7th.Mar.2017
この前のSSとは別の試合の直後の様子。
*
司会者「勝者、エリオスっ!」
ドッ
ワァアアア
タッタッタッ
リン「エリオス!」
エリオス「やあ、リン。勝ったよ」
リン「すごいっ」
エリオス「ふふ。ねえ、もうお腹ぺこぺこだよ」
ぎゅっ
リン「!?」
エリオス「んーーっ」
ぐぐぐぐ
リン「……っ!!///」
パッ
ぐいっ
リン「ま……待って、エリオスっ!」
エリオス「?」
リン「みんなが見てる所でキスはだめ!(焦)」
エリオス「?? うん」
5th.Mar.2017
エンジェリックレイヤー的な何か。
今夜考え付いた、できたてほやほやの書き下ろし。
召喚者である少女リンが見守る中、
劣勢ながらも死に物狂いの戦いを繰り広げるイケメン人造精霊エリオス。
このSSは比率でいうと、バトル9、ラブ0.5ぐらいです。
*
満身創痍のエリオスは敵のスピリティスと向き合った。
「まだだよ。まだ、僕は倒れていない」
「くそっ。しぶといやつ!」
魔力を練る一瞬の間があって、再び両者の間に光の矢や刃が飛び交う。
息をもつかせぬ攻撃術の応酬だ。
両者の戦いを見守っていたリンは、エリオスが発している波動の変化に気付いて息を呑んだ。
「あれは……!」
敵もエリオスの状況に気付いていた。
エリオスの耳に光るピアスの石――スピリティスが持つ核石を、彼は装身具という形で
身に付けていた――の色が普段の緑色から敵と戦ううちに黄色く、
やがて橙色に変わって、今は熾火のような赤を湛えている。
「そんな……」
気付いてもどうにもできない。
戦闘領域のすぐ外にある使役者用の空間で、リンは両手を固く握り締めた。
*
公開から数時間経って見直したところ、別館にはできるだけ
存在しない方がいい要素が混入していたので修正しました。すみませんでした(^^;
ついでに少女の名前も変更。
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