16th.Apr.2017
A「なんで!? 俺、何かした?」
B「ううん、別に」
A「他に好きなやつでもできたとか?」
B「ううん。違うよ」
A「じゃあ、なんで……!」
B「んー。好きな気持ちが冷めちゃった」けろり
A「そ……そんな……」
2nd.Apr.2017
適当な書き下ろしSS。バッドエンドにはなりません。
全2〜3回の予定。
4/3
タイトルを変更しました。
*
A「ああ、忙しい。土日も年度初日もうちのセクションには関係ないからな」
A「あの資料をまとめて……例の件を先輩とリーダーに報告して……」ブツブツ
……
A「ふう、やっと目処がついた。ちょっと休もう」
……
B「やっほー、A」
A「おう、B」
A「(こいつと付き合ってしばらく経つけど、今日も可愛いなぁ)」デレッ
B「あのね。話があるんだけど」
A「うん。何?」
B「私たち、別れよう」
A「え!?」
19th.Feb.2017
レッカ「――そら、行けっ!」
レッカが言うと、神獣が一声応えて駆け出す
ゴウッ
シェナ「(わ……速いっ)」
レッカ「ちゃんと掴まってろ」
ぐっ
風を切って駆ける神獣の背で、シェナが落ちないようにと
シェナの背中から脇腹のあたりへ手を回してきつく抱き寄せるような態勢を取るレッカ
シェナ「……うん」
ぎゅっ
レッカの体に両腕を回してしっかりと抱きつくシェナ
体を密着させていると、レッカの体温や
筋肉質なたくましい体の感触、心臓の鼓動などが伝わってくる
シェナ「(何だろう……ドキドキする)」
思いがけない胸のざわめきにシェナは戸惑ったが、高鳴る鼓動の理由はまだ分からず。
疾駆する神獣の背で、年若い王女は
迷いのない表情で神秘の獣を駆る隣国の王子の力強い腕の中に身を任せていた。
19th.Feb.2017
本編の途中ですがちょっと回想を挟みます。
細部が粗くて気になるけどひとまず投下。
この回想は1回か2回で完了予定。
*
幼いシェナと教育係(じい)の会話
「じい。わたし、ティリー城に行ったときにサンディルの人たちのショウゾウガを見たよ」
「おやおや。姫様はあのときまだ三歳でしたが……覚えておいでですか」
「うん」
頷くシェナ
「サンディルの人たちは、ショウゾウガで動物や鳥といっしょにかいてあった」
「ああ。あれは神獣というものですよ」
「シンジュウ?」
「さよう。神獣は大きな力を持った生き物で、
サンディルの王家であるフリーマ家の人にだけその力を貸しているのです」
19th.Feb.2017
ある日のこと
レッカ「シェナ。今度俺の神獣に乗せてやろうか?」
シェナ「え……いいの?」
レッカ「ああ」
快活に笑うレッカ
……
神獣に乗せてもらう約束の日が来た
神獣「ブルルルッ」
シェナ「(これが神獣……)」
レッカ「ほら。手、出せ」
シェナに手を差し伸べるレッカ
レッカの手を借りて神獣の背に乗るシェナ
シェナ「(神獣って、鞍とか付けないんだ……。
気を付けないと振り落とされちゃうかも)」
そんな心配をしていると、シェナの考えを読んだように笑うレッカ
レッカ「落ちないようにしっかり掴まってろよ」
シェナ「うん」
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