▼うぐしし:白木蓮 うぐしし:白木蓮 「あれは、鳥では無いか。」 「え、どれ? 」 「あの木の……嗚呼、白木蓮だ。」 「本当だ。白い花が綺麗だな。鶯さんよく見つけたなあ。」 「この小屋のあたりはあまり皆が近寄らないからな。大包平はここで休みそうだが。」 「鶯さんが言うならそうなんだろうな。」 「この本丸に早く大包平も来るといい。」 「俺も早く会いたいぜ。」 「お揃いか。」 「うん、お揃いだな! 」 05/01 |
▼鶴獅子:蒲公英 鶴獅子:蒲公英 「蒲公英だな。」 「ああ、蒲公英だ。」 「鶴丸、何で蒲公英なんだ。」 「そりゃ、君の髪に似ているなと。」 「そうか……だからって部屋一面に蒲公英を摘んでくんな!!」 「驚きだろう!」 「掃除手伝えよ!」 「勿論だ!」 05/01 |
▼じじしし:桃の花 じじしし:桃の花 「おお、桃が咲いている。」 「あ、ほんとだ。暖かいもんなあ。」 「どれ、ひとつ部屋に飾るか。」 「三日月のじーさんの部屋からなら見えるだろ。」 「それもそうだな。」 05/01 |
▼笠今:春休み 笠今:春休み 「春休みだ。」 「せやな。」 「この時間軸謎設定にも春休みはある。」 「メタは止めとき。」 「マリカーやろうぜ! 」 「ゲーム好きというわけでも無いのに無理すんなや。」 「コタツから出たくねえ。」 「もうあったかいから仕舞うつもりなんやけど。」 「万年コタツ。」 「今から仕舞うかー。」 「鬼か。」 「節分は先月やで。」 05/01 |
▼笠今:鯛 笠今:鯛 「鯛買ってきたでー。」 「鯛飯か? 刺身か? 煮付けか? 」 「まず落ち着き。ほれ。」 「でけえ! どうしたんだよこれ。」 「最近の若いのはさばけないのか、頼むのも億劫なのか、売れ残っててなあ。」 「値段じゃねえのか。」 「交渉って大事やで。」 「スーパーじゃなくて向こうの角の魚屋か。」 「今夜は鯛飯と刺身な。」 「任せろ。」 「笠松は座っとき。」 「何でだよ。」 「キミの包丁捌きは怖いって何度も言うとるやろ! 」 05/01 |
▼マツミナ:三色団子 マツミナ:三色団子 「ただいま、団子買ってきたよ。」 「おかえり。団子か、なら茶を淹れよう。」 「緑茶かな。ほらこれ、三色団子。」 「おお、珍しいものを買ってきたな。というより時期が来たのか、もうそんな時期になってきたのか。」 「時間の流れは早いね。」 「ところで一緒に出掛けてたゲンガーはどうしたんだ? 」 「お菓子屋さんでシャボン玉もらって遊んでるよ。」 「どうりで庭が賑やかな筈だぜ。」 05/01 |
▼マツミナ:沈丁花 マツミナ:沈丁花 「ん? 花の香りがするな。」 「そうだね。これは沈丁花かな。たしかそこの角の家が花に凝ってたから。」 「あんなところから香っているのか! 香りが強い花なんだな。」 「そうだね。ちょっと寄ってくかい? 」 「いいのか? 」 「買い出し終わったし、丁度お土産になりそうなお菓子も持ってるし、いいと思うよ。」 「そうか。なら行こう! 」 「決まりだね。あ、そういえばミナキ君も知ってるおばあちゃんが住んでるんだよ。ほら、よく煮物を持ってきてくれるおばあちゃん。」 「あの煮物の方か。それはぜひ挨拶しないな。」 「美味しいもんね。」 05/01 |
▼マツミナ:おひなさま マツミナ:おひなさま 「お、雛飾りか。」 「うん。近所のお家の方が取りに来るんだよ。」 「ん? どういうことだ?」 「そのお家にお雛様を保管しておくスペースが無くてね。うちの蔵を貸してるんだ。」 「で、持って行きやすい様に出してきたのか。なるほど。」 「そうそう。男手が少ないお家だからね。あ、ミナキ君手伝ってくれるかい? 」 「構わないぜ。」 「ありがとう。これ大きい飾りだから助かるよ。」 「そうなのか。あまり縁が無いのでよくわからないのだが、これは大きい雛飾りなのか。」 「うん。このお家では一部屋丸々雛飾りの部屋になるね。」 「そんなにか! 」 05/01 |