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会いたくて 逢いたくて踏む 薄氷


【名前変換】




必読と説明
川下の 草木かき分け 蛍見ぞ 短し命 照らせしその身
朝焼けに 夢に逃れし 哀れなり 想うその袖 色は変わらず
もの言わず 清く建ちたる 学舎に 徒然なる者 脅かしせり
茜さし 影と光の 交錯す 逢魔が時に 迷えし異形
積み重ね 隠れし真理 いざ見やん 笑わし少年 悪戯せり
正体を 怪しむそこに 答えなし
隠されし 真実下ろし 道すがら 出会いしその人 目下に神楽
神風や みもすそ川の そのかみに 契りしことの 末をたがふな
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今一度の 逢ふ事もがな
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば
口開き 此度の真意 話す子に ゆるりゆるりと これもよすがと
語り部に 微かな手がかり いざ掴まん 燃ゆる心を 鎮抑えて
人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける
天の原 ふりさけ見れば 春日なる みかさの山に 出でし月かも
あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな



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