきています!!」
ルセリウス「何だと!?」
フリーダ「(アドゥマがこんなときに出兵だと? おかしい……)」
……
ルセリウス「とにかく時間を稼げ! こちらからも兵を回す」
伝令「承知しました、伝えます!」
ルセリウス「おや。彼女はどこに行った? この前から戦闘に加わっている、フリーダは」
兵士「そういえば姿が見えません」
ルセリウス「ふむ……?」
……
アドゥマ兵「ルセリオ王国の首都はすぐそこだ! 今なら攻め落とすのは赤子の手をひねるようなものだぞ!」
?「そうはさせん。お前たち……渡航者(ヴィアートル)の差し金だな」
アドゥマ兵「誰だ!?」
?「お前たちは何も知らなくていい。何もだ」
アドゥマ兵「う、うああっ……!!」
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