憂き世に愛はあるかしら
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迎え火はあの子の育む小さないのち
止まったままの秒針は必ずどこかに眠ってる
夢のなかでは救えない
花咲く庭に恋い焦がれる
愛する星に呼ばれたら
灯台の明かりを目印に
涙の河を乗り継いで
絵本で見たような物語
わたしは今日も「愛」をまき散らす
愛し愛され花薫る
霞みの向こうに遊びに行こう
あたたかいのは素敵なしるし
あなたへ今日も祈りを捧げる
僕らの未来はいつかに揺蕩う
憂き世に愛はあるかしら
あとがき

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