夏影
夏影
2016年夏・特攻の拓「夏」夢小説。
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どうかあともう少しだけ、夏よわたしから逃げないで 龍也
儚くも、潰えることこそ潔し 秋生
グラスの汗と氷の奏 龍也
夏草を踏み歩き夢の跡に思いを馳せて 夏生
蝉が落ちるとき 真嶋兄弟
記憶の向こうに風鈴の声 （そのとき風は凪いだのに） 緋咲
夏が白煙を引き連れて キヨシ
畦道で、車輪を転がす手が止まる 八尋
つま先で遊ぶ水の音 ジュンジ
祭囃子は遠ざかり、 八尋
ひと夏の命を声の限りに 龍也
追憶、まだそう言うには早いけど 真嶋兄弟
通り雨が呼ぶ夕涼み 須王
君と流星群を探しに 緋咲
祈るように灯した線香花火 秀人
石畳、蛍火が照らす君の袖 夏生
夜空に咲いた色彩の花 見上げる君の横顔に、つい、 龍也
title thanks! h a z y
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