[簡易SS・レッカとシェナ]風を切って駆ける (EX・1)
19th.Feb.2017
本編の途中ですがちょっと回想を挟みます。
細部が粗くて気になるけどひとまず投下。
この回想は1回か2回で完了予定。
*
幼いシェナと教育係(じい)の会話
「じい。わたし、ティリー城に行ったときにサンディルの人たちのショウゾウガを見たよ」
「おやおや。姫様はあのときまだ三歳でしたが……覚えておいでですか」
「うん」
頷くシェナ
「サンディルの人たちは、ショウゾウガで動物や鳥といっしょにかいてあった」
「ああ。あれは神獣というものですよ」
「シンジュウ?」
「さよう。神獣は大きな力を持った生き物で、
サンディルの王家であるフリーマ家の人にだけその力を貸しているのです」