13th.Jul.2018
元々がリアルタイムでの書き下ろしだから、細部が粗い。
特におかしなところはあとで手直しする予定です。
13th.Jul.2018
ラディル「(陛下直々に魔獣討伐の指令を下されるなんて、珍しい……)」
――謁見の間――
ラディル「参上致しました」
王様「ラディルよ、この度現れた"破壊の巨人"を倒して参れ。
300年に一度復活して、この一帯の国々を破壊し尽くす伝説の魔獣だ」
事務官「方向されている破壊の巨人の強さは、Lv80、HP100000です」
ラディル「は……?ちょ、ちょっと規模が大きすぎませんか!?
HP10万って……。
普段の魔獣討伐任務は、食人花(Lv18、HP5000)とか
大モグラ(Lv20、HP6000)でしょう。
それに……300年に一度復活とか、聞いたことがありませんし」
王様「何を言っておるか? お前にしかできない任務だぞ」
事務官「ラディル殿、どうかご武運を」
ラディル「(何が起きてるんだろう……?)」
23rd.Jun.2018
ネリアが「何か」を手に持ってやって来た。
「見て、ラディル。これは魔導士用の伝説の衣装、『見えないローブ』だよ!
これを着ると、魔力や敵の攻撃を回避する力が大幅に強化されるんだって」
「え? いや、待って、これって……」
ラディルは面食らった。
ネリアが持っているローブは、一体どんな素材で織られているのか、水のように透き通っている。
こんなものを着たら、下着や肌が透けて見えてしまう。
半裸と大差ない格好になってしまうではないか。
戸惑っている様子のラディルに、黒髪の恋人はきょとんと首を傾げる。
「どうしたの?
もう魔獣がここに向かってきてるんだから、早く着替えて出撃しなきゃ!」
「いや……あの……」
23rd.Jun.2018
ネリアがどこかから持ってきた
トンでもない衣装に戸惑うラディルの話です。
29th.Apr.2018
ざざっと書き上げたものなので細かい部分がふわふわしていますが、ひとまずこれで完結。
ネリアはこういう子です。
素でわがまま・自己中心的なラディルに文句も言わずついていく、健気でかわいいキャラです。
……健気? はい。健気です。このキャラは健気ですよね。
補足
・魔法が現実世界の物体に干渉できるかどうかは、実をいうとまだ確定させていません
・作品世界での時間の単位や、作中人物がどのくらいの精度で時間・時刻を知ることができるかの正式な設定は未定です
・作品世界では現代日本ほどマナー意識が発達していないので、花壇の花を摘むことはそれほど問題視される行為ではありません
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