Tin ice in the sun

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東京モダンアパート(rank)
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変な家

日本語字幕つきの上映で。普段から字幕ONで生活しているのでそれはまあよかったけども、内容としては「うん……」といったところが多かった。 あの書籍の実写化は難しいとは思ったけれども。 佐藤二朗がちょっと本家雨穴によせた喋り方なのは面白かったし、へんに恋愛要素盛り込まないで(明確にさせないで)エンディング迎えたのはよかった。 いくらDMもらったからって、女性を男一人の家に呼び込むのはどうかと思った。それはなんか……倫理観的に、ちがう……。 間宮祥太朗と佐藤二朗のふたりでTRICKの山田上田みたいにワーキャーしながら事件解決しててほしい。

  • 8th.Apr
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オッペンハイマー

みたぞみたぞー。 言語化するのが難しい作品だった。あくまでも史実からのフィクションであることを前提として、舞台の物語だと思ったしちょっと寺山修司の作風を思い出した。嘘もホントも分からなくても舞台の上に立ち続けた人間だった。 オッペンハイマーの周りの人間たちの敵なんだか味方なんだか分かんないような描き方もよかった。 法廷劇という意味では、アマデウスや市民ケーンのようなイメージ。あと人間関係が完全にバイスのそれ。 原爆の話に関してはこういう人間きらいだなー、わたし!! で終わりました。描くことがいいとか悪いとかではなくて、ただフィクションとして見るには嫌いだなという感じでした。 ラミ・マレックがとてもよかったです!

  • 4th.Apr
  • Movie

Piggy

傑作ジュブナイルホラーだった。ホラー? ゴア? サスペンス? ここら辺の分類よく分かんないんだけど、殺人鬼系の映画。 しかも、その中身の描き方はかなり強烈で、ティーンの持つ自己肯定感というものに真っ向から向かった映画だった。 主人公はその見た目から同性からいじめられていて、異性からも明らか馬鹿にされている。話が進むと親からも抑圧されていることがわかっていて、ストレスフルな社会にさらされている子ども。 そんな彼女と出会うのが、いじめっ子たちを誘拐した男という。 男が主人公を特別扱いすることにより、好意を抱いてしまうのだが分かりやすく「懐柔」したいのだろうなという描きかたでしんどくなってしまった。ホストとかにハマる前でよかったっすね……… の気持ち。お金で人の優しさは買えるから。 最後の決断まで本当によくできた作品だった。中だるみはちょっとある。

  • 31st.Mar
  • Movie

哀れなるものたち

原作小説の要素からフェミニズムっぽい要素はあると思ったが、ぶっちゃけ夜職お姉さんたちのTwitterなどを見ているとああいう生活だよなって思うので それを結果的に「フェミニズムの作品だ!!」と言うのはなんだかなあと思う。 まあここら辺の悪口は追記で。 人の感想に対してはそういうモヤモヤがあれど、映画自体は面白かった。ただ性行為多すぎてみてて疲れた。ジョークとしての演出もたくさんあったが、過剰な舞台演劇のような描かれ方にいま何見てるんだっけ……? と思うことも。 ランティモスらしくない演出もあったが(そしてなにかの映画のオマージュもあるのだろうなと思うのだがいかんせん思いつかなかった。)最後にいつものランティモスになっていた。動物たちと戯れていてほしい。 原作小説読み直したくなるなー。 セックスコメディものという理解はあるんだけど、原作の方が面白かったよ。

  • 19th.Mar
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シック・オブ・マイセルフ

承認欲求の行き着く先という意味ではある意味人間の究極の形なのだが それ以上に画面の作り方が自分と合わなかったので全くのれなかった。 そもそもネット上での承認欲求と、現実での承認欲求はまた違うような気がしているので(フォロワーがほしい! の概念と、自分が主役じゃないと嫌だ! は違う気がする。)現実においては主役じゃなくていいですマジで…… と引いている人間にとっては分かんないなぁという感じ。 ストーリーとしてはかなり好きな部類だった気がするけど、画面のライティングとかが……。好みとあわなくて……。 オチまでずーーっと主人公が自分の悪心に気づいておらず、ジョジョで言うところの「お前は自分が悪だと気づいていないー」のセリフを思い出した。最後まで自己憐憫たっぷりなのは芯が通っててよかった!

