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鶴獅子: 年賀状

鶴獅子: 年賀状
「主が悲鳴を上げてたんだが。」
「あー、年賀状の季節か。」
「主が悲鳴を上げるのが年賀状なのか。驚きだ。」
「すっげえ淡々と言うんだな。」
「職場の人間のリスト見て発狂しててな。ちょっと、流石に関わりたくないぜ。」
「審神者ってそういうの重んじる人が多いらしいからなあ。なんかでざいん選びに毎年苦労してる。」
「印刷するってやつか、前に本を買ってたな。しかし、年賀状自体は悪くない行事だと思うんだがなあ。」
「俺も思う。」
「で、リスト見て発狂してた理由はなんだ?」
「そこ? いや、何か去年のものをそのまま使えないから毎年チェックしてんだよ。んで、そのリスト自体膨大になってるからそのチェックでいつもああなるみたいだけど。」
「審神者って案外入れ替わりが激しいのか。」
「なんか高齢の方とその血縁は要注意って言ってた。」
「よく分からんが大変そうだ。」
「うん。でも俺たちも他人事じゃないからな。」
「何でだ?」
「そのうち住所と名前を書くのを手伝わされる。」
「全て手書きか!!」
「でざいんは印刷なのになー。」

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じじしし:クリスマスツリー

じじしし:クリスマスツリー
「くりすます。」
「そう、クリスマスだってさ。」
「してこれはなんだ?」
「クリスマスツリーだってさ。」
「ふむ。きらびやかだなあ。」
「それで三日月のじーさんの仕事はこれな。」
「これは、星だな。」
「これをてっぺんに付けてほしいんだってさ。」
「ふむ?」
「何か三日月のじーさんがつけたら縁起が良さそうって。」
「そういうものなのか?」
「分かんないけど、主と短刀たちが盛り上がって、なんかそういう話に。」
「俺は星というか月なんだがなあ。」
「確かに。月にしちゃえばいいのにな。」
「よし。ならば主に言ってみよう。」
「そうだな! 主どこにいるかな。」
「台所に行ってみるか。」
「いいけど、なんで?」
「さっき燭台切にたんどりーちきんとやらを頼み込んでたからな。」
「たんどりーちきん?鳥?」
「よく分からん。」
「俺もそんなに詳しくないんだよなあ。でもま、行くか!」
「うむ。」

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笠今:鱈鍋

笠今:鱈鍋
「鱈(たら)買うてきたでー。」
「鍋ー!!」
「えらい勢い良く土鍋出してきたな。」
「この為の鍋だろ。」
「最近食い意地張ってきたなあ。」
「お前の釣ってくる魚は美味いからな。」
「これは釣ってへんけどな。」

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笠今:大掃除

笠今:大掃除
「大掃除するでー。」
「おー。」
「まず窓拭きな。次に台所。」
「共用のところ終わったら自室か。」
「せやで。笠松は楽譜の整理をええ加減せえよ。」
「お前こそ本の整理しろよ。」
「資源回収に出すつもりは?」
「ない。」
「よし、そろそろ引っ越しを考えよか。」

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マツミナ:年末

マツミナ:年末
「年末だよミナキくん。」
「じゃあ私はこれで。」
「逃げない逃げない。」
「エンジュの忘年会はもう二度と関わりたくないんだぜ!」
「まあまあまあ、僕の精神安定剤として隣にいて!」
「私は帰る!」
「どこに!あとエンジュの忘年会がみんな怖いわけじゃないから!」
「帰るところはあるからな?!あとマツバの周辺の忘年会はこわい。」
「おばちゃんたちの結婚しろ話つらい。」
「結婚すればいいじゃないか。」
「投げやり!!」
「だって私まで結婚の話がふられる!!」
「続きは今夜お酒飲みながらでも。」
「だから私は帰ると。」
「せめて年末を乗り切るエネルギーがほしい。」
「……酒ぐらいなら付き合うぜ。」
「じゃあそのまま正月まで居よう。」
「急にがめつい。」

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マツミナ:師走

マツミナ:師走
「12月か。もう今年も終わるな。」
「そうだね。師も走る時期だ。」
「マツバの師って誰なんだ?」
「捏造だと祖父だね。」
「メタいぞ。」
「ミナキくんは?」
「私はそうだな。捏造だと祖父だな。」
「同レベルじゃないか。」

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マツミナ:クリスマス

マツミナ:クリスマス
「メリークリスマス!!」
「気が早いよミナキくん。」
「次いつマツバに会えるかわからないからな。」
「電話でもいいんじゃないかな。」
「んんん……まあ……。」
「濁さない。」
「いやー。」
「連絡するね。」
「すみませんでした。」
「努力ぐらいしようか。」
「すみませんでした。」

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