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サンスター文具 シャープ&イレイサー シャームS44821**
2024/01/12 12:00



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 今回のシャームは二色ボールペンのように、.5mmシャーペンノック式2.3mm消しゴムを切り替える製品。
尾部にもφ6.8mm消しゴムがあります。
2022年6月中旬発売、日本製。替えゴムS4218680

ペン軸を0.5側へ約157°回すとシャーペン、
eへ約157°回すと消しゴムが出ます。
シャーペンもしくは消しゴムを出したまま上軸(後軸)を押すとノックできます。
引っ込んでいるときはノックできません。
双方ともノック負荷約1,000g。
グリップの滑り止めがゴムでないのがいい。

 ペン軸をちょっと回すと、内蔵されたばねによりシャーペン/消しゴムが自動で引っ込みます。

回転角が大きく約315°、ペン先を切り替える移動量が多いのが難点。
実際使ってみたら予想ほど悪くありませんでしたが、それでも移動量は少ないほうがよい。
ペン軸中央付近に縦溝を設けて、ペン軸を回転(回旋)させやすくしたい。

 多芯式の宿命として、シャーペン先端部が少し斜めに出てきます。
隠れた長所はここのガタつきがほぼ無く、どの方向で書いてもブレないこと。これは他製品にはなかなかない。
ポケットクリップが手に干渉しにくければもっとよかった。

●シャープペンシル

残芯7〜8mm。
芯補充はグリップ部(前軸)を外して行います。ペン先側からみて反時計回りにグリップ部を回して外し、シャーペン機構部を引き抜き、替芯を透明パイプに前方から補充します。

0.5) 本品シャーペン
0.3i) ぺんてるアイプラス用シャーペン
0.3c) パイロット ハイテックCコレト用シャーペン
e) 本品消しゴム
ec) パイロット ハイテックCコレト用消しゴム

パイロット ハイテックCコレトやぺんてるアイプラスのシャーペン機構部と交換でき、.3mm化できます。
ただし.3化してから.5へ戻すと、ガタつきが生じることがあります。

●消しゴムユニット
機構部はハイテックCコレト用消しゴムユニットLHKRF28Eと同一。
シャーペンと同じ金属製チャックが内部にあり、消しゴムに取りつけられた串棒を掴んで繰り出します。

 消しゴム交換も同じく、ノックしたまま前方から挿し込む前装式。串棒はコレトと同径φ0.5で互換。トンボ モノゼロとは互換しません。

◆替えゴムS4218680、韓国製、2本入り、非塩ビ、エラストマφ2.3mm (公称2.0mm) ×38.5

消しゴム生地もコレトと同一に感じます。消字力も同、太芯より細芯、軟芯より硬芯向け。
 消しゴム径2.0mmだと言うんですが実測2.3mmでした。なのでパイロット コレト用消しゴムと替えゴムを共用できます。
いっぽうサンスター文具 ピンポイント消ゴム S42044 φ2.0mmとは互換しません。

 この消しゴムユニット、JIS油性B型ボールペン替芯に近い長さ(ボールペン替芯のほうが約2mm長い)。
消しゴムをボールペン替芯へ変えてシャーペン/ボールペンにできます。
その逆、他のシャーペン/ボールペンをシャーペン/ノック式消しゴムにもできます。
以前に行ったノック式消しゴムを組み込む改造。→ゼブラ プレフィール第二回

 尾部消しゴムは消し心地が無印良品コンパクトスティック消しゴムに似ています。
替えゴムの有無が不明ですが、無印良品コンパクトスティック消しゴム、コクヨ鉛筆シャープTypeMxぺんてるタフ用替えゴムを短く切れば代用できます。トンボ モノワン用φ6.7ではちょっとゆるいかもしれません。



 シャープペンシルに消しゴムを加えた製品は多々あれど、多色ボールペンのようにペン先を切り替えてシャーペンと消しゴムを出し入れする仕組みは少数です。
携帯しやすいノック式消しゴムが減った現在、本品はその代わりを務められるでしょう。

ただ、細い消しゴムでは消せる面積が限られるため、書写や野外でのメモに薦められます。
尾部消しゴムφ6.8のほうが消しやすい場面もありますが、キャップの居場所が問題になるため、野外では細くてもキャップが無いほうが重宝します。

 競合品は多々あり、ぺんてるタフファーバーカステル グリッププラストンボ モノグラフゼブラ デルガードERコクヨ鉛筆シャープTypeMx等々があります。
本品はそれらより取扱店が少なく入手しづらいのですが、シャーペンを野外で多用するなら買って損はないでしょう。

個人的な好みを言えば0.7mmシャーペンならもっとよかった。




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