トンボ モノグラフシャーペンの新型、0.3mmと0.5mm、前者を買いました。
同シリーズ最高価格で2023年10月発売、日本製。
消しゴムφ3.6mmで
モノグラフライトと共用、基本構造も同じようです。
替えゴムER-MGLノック負荷約650g。付属芯2本、芯繰出し量約0.6mm、残芯14.5mm。真鍮チャック。
ペン軸は合成樹脂、グリップと口金が削り出し加工による一個の金属部品。
ぺんてるスマッシュのように剛性が良好です。
ただグリップが「ソフトフィール塗装」によるゴムグリップなんです。耐加水分解性があり、べたつきにくいとのことですが、やっぱりゴムの感触。
スリーヴが従来品よりちょっと短くなったにもかかわらず芯先を見やすい。
左から本品
モノグラフゼロ(製造中止)モノグラフライトモノグラフグリップつきモノグラフモノグラフワン(製造中止)を右端に追加。
重心位置がモノグラフゼロと同じながら、持ったときの感触が違って、かなり前重心に感じます。
モノグラフシリーズの特長は実用的な繰出し式消しゴムを装備していることで、本品はノックボタン内にφ3.6mm消しゴムを仕込んでいます。消字力も良好〜優良。
文字を消すには少し細く、ボタンが左右に少々ぐらつくものの、良好な消字力がそれを補います。
今回のファインには、シャーペンを上下反転させるとノックボタンがロックされ、消している間の誤ノックを防ぐ特長が加えられました。
ペン軸内部で揺れる部品があって音を出すのですが、動いているのはノックボタンロック部品で、フレノック(フレフレ)式ではありません。
本品のノックボタンはばね付き。
回転繰出し機構はゼロやライトより回しやすくなりました。
また消しゴム実効長が1mmちょっと増えました。
◆替えゴムER-MGL、3本入り、非塩ビφ3.6mm×30、中国製。
モノグラフファイン・ライト共用。包装表記もちょっと変更。
細くて非塩ビにもかかわらず
レーダーノックのように軟らかく、消しゴムを出したままノックボタンを押しても痛くありません。
芯:ステッドラー マルスマイクログラフ0.3 H 250 03
紙:エトランジェディコスタリカBASIS-25-03
意外にも.3 / Hも消せます。一般に軟らかい消しゴムは硬芯が苦手なのですが、これは製図にもいいかもしれません。
モノグラフライトの高級版のような、
モノグラフゼロ2023年製造中止の後継品のような製品。
誤ノックを防ぐノックボタンロック機構は、シャーペンを反転させてノックするひとには適さないため、その種の人々には従来のモノグラフシリーズを薦めます。
競合品は
ゼブラ デルガードERを始め、前回の
サンスター シャーム、
ぺんてるタフ、
ファーバーカステル グリッププラス、
コクヨ鉛筆シャープTypeMx等々ありますが、.3mm芯径があるのがトンボ モノグラフシリーズの強みです。