  • 4th.Mar
  • Movie

CLOSE/クロース

ストーリーは理解できるものだとしても、納得できるかどうかが別なんだなあと思った。罪であるという描き方と同時に、その罪の意識を持つのは子どもたちでしかも同性になるんだなあ、という 何やらもにゃもにゃしたものが。 ふたりがくっつていることに対して、恋人なの? と聞くのは異性だろうと同性だろうと起きがちであり、どんな性別であれ「それを聞くのはちょっと……」となると思うのだが。同性であることでより悲劇性を増している感じがあり。それがちょっと厄介かもと思った。 「同性コミュニティによる悲劇性」は時として、異性コミュニティよりも格上のように描かれがちで、異性コミュニティだって同様に悲劇性を含むんだよなという思いがあり。 この作品はそういった流れではないとしんじているが、そういう受け取られ方をしている気がする〜〜〜!! になった。 子どもには十分なケアが必要。傷ついた人間にはケアが必要。それはいつの時代も変わらない。

  • 4th.Mar
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2023年映画ベスト

いつも通りまとめました。書かなかったけど、アフターサンやダンジョンズ&ドラゴンズ、マネーボーイズ、別れる決心、AIRとかもよかったです。窓ぎわのトットちゃん、ゲゲゲの謎も面白かったけど絶賛されるほどは合わなかったな。ノリが違う。 1位 トリとロキタ 2位 リバー、流れないでよ 2位 ペルシャンレッスン 戦場の教室 4位 帰れない山 5位 雄獅少年/ライオン少年 6位 君たちはどう生きるか 7位 ほつれる 8位 コンパートメントno.6 9位 グランツーリスモ 10位 #マンホール ドキュメンタリーだとぼくらの哲学教室 ホラーはオクス駅お化け、ミーガン あたりがよかったです。 今年のサメ映画枠はMEG2です。よかったね、あのステイサム。 今年見た旧作映画でよかったのはこちらです 『儀式』(1971) 『不夜城』(1998) 『まともな男』(2015) 『ぼくを探しに』(2013) 『女はみんな生きている』(2001)

  • 30th.Dec
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65 シックスティ・ファイブ

6500万年前の地球から逃げられるかどうかのお話。 近未来的な世界で生きているアダム・ドライバーがいつものようになーんか悲惨って感じの顔をしている! と思ってみたけどマジの恐竜たちとの戦いだったとは。 ジュラシックパークシリーズとの差別化をはかったのか、今ある最新の研究による恐竜の姿なのか分からないが あんまり恐竜ものの恐怖とかを感じなかった。 で、調べたらサム・ライミが制作なんですね。絶妙にやりたいことをやってのける天才かなにかか??? サム・ライミの趣味の恐竜かよっていう気持ちになったけど監督のヘキかもしれない。 でっかくて強いアダム・ドライバーとちっちゃくてコミュニケーションのとれない女の子のコンビが家族になる物語が主題であって恐竜は添え物なんですよ。 まあ、アダム・ドライバー自身「家族になる物語だから演じることにした」と言ってるのでやっぱりあれはファミリー映画。でも恐竜要素もっとくれ。 好きかどうかで言われたら好きではない。

  • 27th.Dec
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ヴィーガンズ・ハム

実写映画デッドプールからヒーロー要素をぬいたグロ系コメディ映画だった……。露悪趣味がすごい。ジョークのやり方がフランス映画。 露悪趣味かつ自己本位的主人公たちのやらかしを見続けるのが辛い人には向かない。わたしは好みではなかった。 なんていうか なんていうかね、合わないんだよ!! ああいうの!! 自己本位がすぎるヤツ嫌いなんだわ!!!!! 因果応報映画だけどさ。 「なんでこんなやつと友達なの!?」から始まり「どうしてそうなるの!?」の連続だった。まあ人を沢山殺す映画は面白いものね。 あと犬は……犬は可愛いね……(いろいろあるけど可愛いね……。)

  • 27th.Dec
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バービー

フェミニズムの意図を感じられる一方で、フィクションじみた世界(バービーランド)をベースにしていてもここまでしかできないのね、があった。 ライアン・ゴズリングのマチズモに染まっていく演技は面白かったし、マーゴット・ロビー演じるバービーの実写化のお似合い感と現実に来て存在意義の否定された感じだとか、彼女の何にも考えてないと言われたかのような馬鹿にされたような女の演技はとてもよかった。(もっとも、そういった演出にばかり当たっている気がするのでホントに彼女にはいろんなキャラクターを演じてほしいなあと思う。) ただバービーランドというオモチャと人間のお話、女性と男性のお話というかなり大きなテーマをふたつとも混ぜたストーリーになってしまったのでオモチャで遊んでこなかった幼少期の人間としては全くささらず(これはトイ・ストーリーもささらないタイプ)散らかった印象になったなあと思う。 ラストのあのセリフに賛否両論あるだろうなと思ったが、人間のように生きたいと願ったキャラがそこに着地するのはまあそういうこともあるかなあという気持ち。 Aスペクトラムのキャラクターとしてバービーを見たい気持ちもあったけれど、自分の理想の押しつけはしたくないなと思った。 追記で男女逆転映画の話

  • 20th.Dec
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