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参考記事]
[簡易SS]鹿と羊と夢魔〜野宿(1)〜
〔太陽は誰の上にも輝く・本文〕
3rd.Jun.2017
夜。
町から遠く離れて探索に来たセルヴァたちのパーティ。
今夜は野宿だ。
町から持ってきた少々の食料と現地調達した果物などで夕食を済ませ、
雨が降ってきてもしのげそうな大きく枝が張り出した木の下に
魔物や野生生物の侵入を防ぐ魔方陣を設置して、寝る準備をする一行。
彼らの今の所持金ではテントは買えない。
ある程度の広さがある魔方陣の中で草の上に簡素な寝袋を広げ、めいめいに寝転がる。
セルヴァ「さて。寝るか…」
リノ「……」つんつん
セルヴァ「? どうかしたか?」
リノ「一人じゃ眠れない……」
セルヴァ「(子供か! お前は何歳だ)」
※リノはまだ10代
セルヴァ「ひとりで――(一人で寝られるだろう、幼児じゃあるまいし)」
リノ「……(・ω・`)」
セルヴァ「(うっ……!)」
セルヴァ「……ここで寝ればいいんじゃないか?」
リノ「いいの?」キラキラ
セルヴァ「ああ」
セルヴァ「(そんな顔をされたら無下に拒むこともできん)」
リノ「♪」にこにこ
セルヴァの隣に寝袋を広げるリノ
嬉しそうだ
セルヴァ「(まったく、シープリングというやつは……)」
※リノの種族であるシープリングは、寂しがりでいつも誰かと一緒にいたがる傾向がある
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